R.Talsorion Gamesが日本神話にインスパイアを受けたTRPG「Shadow Scar」を公開

R.Talsorion Gamesが日本神話にインスパイアを受けたTRPG「Shadow Scar」を公開

Cyberpunk REDやThe WITCHERなどを手がける海外のTRPGパブリッシャーであるR.Talsorion Gamesから、日本神話や妖怪などからインスパイアを受けたTRPG「Shadow Scar – Eyes in the Darkness」(シャドー・スカー)が公開されました。シャドー・スカーは昨年末に制作について言及されており、今年の6月にアメリカで行われたTTRPG DAYにて実際に公開してプレイされていました。 このコンテンツではゲームのシステムとプリジェネレートキャラクターの他に、シナリオ「Eyes in the Darkness」が収録されています。

「Shadow Scar」とはどんなゲーム?

シャドースカーの物語は、コトアマツカミにより作られ、かつては平和な世界であったナカツクニから始まりました。この世界はカミと呼ばれる魔法の精霊や妖怪などが住んでいました。しかし、偉大なる精霊であるイザナミが火の精霊を産む時に亡くなり、夫のイザナギはイザナミの魂を取り戻すべく、ヨミノクニに向かいます。イザナギはそこで死者に騙され、イザナミは怪物の姿に変えられました。数千年後、怪物を伴いナカツクニへ戻ってきたイザナミは全ての生命を屠ろうとし、命ある存在と怪物の間で戦争の時代が始まりました。多くの人々が亡くなり、最後にキョウトが包囲される中、イザナギは倒されますが、シャドースカーを通してイザナミを虚空へと追放することができました。イザナミの手下は未知の力によりさまざまな世界が繋がったモザイクの中に散らばりました。

と、これだけ読むと日本風ファンタジーのような舞台をイメージしがちですが、モザイクで繋がった世界にはヨーロッパの産業革命時代であるスチームパンクを彷彿させるスティールコートや、20世紀初頭のアメリカをイメージする5thストリート、月の軌道上に建設されたコロニーのリフュージがあります。プレイヤーはこのモザイクの世界を舞台にシャドースカーエージェントとなり、下位のエージェントは世界を周り、犯罪を解決し、計画を阻止し、妖怪を暗殺します。また、上位のエージェントはモザイクの中へと進みイザナミを探しています。

ゲームの判定は6面体でのみ行われ、3以上であれば成功と数えられ、6であれば2成功として数えられます。合計の成功数が難易度を以上であれば行動は成功します。また、シャドウスカーの世界では陰陽(いんよう)の自然の力が存在し、この陰陽の力を呼び起こして失敗を成功に変えることもできます。また、九字の印のを結び、集めた「気」を消費することで密教による効果を得ることもできます。つまり、時代考証を気にせずニンジャアクションを楽しむことができるTRPGといえます。

日本語版はありませんが、「Shadow Scar – Eyes in the Darkness」はDriveThruRPGで無料で入手できるので、ダウンロードして遊んでみましょう!
DriveThruRPGはこちら
画像参照:R.Talsorion Games

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