D&D初心者にも出来るバーバリアンのロールプレイ方法|激怒で強くなるクラス

D&Dではベーシックルールには記載のないクラスがいくつかあり、バーバリアンもその一つです。筋力ばかりで暴れ回りあまり理知的なイメージがないかもしれませんが、
初心者でも十分に楽しめるシンプルなクラスです。そこで初心者にもできるバーバリアンのロールプレイ方法を解説します。

バーバリアンとは

D&Dのバーバリアンとは文明とは離れた環境で生活するのを好み、自分の本能である獣の部分を受け入れています。未開の地で暮らすバーバリアンは常に危険と隣り合わせであり、その危険を恐れない強い心と体を持っています。獰猛な本能はバーバリアンに激怒を通じて常人を超える力と強靭さを与えることができ、立ち塞がる脅威に立ち向かうことができます。

バーバリアンをおすすめする理由

バーバリアンはローグやバードと違い普段できることがあまりありません。特徴的にはファイターよりも戦闘、特に攻撃に特化しているので迷うことなく行動することができます。サブクラスによっては仲間を守ったり、より攻撃特性を上げたりできます。

バーバリアンは怒ればいい

激怒
なんといってもバーバリアンの1番の特徴は「激怒」でしょう。原始の獰猛さを解放し怒りに身を任せることで内なる力が溢れてきます。レベルが上がることで激怒の効果も多くなり、終いにはずっと怒りっぱなしになることもできます。

激怒

一番使う特徴は「激怒」であり、ボーナスアクションとして使用することができ1分間(10ラウンド)怒り続けることができます。使用するには重装鎧を身に付けていないことが条件ですが、「激怒」することで与えるダメージがアップするだけでなく、「殴打」「斬撃」「刺突」への抵抗をえるので実質的には防御力も向上します。

  • 筋力判定と筋力セービングスローに「有利」を得る
  • 筋力を使う武器による近接攻撃のダメージロールにボーナスを得る
  • 「殴打」「斬撃」「刺突」ダメージに抵抗をえる

またサブクラスの特徴の多くは激怒中のものが多いので、激怒を維持させる必要があります。なお、激怒中は呪文の発動が可能であっても、精神集中を維持することはできません。

「激怒」は1分間持続しますが、気絶状態になるか、ボーナスアクションを使い自分で終了するか、前のターン終了時からダメージを受けることもなく敵を攻撃することもなくターンを終了しても「激怒」は終了します。戦闘状態を維持できないと激怒は切れるので注意しましょう。

本能の急襲/Insrinctive Pounce(オプションルール)

ターシャの万能釜で追加されたオプションルールで、7レベルになると「激怒」に入るボーナスアクションの一部として、移動速度の半分を上げることができます。

この特徴はオプションルールのため適用するかはDMが決定します。

倒れずの激怒

11レベルにあがると「激怒」中に負った深傷にかかわらず戦い続けることができます。「激怒」中に即死ではない形でヒットポイントが0になった場合に難易度10のセービングスローに成功することでヒットポイントが0から1になります。

終わらぬの激怒

さらに15レベルに上がると「激怒」が激しくなり、最高継続時間である1分間(10ラウンド)を超えても継続させることができます。これは自分で解除するか気絶をしない限り終了しないため、周囲からはずっと怒っているように見えます。

ヒットポイントは全クラスで最大

バーバリアンは文明と離れて厳しい自然と戦う生活を長年送ってきてことで全クラスの中で最高のヒットダイスを誇ります。そのためレベルが上がるとヒットポイントも高く上昇しやすくなっています。

ヒットポイントは【1d12+耐久力修正値】。
バーバリアンレベルが上がる毎に【1d12+耐久力修正値】追加。ロールせず固定の場合は【7+耐久力修正値】。

まっ裸でも強い鎧わぬ守り

バーバリアンは「鎧(よろ)わぬ守り」という鎧を全く装備していない時に「敏捷力」と「耐久力」の修正値の合計が素のACに加算されます。そのため能力値次第では下手に鎧を身につけるよりは裸の方がACが高いということもあり得ます。

