慈悲門(Way of Mercy)とは|癒しを施し苦痛を取り除く救済者のようなモンクの門派

D&Dのモンクのサブクラスには慈悲門と呼ばれる門派があり、他人を助けるために生命力を操ることを得意としています。この門派のモンクは実際にはどのようなロールプレイが合うのか、初心者でも分かりやすいように慈悲門について解説します。

慈悲門とは

モンクの門派
慈悲門はもともとWay of Mercyと記されており、死に際で発生する死のエネルギーを操ることができる門派です。この門派のモンクは困っている人に援助をもたらすために他人の生命力を操作することを学びます。傷ついた人たちを助ける慈悲を持ちますが、助けることができない時は慈悲を持って苦しみ終わらせることがあります。仮面は正体を隠すためであったり、生と死を司る顔のない存在になるためなどの理由があります。

慈悲門の特徴

慈悲門の特徴は魔法を使わない気による癒しを施すことができ、また反対に害悪を与えることもできます。慈悲門の特徴を使う時は仮面舞踏会で使うような「慈悲深い仮面(Merciful Mask)」を被る必要があります。高レベルの慈悲門のモンクになると死亡して24時間以内の生物であれば蘇生を施すことができます。

慈悲門の特徴レベル効果
慈悲の道具(Implements of Mercy)3「看破」と「医術」技能に習熟を得る。薬草師道具の習熟を得る。このサブクラスの特徴を使用する時に仮面を得る。
治癒手(Hand of Healing)3気ポイントを消費して触った者を癒す。連打をすることで1回の素手攻撃を気ポイントを消費なしに癒しの手に置き換えることができる。
致傷手(Hand of Harm)3素手攻撃がヒットした時に気を1ポイント消費することで武術ダイス+判断力修正値の死霊ダメージを与えることができる。1ターンに1回使用できる。
救済者の掌(Physician’s Touch)6「治癒手」を使用した時に病気か盲目・衰弱・麻痺・毒・朦朧状態の一つを解消できる。「致傷手」を使用した時に次のターンが終了するまで毒状態にする。
癒傷連打(Flurry of Healing And Harm)11連打をすることでそれぞれの素手攻撃を気ポイントの消費なしに「治癒手」に置き換えることができる。また連打をした時に気ポイントの消費なしに「致傷手」を使うことができる。「致傷手」は1ターンに1回だけ使用できる。
究極慈悲手(Hand of Ultimate Mercy)17死亡して24時間以内の生物に5ポイントの気を消費することで蘇生させることができる。蘇生したあと4d10+判断力修正値分だけヒットポイントが回復する。

ここがスゴイ!慈悲門

慈悲門はモンクでは唯一他者のヒットポイントを回復させることができます。また魔法を使わないので「サイレンス」など呪文を使えない状況でも回復させることができます。また蘇生も可能であり、蘇生した時にある程度ヒットポイントも回復させることができるので即戦線復帰も可能です。

「慈悲の道具(Implements of Mercy)」で治療の習熟を得る

慈悲門では3レベルになると「看破」技能と「医術」技能の習熟を得ます。「看破」は嘘を見ぬいたり予測をしたりすることができ、「医術」では容態安定化や病気の治療を行うことができます。また「薬草師道具」の習熟も持っており、薬草の識別や調剤に習熟ボーナスを加えることができ、耐毒剤やポーション・オヴ・ヒーリングを作成する時には習熟が必要です。また、このサブクラスの特徴を使う時に必要な慈悲深き仮面(Merciful Mask)を得ます。仮面はd6するか任意のものを選ぶ必要があります。

d6マスクの種類
1Raven(鴉)
2Blank and White(白黒)
3Crying visage(泣き顔)
4Laughing visage(笑い顔)
5Skull(ガイコツ)
6Butterfly(蝶)

「治癒手(Hand of Healing)」で傷を癒す

3レベルの慈悲門は対象に触れて気を消費することで傷を癒すことができます。気を1ポイント消費することで武術ダイス+判断力修正値の分だけヒットポイントを回復することができます。また「連打」のうち1回をこの「治癒手」と入れ替えることができ、その場合は気ポイントを消費することなく癒すことができます。

「連打」を使う時に敵一体と傷ついた仲間がいた時に敵には連打の一撃を入れ、味方には連打の一撃を癒しの手にすると攻撃と回復を同時に行うことができます。

「致傷手(Hand of Harm)」で傷付ける

3レベルの慈悲門は気を消費することで接触時に危害を加えることもできます。素手攻撃がヒットした時に気を1ポイント消費することで武術ダイス+判断力修正値と同値の死霊ダメージを追加ダメージとして与えることができます。これは1ターンに1回しか使用することはできません。

「救済者の掌(Physician’s Touch)」で追加効果

慈悲門は6レベルになると「治癒手」と「致傷手」が追加効果を持ちます。「治癒手」の時は病気か盲目・衰弱・麻痺・毒・朦朧状態を回復することができます。「致傷手」の時は次のターン終了まで毒状態にすることができます。毒状態になった相手は攻撃ロールと能力値判定に不利が付きます。

「癒傷連打(Flurry of Healing And Harm)」で効果がより強力になる

慈悲門は11レベルになると「治癒手」と「致傷手」がより強力になります。「治癒手」では連打それぞれを置き換えることができ、連打による気ポイント以外を消費させず、連打による攻撃をそれぞれ回復させることができます。また「致傷手」では連打の1回に置き換えることができ、連打による気ポイント以外を消費せずに使うことができます。ただし「致傷手」は1ターンに1回しか使えません。

「究極慈悲手(Hand of Ultimate Mercy)」で蘇生させる

17レベルになると「究極慈悲手(Hand of Ultimate Mercy)」で死亡して24時間以内であれば蘇生させることができます。蘇生には5ポイントの気を消費する必要があり、蘇生したら4d10+判断力修正値と同値のヒットポイントを回復することができます。蘇生までの制限時間は「レイズ・デッド」よりはるかに短いものの、蘇生するとある程度のヒットポイントが回復するので戦闘時の蘇生に向いてます。なおこの特徴は一度使用すると大休憩まで使用することはできません。

まとめ

いかがでしたか?慈悲門は傷ついた人を助け、苦痛に苦しむものを救済する救済者です。癒しの手を使いこなすことでパーティーのヒーラーとして働きができるモンクとなります。決して回復だけではなく素手攻撃であれば追加ダメージを与えることもできるので、モンクとしての働きは変わらずできます。マスクを被りたい欲求を持っていたり前線で戦いたいけどパーティーの回復もしたい!というのであれば是非とも慈悲門でモンクをやってみましょう。
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