獣の道とは|内面に潜む獣性を解き放ち、身体の一部を獣に変身させるD&D5版の原始の道

ダンジョンズ&ドラゴンズには先祖からの受け継いだ魂や呪い、妖精の贈り物などで獣性を持つバーバリアンが通る獣の道が存在します。このバーバリアンはどのように怒りを解き放ち戦うのか、わかりやすいようにバーバリアンの原始の道である獣の道について解説します。

獣の道とは

バーバリアン
ターシャの万物釜で追加された「獣の道(Path of the Beast)」とは何かしらの獣の要素が入っていて突き進むことができるバーバリアンのサブクラスです。この原始の道のバーバリアンは魂の中で燃えている獣性の火花から激しい怒りを引き出しています。獣性は激怒で爆発し、バーバリアンの肉体を変形させます。このようなバーバリアンは原始の魂が引き継がれたり、シェイプシフターの子孫だったりします。どのようにして獣の道を歩むようになったのかの獣の起源はd4をロールする、または自分で決定することができます。

d4獣の起源
1親の1人がライカンスロープでその呪いを受け継いでいる。
2高位のドルイドの子孫で部分的に返信能力を受け継いでいる。
3フェイが異なる獣性の側面を身につける能力を与えた。
4古代の獣の魂が宿り、この道を歩むことを認めた。

獣の道の特徴

獣の道は獣の起源の影響により激怒時に体の一部が変化し、牙や爪、尻尾などの天然の身体武器を獲得します。その肉体武器による攻撃のほか、味方まで獣の獰猛性を拡張する代わりに回復力を分けてもらったりもします。

獣の道の特徴レベル効果
獣の姿*(Form of the Beast)3激怒に入った時に変身して牙・爪・尾のどれかの肉体武器*(Natural Weapon)を獲得する。
獣の魂*(Beast Soul)6小休憩又は大休憩後に獣の持つ身体能力を得る。
感染する憤怒*(Infectious Fury)10激怒中に肉体武器がヒットした時に急激な呪いを与えることができる。目標は判断力セーヴに失敗するとリアクションで他の目標を攻撃させられるか2d12の精神ダメージを受ける。
狩りの招集*(Call the Hunt)14激怒に入る時に30フィート以内の目に見える耐久力修正値と同じ人数×5の一時的hpを増やすことができる。激怒が終わるまで、選ばれた対象は自分のターンの攻撃ロールが命中した時にダメージロールに1d6の追加ダメージを得る。

*は未訳のため正確な日本語の名称ではありません。

ここがスゴイ!獣の道

獣の道
獣の道はいわゆる獣化の形態を取り、肉体武器*(Natural Weapon)を使います。獣化の種類より効果は変わり、バーバリアンとしての戦い方に獣の戦い方が加わります。レベルが上がると肉体武器を使うことで追加の効果を引き起こすこともできるので手持ちの武器を使わなくなっていき、野生味が増します。

「獣の姿*(Form of the Beast)」に変化する

レベル3になると獣の道のバーバリアンは激怒に入る時に自分の中にある獣の力が現れ変身することができます。激怒が終わるまで、牙や爪などの肉体武器が現れます。この武器は単純近接武器であり、通常攻撃において攻撃ロールとダメージロールに筋力修正値を追加されます。また激怒のたびに武器の形態を選ぶことができます。

肉体武器
噛みつき*(Bite)口が獣の鼻口部または巨大な下顎に変化する。噛みつきは1d8の刺突ダメージを与える。噛みつきでダメージを与え時に自分のhpが半分以下であれば、自分のターンで一度だけ習熟ボーナスと同じ分だけhpを回復することができる。
爪*(Claws)両手が爪に変化し、何も持っていなければ爪を武器として使うことができる。この武器は1d6の切断ダメージを与える。攻撃アクションで爪を使った時に自分のターンで一度だけ同じアクションの一部として一度だけ追加の爪攻撃ができる。
尾*(Tail)間合い特性を持ち、ヒット時に1d8の刺突ダメージを与えることが棘のある尻尾に紐を成長させることができる。10フィート以内の見ることができる敵の攻撃ロールでヒットした時、リアクションを用いて尻尾で攻撃を払い除けることができ、1d8の値をACに加算することができる。その結果その攻撃がミスする可能性がある。

攻撃中心なら爪、傷つき回復させたい時は噛みつき、防御能力も持ちたいなら尻尾を選ぶと良いでしょう。呪文の「オルター・セルフ」による肉体武器のようなものです。

「獣の魂*(Beast Soul)」で身体能力を得る

レベル6になると「獣の魂*(Beast Soul)」に内側の野生の力が増加し、「獣の姿*(Form of the Beast)」による肉体武器の攻撃は非魔法の攻撃とダメージに対する完全耐性や抵抗持つ際は魔法的なものと見なされます。また周囲に適応するために姿を変えることができます。小休憩か大休憩が終了した時、次の小休憩や大休憩まで持続する以下の恩恵1つを受けることができます。

  • 歩行移動速度に等しい水泳移動速度を得る。また水中でも呼吸ができる。
  • 歩行移動速度に等しい登攀移動速度を得て、能力値判定なしで天井で逆さまになることを含めて移動困難な表面を登ることができる。
  • 跳躍した時、筋力「運動」技能判定をすることができ、判定値の合計に等しいフィート分跳躍を伸ばすことができる。このチェックは1ターン1回しかできない。

この特徴により水泳移動速度を獲得したのであれば、水中での生来武器攻撃でも不利を受けず行うことができます。

「感染する憤怒*(Infectious Fury)」で呪う

レベル10になれば「感染する憤怒*(Infectious Fury)」の特徴を得ます。激怒の間に肉体武器攻撃がヒットした時に、自分の中の獣が猛烈な憤怒により目標を呪うことができます。目標は判断力セーヴに失敗すると以下の効果を一つ受けます。

  • 対象者はリアクションを用いて、別に選ばれた目標に近接攻撃をしなくてはならない。
  • 対象者は2d12の精神ダメージを受ける。

この特徴は習熟ボーナスと等しい回数使用することができ、大休憩を終了した時に使用した分を回復します。

判断力セーヴの目標となる難易度はバーバリアンの【8 + 耐久力修正値 + 習熟ボーナス】です。

「狩りの招集*(Call the Hunt)」で仲間に恩恵を与える

レベル14になると「狩りの招集*(Call the Hunt)」により自分の中の獣が力強くなり、獰猛さを他の人へ広げることができ、狩りに参加した者から回復力を得ることができます。激怒に入った時に30フィート以内の見ることができる友好的な者を耐久力修正値と等しい数だけ選ぶことができる。この特徴を受けた対象者1人につき5ポイントの一時的hpを得ることができる。激怒が終わるまで選ばれた対象者は自分のターンに一度だけ攻撃がヒットしてダメージを与える時、1d6の追加ダメージを追加することができます。この特徴は習熟ボーナスと等しい回数まで行うことができ、大休憩終了後に使用分を回復します。

耐久力修正値がマイナスでも効果を適用する最低人数の1は確保できます。

まとめ

いかがでしたか?獣の道のバーバリアンは「激怒」によって内面に潜む獣を表すことができます。獣の一部を体に宿して戦う姿は野獣そのもので牙で噛み付くか、爪で切り付けるか、尻尾で戦うかを選ぶ形になりますが、ビジュアル的にもカッコよく見えるでしょう。爪を選ぶとX-MENのウルヴァリン的なイメージになるかもしれませんが、是非とも獣の道を歩んでみましょう。

バーバリアンの他の原始の道はこちら

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