鎧を装着しない場合のACは 【10 + 敏捷力修正値 + 耐久力修正値】。この状態でも盾の使用(AC+2)はできる。ただし、能力値次第では鎧を着た方が良い。

なんだかんだで攻撃力が高い

バーバリアンはその筋力をフル活用して敵に大ダメージを与えることができます。主にグレートアックスなど基本ダメージが高い武器をよく使いますが、命中しないことにはダメージを与えることができません。そのため防御を捨てて命中に特化する「捨て身の攻撃」やクリティカルヒットでより多くのダメージを与える特徴を得ることができます。

捨て身の攻撃

2レベル以降防御を捨てることで攻撃に専念することが攻撃を命中しやすくすることができます。「捨て身の攻撃」を宣言するとそのターンから次のターンの開始まで自分に対する攻撃に「有利」が付きますが、自分の筋力を使った近接攻撃にも「有利」が付きます。

荒々しきクリティカル

通常クリティカル・ヒットだった場合は武器のダメージダイスが1つ追加されますが、「荒々しきクリティカル」の特徴ではレベルが上がっていくとさらにダメージ・ダイスを追加してより多くのダメージを与えることができるようになります。

レベルクリティカルヒット時に追加されるダメージダイスの個数
レベル9~+1個
レベル13~+2個
レベル17~+3個

原始の知識/Primal Knowledgr(オプションルール)

ターシャの万能釜で追加されたオプションルールで、3レベルになった時にバーバリアン1レベルで獲得できる技能1つに習熟を得ることができます。また10レベルになった時も同様に技能を1つ選択できます。

この特徴はオプションルールのため適用するかはDMが決定します。

「大力無双」で筋力を活用する

18レベルになると筋力判定の結果が筋力の値より小さいを気は筋力値を使用できる。

直感が凄い

直感が凄い
バーバリアンはレベルが上がると本能が研ぎ澄まされ感覚が鋭くなります。その結果「危機感知」ができるようになったり、「野生の直感」を感じ取ることができるようになり、それぞれに「有利」を得ることができます。

危機感知

危機感知の特徴は近くのものの異変を感じ取ることができ、その異変から起きる危機から身をかわすことができます。この異変とは「罠」や「呪文」など目に見える効果にたいしてのみ有効で、これらに対する「敏捷力」セービングスローに「有利」を得ることができます。

野生の直感

レベルが上がることで本能が研ぎ澄まされ、状態異常の影響がなければ戦闘前にいくつかの効果を得ることができます。

  • 盲目・聴覚障害・無力化状態でなければイニシアチブ・ロールに「有利」を得る
  • 無力化状態でなければ「激怒」状態になることを条件に「不意打ち」を無効化にできる

「原始の王者」で常人を超えた力と強靭さを手に入れる

D&Dの世界ではプレイヤーキャラクターの能力値の成長限界は20なのですが、バーバリアンに限ってはレベル20になることで「原始の王者」という特徴を獲得します。この特徴は「筋力」と「耐久力」が4上昇し、成長限界を超えて24まで成長することができます。

やることが明快

バーバリアンは目の前の敵を打ち倒す純粋なアタッカーとしての役割が一番合います。バーバリアンの特徴のほとんどは相手に与えるダメージが増加するものであり、ファイターの「護衛」や呪文が使えるクラスの回復・補助のようなものはありません。純粋に攻撃をして速やかに敵を打ち倒すことがパーティーを守る一因にもなります。攻撃に集中することができるので、初心者でもロールプレイがしやすくなります。

バーバリアンが進む原始の道

原始の道
文明と距離を置き自然とともに生活するバーバリアンですが、「狂戦士への道」か「トーテム戦士への道」を選ぶ必要があります。これはバーバリアンが持つ激怒の源は何なのか、に直結します。

