暗影門とは|隠密と欺きに重きを置くニンジャのようなモンクの門派
D&Dのモンクのサブクラスには暗影門と呼ばれる門派があり、隠密行動と欺きを得意としています。この門派のモンクは実際にはどのようなロールプレイが合うのか、初心者でも分かりやすいように暗影門について解説します。
暗影門とは
暗影門はもともとWay of Shadowと記されており、影に潜むことを得意としている門派の僧院にあります。この門派のモンクはニンジャやシャドウダンサーとも呼ばれており、薄暗い中での隠密行動を行う間者や刺客をすることもあります。基本的にはこの僧院は一族のもので成り立っており、その技や使命は氏族の秘密となっていたりします。また暗躍することに長けているため金銭で依頼を請ける盗賊ギルドのような役目を負う僧院もあります。
暗影門の特徴
暗影門は薄暗いまた暗闇においてその特徴を発揮することができます。突然影の中から出現して攻撃を繰り出したり、不可視状態になったりと日本古来のニンジャのような動きを見せることができます。
暗影門の特徴 | レベル | 効果 |
---|---|---|
影の術 | 3 | 気を2ポイント消費して物質要素不要で「サイレンス」「ダークヴィジョン」「ダークネス」「パス・ウィズアウト・トレイス」が使える。「マイナー・イリュージョン」を修得する。 |
影渡り | 6 | 暗闇や薄暗い中にいる状態であればボーナスアクションで60フィート以内の見える範囲に瞬間移動でき、同一ターンであれば攻撃に有利を得る。 |
影の衣 | 11 | 暗闇または薄暗い中にいる時に自分のアクションを用いて不可視状態になることができる。 |
追い討ち | 17 | 5フィート以内の敵が誰かの攻撃がヒットするたびにリアクションでその敵に近接攻撃ができる。 |
ここがスゴイ!暗影門
暗影門は夜や明かりが届かないような森、ダンジョンなどの時にその能力を活かすことができます。松明であれば光源から20フィート先から薄暗くなり、覆い付きランタンであれば30フィート先から薄暗くなります。その距離を理解すればモンクの高い運動能力からも隠密行動ができ、敵の背後を取ることも可能です。
「影の術」で闇を生かした呪文が使える
暗影門では3レベルから1回のアクションで気を2ポイント消費することで、闇を生かした呪文の効果を複製することができます。しかも物質要素が不要です。また初級呪文「マイナー・イリュージョン」を修得することができます。
- サイレンス・・・半径20フィートの完全無音の球形を作り出す。
- ダークヴィジョン・・・60フィートを見通す暗視能力を得る。
- ダークネス・・・半径15フィートの球形の闇を作り出す。
- パス・ウィズアウト・トレイス・・・影と沈黙の薄衣により隠密判定に+10のボーナスを得る。魔法的追跡以外では追跡されない。
サイレンスは範囲内であれば音声要素が必要な呪文は使えなくなり、ダークネスによる魔法的な暗闇は範囲内で暗視能力がないものに不利を付けることができます。「マイナー・イリュージョン」では注意を引くダメに幻を出すことにも使えます。
「影渡り」で瞬間移動
暗影門であれば6レベルの時点でボーナスアクションを使い、暗闇や薄暗い状況下において、60フィート以内で見える何もない場所へ瞬間移動することが来ます。また同一ターンに攻撃が可能であれば最初の1回の攻撃には有利がつきます。ダンジョンなど薄暗い環境で後ろに控えている魔術師などを狙う時にはピッタリです。しかもこの特徴には気ポイントの消費がないため、毎ターン瞬間移動して有利をつけるということも可能です。
「影の衣」で不可視状態になる
11レベル以降の暗影門は暗闇や薄暗い状態の中であれば自分のアクションを使って「影の衣」により不可視状態になることができます。この不可視状態は明るい光の中に入るか、自分が攻撃をしないか、呪文を発動させない限り継続できるので、夜間の潜入などで有効に使えます。
「追い討ち」で追加攻撃
レベル17以上の暗影門であれば近くの敵が攻撃された隙を見逃さず確実に突くことができます。自身から5フィート以内の敵が攻撃のヒットを受けた時にリアクションを用いてその敵に一回の近接攻撃をすることができます。
まとめ
いかがでしたか?暗影門は暗い状況という制限がありますが、薄暗い環境さえ作ることができれば瞬間移動で距離を詰めることができるため、闇討ちするのにもっとも向いています。逆に言えば陽光の元であったり、照明が多い場所ではその能力をフルに活かせないため、そのような時にどのように立ち回るのかが重要になります。暗闇での行動が必要な場合もあるので、できれば暗視能力を持つ種族である方が良いでしょう。
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