アーケイン・アーチャーとは|エルフ流の弓術と秘術を学ぶD&D5版の戦士の類型

D&Dのファイターのサブクラスにアーケイン・アーチャーというものがあります。このサブクラスはファイターの中での位置付けは射手であり、さまざまな射法で遠くから攻撃を繰り出すことができます。魔法効果を矢に乗せて戦う独自のスタイルであり、初心者でもわかりやすいようにアーケイン・アーチャーについて解説します。

アーケイン・アーチャーとは

アーケイン・アーチャー
アーケイン・アーチャーは射撃に魔法を込めて超自然的な効果を作り出すエルフ特有の弓術を学んだ戦士です。この戦士の類型のファイターは弓術と秘術をバランスよく学ぶことで体現できるようになりました。アーチャーというものの戦士であるため近接戦闘もこなすことができますが、最大限にパフォーマンスを引き出すのは戦闘スタイルで弓術を選ぶ事が必須と言えます。弓術を選択できるレンジャーと同系統に思われがちですが、レンジャーには弓術に魔法効果を持たせる射法はないことから、レンジャーと一線を画しています。

アーケイン・アーチャーの特徴

アーケイン・アーチャーは「秘術射撃」と呼ばれる射法を持ちます。この射法は秘術効果を具現化する射法であり、矢に付与する秘術の系統によってその効果は変わります。また秘術射撃だけでなく通常の射撃でも能力が上がります。

アーケイン・アーチャーの特徴レベル効果
アーケイン・アーチャーの学識3「自然」または「魔法学」技能に習熟を得る。初級呪文「プレスティディジテイション」か「ドルイドクラフト」を修得する。
秘術射撃3魔法的効果を持つ射法を学ぶ。
魔法の矢7矢を魔法的なものとすることができる。
曲弾7魔法の矢を用いた攻撃ロールがミスしたときボーナスアクションを使い60フィート以内の別のターゲットに対して攻撃ロールすることができる。
尽きせぬ魔弾の射手15イニシアチブロール時に秘術射法の残りがないのであれば1回復する

ここがスゴイ!アーケイン・アーチャー

アーケイン・アーチャーはショートボウ、またはロングボウを使わないと秘術射法を行うことができません。またそれ以外の特徴もほぼ矢に関係することから弓術のエキスパートと言えます。秘術射法の多くは着弾してから魔法効果を出すことができます。

「アーケイン・アーチャーの学識」で知識や行動に幅ができる

アーケイン・アーチャーの学識で習熟がつく「自然」や「魔法学」は通常ファイターでは選択することができない技能です。これらの技能は自然への知識や魔法の知識などのロールに活用できるため、門外漢であるファイターでも役に立つ場面がきます。また小さな現象を起こす初級呪文の「プレスティディジテイション」や「ドルイドクラフト」が使えるので、敵を誘き寄せるような呪文の使い方も可能になります。

「秘術射法」で射撃に魔法効果を付ける

アーケイン・アーチャーは秘術射法を習得することができ、ショートボウまたはロングボウでの矢を発射した時に秘術の効果を具現化させることができます。多くは攻撃ヒット時に秘術射撃を選択することができますが、中には攻撃ロールを必要としない射法もあります。まずは弓術での攻撃を命中させることが大切なため、敵の近接攻撃の範囲(5フィート)に入らないなどの立ち回りが必要です。

秘術射撃について

秘術射撃は習得済みのものだけ使用することができます。レベル3の時点で2つの秘術射撃を習得でき、レベル7・10・15・18で新たに1つ追加することができます。また18レベルになるとすべての射法が強化されダメージが増加します。秘術射法は2回しか使えませんが、消費した回数は小休憩や大休憩によって回復します。

