鎮護の誓いとは|脅威を引き受け仲間を助ける勇者であるD&D5版パラディンの聖なる誓い
TRPGダンジョンズ&ドラゴンズには多くの神が存在しており、信仰の形もさまざまですが、神に鎮護の誓いを立てたパラディンが存在します。このパラディンはどのように形で神聖なる力を行使できるのか、わかりやすいようパラディンの聖なる誓いである鎮護の誓いについて解説します。
鎮護の誓いとは
ソード・コースト冒険者ガイドで追加された鎮護の誓い(Oath of the Crown)とは社会への奉仕の平和維持を目指すパラディンのサブクラスです。この聖なる誓いのパラディンは国の精神、主権者への忠誠、法と統治の神への奉仕など、文明の理想に誓いを立てています。社会に奉仕することに専念し、特に、社会を結びつける公正な法律に専念します。このパラディンは壁の用心深い守護者であり、文明が築き上げてきたすべてのものを破壊する恐れのある野蛮の混沌とした潮流に立ち向かい、一般に守護者、模範、または歩哨として知られています。アライアンスは概ね「善にして秩序」でしょう。鎮護の誓いには以下の内容があります。
- 秩序・・・秩序こそ至高。秩序は文明の石組みを固めるモルタルにして、尊ぶものなり。
- 誠実・・・汝の言葉は汝の規範なり。誠実無かりせば誓いも秩序も無意味と知れ。
- 勇気・・・いかに勝ち目が薄くとも、秩序のために為すべきを為せ。
- 責任・・・己の行動が生んだ結果には責任を持って対処せよ。義務を果たして恩義に報いる汝の務め。
鎮護の誓いの特徴
鎮護の誓いは敵の脅威を一身に引き受けることができ、周囲の仲間を守ることに秀でており、まさに勇者と言える特徴と言えます。
鎮護の誓いの特徴 | レベル | 効果 |
---|---|---|
鎮護の誓いの呪文 | — | 特定のパラディンレベルで呪文を習得する。 |
神性伝導 | 3 | 敵を挑戦の言葉を叩きつける「勇者の挑戦」と30フィート以内の仲間を奮い立たせる「勝機」の神性伝導が使える。 |
神々しき忠義 | 7 | 5フィート以内の生物がダメージを受けた時にリアクションを使ってダメージを肩代わりする事ができる。 |
不屈の魂 | 15 | 麻痺状態や朦朧状態になることを避けるためのセーヴィングスローに有利を得る。 |
高貴なる勇者 | 20 | 1時間、殴打・斬撃・刺突ダメージに抵抗を持ち、30フィート以内の味方は全員死亡セーヴと判断力セーヴに有利を得る。 |
ここがスゴイ!鎮護の誓い
秩序を重んじ仲間を助ける鎮護の誓いは神性伝導の「勇者の挑戦」や「コンペルト・デュエル」呪文で脅威を引き受ける事ができます。周りの味方のダメージを肩代わりしたり、セーヴに有利を付けたりと、近くにいる味方に与える恩恵が大きいです。
「鎮護の誓いの呪文」で仲間を守る
3レベルの鎮護の誓いはパラディンレベルが特定のレベルに達するたびに「鎮護の誓いの呪文」を修得します。呪文は仲間を守るもの中心に追加があります。
パラディンレベル | 鎮護の誓いの呪文 |
---|---|
3 | コマンド、コンペルド・デュエル |
5 | ウォーディング・ボンド、ゾーン・オヴ・トゥルース |
9 | オーラ・オヴ・ヴァイタリティ、スピリット・ガーディアンズ |
13 | ガーディアン・オヴ・フェイス、バニッシュメント |
17 | ギアス、サークル・オヴ・パワー |
「神性伝導」が使える
レベル3になると鎮護の誓いは「神性伝導」により神の力を具現化することができます。実行できる神性伝導は2つあり、敵を自分に引きつける「勇者の挑戦」と味方を奮い立たせる「勝機」を使い分けることができます。
- 「勇者の挑戦」・・・ ボーナスアクションとして敵に挑戦の言葉を叩きつけて自分との戦いを強いる事ができる。30フィート以内の見ることができる対象を任意の数だけ選び、その対象に判断力セーブを行わなせる事ができる。失敗すると30フィート以上離れる事ができない。この効果は死ぬか、無力状態になるか、対象との距離が30フィート以上離れるとその対象は効果が終了する。
- 「勝機」・・・傷ついた仲間を奮い立たせる事ができる。ボーナスアクションを用いて30フィート以内の声を聞く事ができる対象を任意の数だけ選ぶ。その対象は自分のhpが最大値の半分以下であれば1d6+魅力修正値と等しいhpを回復する事ができる。
「勇者の挑戦」は効果範囲であれば何人でも対象にする事ができます。
「神々しき忠義」で仲間を守る
レベル7になれば「神々しき忠義」により仲間を守る事ができる。5フィート以内の誰かがダメージを受けた時にリアクションを使用して魔法的に身代わりになる事ができます。この身代わりで受けるダメージはいかなる方法でも軽減することはできません。
「不屈の魂」で麻痺・朦朧に強くなる
レベル15になると「不屈の魂」により麻痺状態や朦朧状態になることを避けるためのセーヴィングスローに有利を得ます。
「高貴なる勇者」で仲間たちを勇気付ける
レベル20になると鎮護の誓いのパラディンは「高貴なる勇者」により同じ大義に奉ずる仲間たちを勇気づける事ができます。この特徴の1回のアクションで1時間、次の3つの効果があります。
- 非魔法的武器による打撃・斬撃・刺突ダメージに対する抵抗を得る。
- 30フィート以内の味方は全員死亡セーヴに有利を得る。
- 自身と30フィート以内の味方は判断力セーヴに有利を得る。
この特徴は死ぬか無力状態になると1時間を経たずして効果を失います。一度使用すると大休憩が終了するまで再使用はできません。
まとめ
いかがでしたか?鎮護の誓いは攻撃で相手を打ち倒すというよりは、仲間を励まし、敵の攻撃を引きつける守りのパラディンと言えます。呪文と特徴を上手に仕えば、周りの味方が敵の攻撃に狙われることも減るので攻撃に集中することもできます。1人で一身に攻撃を追い続けると危険ですが、パーティーの盾として活躍したいのであれば鎮護の誓いを選ぶと良いでしょう。是非とも鎮護の誓いで勇者のロールプレイをしてみましょう!