サブクラス/原始の道ルールブック説明
狂戦士の道PHB己の無事を顧みず制御されざる血塗られた道。激怒から狂乱に入ることができ、攻撃の手数が増える。
トーテム戦士の道PHB、SCAG動物の精霊(PHB3種、SCAG2種)に導かれる精神の旅を突き進む道。トーテム精霊の力を激怒に反映させる。
嵐の先触れの道XGE怒りで大自然の力を呼び起こし嵐を解き放つ道。激怒で発生する嵐のオーラは周囲を巻き込む。
信仰の熱狂者の道XGE神格の扇動で猛々しい狂乱へ突き進む道。信仰の力を激怒に変えて激しい戦いを生き抜く。
祖霊戦士の道XGE祖先を敬い、絆を深めながら部族や仲間を守り抜く道。激怒で精霊界と繋がり守護祖霊に助けを請うことで仲間を守る。
バトルレイジャーの道SCAGソードコーストではドワーフだけが辿れる、戦いの神に従って怒りに身を任せて戦う道。激怒に任せて棘鎧を武器に戦うことができる。
荒ぶる魔法の道TCE超自然的な魔力の影響を受けたバーバリアンが歩む道。激怒で内包する魔力のうねりを放出させることができる。
獣の道TCE魂の中で燃え上がる獣の火花から怒りを爆発させ獣の力を引き出す道。
巨人の道UA古の巨人と部族の精霊の力を引き出す道。超大型化でき、投擲攻撃の能力が上昇する。

バーバリアンに求める能力値

バーバリアンの高い攻撃力は筋力を使う武器で最大限に発揮することができます。そのため「筋力」は必須の能力と言えるでしょう。次に前線で戦うことから「耐久力」が良いでしょう。

バーバリアンに求める能力値は ①筋力 ②耐久力

おすすめのロールプレイ方法

ここまでくればバーバリアンがどのようなクラスかはわかったと思います。そこでロールプレイ方法も掴めてきたと思います。

戦闘時のロールプレイ

バーバリアンの戦闘の基本は速やかに相手を打ち倒すことです。重装鎧はバーバリアンのメリットを打ち消すた身につけることはおすすめしませんが、裸でも「敏捷力」と「耐久力」の能力修正値がアーマークラスに加算されるため、十分に前線で活躍することができます。またヒットポイントは全クラス最高であるため多少打たれても平気で動くことができます。そして、アクション、ボーナスアクション、リアクションをフルに活用して目の前の敵を倒していきます。

  1. ポジショニング ・・・ 最前線に立ち、敵と守るべき対象(NPCやヒットポイントの少ない仲間)との間に入る。
  2. アクション ・・・ 基本は目の前の敵を狙う。移動を織り交ぜポジショニングを維持しながら攻撃ロールする。
  3. ボーナスアクション ・・・ 「激怒」を使い、攻撃力を上げる。サブクラスの特徴を使いこなす。
  4. リアクション ・・・ 敵の移動などで機会攻撃が発生したら即座に攻撃する。高レベル狂戦士であればリアクションで攻撃する。

基本的にはこの繰り返しです。DMが戦略的であればあるほどポジショニングが意味を成します。防御系の特徴を持たないため、ただ後衛が攻撃されにくい場所に立つというだけでもチームに貢献します。また回数制限のあるボーナスアクション「激怒」の使い方も重要です。初心者なら多くは求められないかもしれませんが、考えて動く癖をつけるためにも、どこで戦うのが一番ベストかを考えてみましょう。

非戦闘時のロールプレイ

非戦闘時は腕っぷしの強さを買われたてシナリオが動くこともあります。文明を美徳と思わないことを理由に厄介ごとも降りかかりやすいでしょう。なおイメージ的には筋骨隆々で文明との関わりがあまりないため言葉もカタコト・・・のようなものがありますが、普通に会話できるのでロールプレイも心配しなくて大丈夫です。

バーバリアンのキャラクターを作成するには

バーバリアンはベーシックルールやスターターセットには掲載がないクラスです。そのため初心者向きではないと思われがちですが、実はとても初心者向きのクラスです。バーバリアンを作成し遊ぶにはプレイヤーズハンドブック(PHB)に掲載されています。

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まとめ

いかがでしたでしょうか?バーバリアンは実際のところファイターより取れる行動が少なくとてもシンプルです。ガチガチの鎧を着ずとも筋力で相手を薙ぎ倒すのは爽快です。昨今のファンタジーものでは田舎育ちのキャラクターで主人公格ではないような扱いが多いですが、かつてアーノルド・シュワルツェネガーが主演した「コナン・ザ・グレート」のコナンはバーバリアンでした。シンプルで逞しいヒーローを演じるのであればバーバリアンは最適です。ぜひとも怒りに身を委ねてロールプレイをしてみましょう。
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