秘術射撃のセーヴ難易度は【8 + 習熟ボーナス +知力修正値】のため、知力は高い方が良いです。

秘術射法系統効果
イバラの矢召喚術命中した相手に有毒のイバラが絡みつき毒ダメージを与える。移動制限もつき、対象が移動すると斬撃ダメージが発生する。脱出には筋力セーヴの成功が必要。
影矢幻術幻の影で視界を曇らせ精神ダメージを与える。判断力セーヴに失敗すると5フィート以上先が見渡せなくなる。
貫通の矢変成術エーテル化した矢を飛ばし幅1フィート射程30フィートの直線上の敵すべてを貫通しダメージを与える。直線上のものは全員敏捷力セーヴに失敗すると矢のダメージと追加の刺突ダメージを受ける。
衰弱の矢死霊術死霊ダメージを与える。耐久力セーヴに失敗すると目標の武器ダメージは半減する。
敵追いの矢占術攻撃ロールは不要で過去1分以内に見た目標を探し出す矢を発射する。敏捷力セーヴに失敗すると矢と追加の力場ダメージを受け位置が特定される。
爆裂の矢力術目標にヒットした直後に爆発を起こし10フィート以内のすべてに力場ダメージを与える。
放逐の矢防御術目標をフェイワイルドの無害な場所に一時的に隔離する。魅力セーヴに失敗した目標は無力状態で隔離され次のターンに戻ってくる。
惑わしの矢心術精神ダメージを与え、判断力セーヴを失敗した目標は魅了状態になる。

「魔法の矢」で魔法効果を

ショートボウやロングボウから放たれた矢に魔法的効果を持たせることができます。この特徴により物理ダメージに抵抗や完全耐性を持つ敵にもダメージを与えることができます。

「曲弾」でミスをリカバーできる

7レベル以降になると発射した魔法の矢が外れた際にボーナスアクションを利用して、60フィート以内にいる別のターゲットに攻撃ロールをすることができます。

弓術主体の場合、ボーナスアクションを使うことはあまり使いません。そのため、ミスした射撃をボーナスアクションで別の敵に使いまわせると攻撃の無駄がなくなります。

「尽きせぬ魔弾の射手」で秘術射法を回復

秘術射撃を使用すると小休憩か大休憩を取らないと回復しませんが、レベル15になるとイニシアチブロールの時点で残り回数がない場合は1つだけ回復します。

アーケイン・アーチャーの戦い方

アーケイン・アーチャーにとって戦闘スタイルは弓術一択でしょう。また、遠隔武器で攻撃する時に対象が遮蔽を持っていたらACが上がり攻撃を当てにくくなりますが、特技「射撃の名手」を習得しているのであれば1/2遮蔽と3/4遮蔽を無視することができます。しかも長距離射程による不利もなくなるので「射撃の名手」はアーケイン・アーチャーにとって必須の特技と言えます。なお、このお陰でロングボウでは600フィートまで不利なしで攻撃ロールを行うことができ、命中を-5することでダメージを+10することもできます。なお特技「クロスボウの達人」では基本的にクロスボウのメリットが大きいですが、敵が5フィート以内にいても遠隔武器攻撃に不利を受けなくなります。

秘術射法については貫通の矢や爆裂の矢のように複数にダメージを与えるものと、状態異常を引き越し無力化するものがあります。どの射撃を選ぶかは好みにもよりますが、まずは複数ダメージを与えるものを1つと状態異常を1つ選ぶと良いでしょう。敵追いの矢は必ず矢が命中するので「射撃の名手」でダメージを引き上げてから使うと良いでしょう。秘術射撃は使用回数が2回と多くはないので基本的には遠隔攻撃での立ち回りが必要です。ファイターとしての戦闘力は高いので近接戦闘の場合は近接武器に持ち替えた方が良いこともあります

まとめ

いかがでしたか?アーケイン・アーチャーは弓術をベースに戦うため、近接攻撃の影響を受けない位置取りで戦う事が大切になります。秘術射撃は命中してから発動させるものも多いので、いかに攻撃を命中させるかを考えて位置取りをする必要があります。やりかた次第ではロード・オヴ・ザ・リングにレゴラスのように動けるので、是非ともアーチャーの動きをマスターしましょう!
ファイターの他の戦士の類型はこちら

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