知の楽派とは|知識を集め美と真実を追求するバードの楽派

D&Dのバードのサブクラスには知の楽派と呼ばれるグループがあり、さまざまな物語のかけらを拾い集め曲や歌に合わせて広めています。酒場や街角、宮廷などで歌い物語を広めること得意としているバードですが、実際にはどのようなロールプレイが合うのか、初心者でも分かりやすいように知の楽派について解説します。

知の楽派とは

バードの楽派

知の楽派はもともとCollege of Loreであり、バードの中で特に物語や伝承、民話などの知識に秀でています。その知識は学問の本に限らずから農民の間に伝わる伝承からも知識のかけらを拾い集めます。この楽派のバードはどこで歌おうが惜しみなく真実を歌い、聴衆に魔法をかけます。歌に興奮した聴衆には心にこれまで信じていたものが本物なのだろうか?という疑問を植え付けられることもあります。王や貴族、神さえも忠誠の対象ではなく、ただひとえに人真実の追求のみを大切にしています。世渡り上手ではありませんが真実を語る正直者です。

知の楽派の特徴

知の楽派は武具の習熟が軽装備や単純武器とロングソードなどの片手剣に限定されるため、あまり接近戦は得意とは言えません。ただバードの声援で仲間を盛り立てたり、言葉の刃を用いて相手の邪魔をしたり、呪文を効果的に使うことでパーティー戦闘を支援していくことも可能です。特に呪文は他クラスの呪文も選択できるので、どの呪文を修得するかでも立ち回り方は変わります。

知の楽派の特徴レベル効果
習熟追加3任意の3つの技能の習熟を得る。
言葉の刃3見える60フィート以内の一人に対して声援ダイスのロール結果分、攻撃ロール・能力値判定・ダメージロールから減らすことができる。
魔法の秘密追加6バードレベルで発動できるあらゆる呪文から2つ修得できる。呪文修得数には含まれない。
無類の技量14能力値判定にバードの声援を1回使用でき、ダイスの目をロール結果に加算できる。

ここがスゴイ!知の楽派

知の楽派は積極的に前線に出て剣を振るうようなサブクラスではありませんが、声援を巧みに使うことで相手のミスを誘発することができます。また通常よりも早い段階で魔法の秘密を持つことができるので、破壊力の高いウィザード呪文など修得することができます。

「習熟追加」でより器用になる

もともと何でも屋でもあるバードですが、知の学派では3レベルで3つの技能に追加習熟を得ることができます。

「言葉の刃」でミスを誘う

3レベル以降の知の楽派では発する言葉で相手の注意を引き、迷いを生んだり、自信を失わせることができます。バードから60フィート以内で見える生物が攻撃ロール、能力値判定、ダメージロールを行う時にリアクションを用いて声援ダイスを使い、そのダイスの目だけロール結果をさ得ることができます。これはDMがロールの成否やダメージを与える前に使用する必要があります。またバードの声を聞くことができない状態や魅了に対して完全耐性がある場合は効果がありません。

「魔法の秘密追加」で全クラスの魔法から修得できる

通常バードは10レベルになると他のクラスの呪文を修得できますが、知の楽派のバードは6レベルの段階で他のクラスの呪文から2つをバード呪文として修得することができます。ただバードが発動できる呪文のレベルまでという縛りがあるので、6レベル時点では呪文レベルは3までのものしか選ぶことができません。また選んだ呪文は呪文修得数には含まれません。

「無類の技量」で自分のロールを強化

レベル14になると自分の能力判定に声援ダイスを1つ消費することができます。本来声援はバードの声を聞くことができる自分以外へにしか効果を及ぼすことはできないのですが、「無類の技量」では能力値判定に限り声援を適用することができます。

まとめ

いかがでしたか?知の楽派は強い敵とは相対時せずに、常にパーティーを支援する立ち回りが求められます。どのようなタイミングで声援を送るか、どの呪文を押さえておくかなど考えることでパーティ戦術の幅も広がります。また戦闘以外の能力値判定で大車輪の活躍をすることもあります。また美と真実を追求する正直者というイメージはつくのでロールプレイもしやすいです。是非とも知の楽派のバードをやってみましょう。

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