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黄昏の領域(Twilight Domain)とは|聖域で仲間を守りながら戦うクレリックが信仰する神々

ダンジョンズ&ドラゴンズでは数多くの神の中には黄昏の神々が存在し、この神々は光から闇へ移りゆく薄暗い黄昏に力を与えます。そこでこの領域を信仰するクレリックはどのようなロールプレイができるのか、黄昏の領域について解説します。

黄昏の領域とは

信仰の領域
「Tasha’s Cauldron of Everything(ターシャの万物釜)」で追加されたクレリックのサブクラスである黄昏の領域(Twilight Domain)とは昼から夜へ移りゆく時に現れる薄暗い黄昏の時間に人々に穏やかな安らぎや喜びを与える神々が影響を及ぼす領域です。この神々を崇めるクレリックは休息を求める人々に安らぎをもたらし、足を踏み入れた薄暗い球体が恐怖ではなく快適であることをによって中に入った者を守ることができます。

この領域には以下の神々が影響を及ぼします。

フォーゴトン・レルムの神々ヘルム(守護の神)、イルメイター(忍耐の神)、セルーネイ(月の女神)
グレイホークの神々セレスティアン(星々と放浪者の神)
ドラゴンランスの神々不明
エベロンの神々ボルドレイ(共同体と家の女神)、ドル・アラー(陽光と名誉の女神)
ヒューマン以外の神々ヤンダーラ(ハーフリングの豊饒と保護の女神)

黄昏の領域の特徴

黄昏の領域の特徴は薄暗いまたは暗闇においてその能力を発揮することができます。暗視を共有することでパーティーは暗闇を物ともせず、神性伝導や範囲呪文で仲間を守ることができます。

領域の特徴レベル効果
習熟追加(Bonus Proficiencies)1軍用武器と重装鎧の習熟を得る。
夜の目*(Eyes of Night)1300フィートの暗視を得る。アクションを用いて10フィート以内の仲間と共有することができる。
警戒の祝福*(Vigilant Blessing)1自分または仲間一人の次のイニシアチヴロールに有利を与えることができる。
神性伝導:黄昏の聖域*(Twilight Sanctuary)2自分中心の30フィートの薄暗い球体を発生させる。球体の中にいる者に一時的hpを得たり、魅了や恐怖状態を修了させることができる。
夜の歩み*(Steps of Night)6薄暗いまたは暗闇の中であればボーナスアクションで歩行移動速度と同じ飛行移動速度を得る。
信仰を込めた打撃(Divine Strike)8各ラウンド1回だけ近接武器攻撃に追加で1d8の光輝ダメージを与えることができる。
黄昏のとばり*(Twilight Shroud)17「黄昏の領域」の球体の中にいる者に1/2遮蔽を与える。

*は「Tasha’s Cauldron of Everything」が未訳のため正確なものではありません。

黄昏の領域呪文

黄昏の領域では夜に関係する呪文を多く修得することができます。「オーラ・オヴ・ヴァイタリティ」や「オーラ・オヴ・ライフ」は範囲で効果を持続するので、前線で戦う仲間を助けます。

クレリック・レベル呪文
1フェリー・ファイア、スリープ
3ムーンビーム、シー・インビジビリティ
5オーラ・オヴ・ヴァイタリティ、レオムンズ・タイニィ・ハット
7オーラ・オヴ・ライフ、グレーター・インヴィジヴィリティ
9サークル・オヴ・パワー、ミスリード

ここがスゴイ!黄昏の領域

黄昏の領域は近接戦闘向きであり、毎ターン効果を得ることができる「黄昏の聖域」で前線で長く戦うことが可能で、半径30フィートの味方もその効果を得ることができます。合わせて仲間にイニシアチヴに有利を付けることもできるのでパーティー戦闘でも役に立ちます。また薄暗ければ飛行能力を得ることもでき、暗視も合わせる夜に活躍することができます。

「習熟追加(Bonus Proficiencies)」で近接戦闘向きになる。

黄昏の領域のクレリックは軍用武器と重装鎧の習熟を得ます。

「夜の目*(Eyes of Night)」で闇夜を見通す

1レベルの時点で「夜の目」により、最も深い暗闇を見通すことができる300フィートの暗視を得ます。300フィートの半径で「薄暗い」は「明るい」ものとなり、「暗闇」が「薄暗い」ものになります。アクションとして、10フィート以内で見ることができる同意した者で最大で判断力修正値と等しい人数まで暗視を共有することができます。暗視の共有は1時間できます。一度この共有を行うと呪文スロットをどれか一つ消費するか大休憩が終了するまで再び使うことができません。

仲間と1時間暗視を共有できるので、暗闇下でも明かりを必要としないので戦闘が行いやすくなります。

警戒の祝福*(Vigilant Blessing)で先制しやすくなる

1レベルの黄昏の領域では「警戒の祝福」により、夜は警戒するようにと教えられます。アクションとして、自分もしくは誰か一人に触れ、その対象が行う次のイニシアチヴロールに有利を付けることができます。この恩恵はロール直後か再びこの特徴を使うと終了します。

この特徴は夜や暗闇に関係なく与えることができます。

「神性伝導:黄昏の聖域*(Twilight Sanctuary)」で仲間を守る

2レベルになると神性伝導として「黄昏の聖域」を使用することができ、安らぎの黄昏で仲間をリフレッシュすることができます。アクションとして聖印を掲げ、薄暗い黄昏の球体が体から発せられます。この球体は自分を中心に半径30フィートで薄暗さに満ちています。また自分の移動すると同じように動き、死ぬか無力状態になるか1分経つまで残ります。自分も含めて生物がこの球体の中でターンを終了した時はいつでも、以下の恩恵を一つ与えることができます。

  • 1d6+クレリックレベルの合計に等しい一時的hpを得る。
  • 恐怖状態または魅了状態を引き起こしている効果を一つ終了させる。

この特徴は球体の中であれば毎ターン終了時に得ることができるので、毎ターン一時的hpを与えることが可能になります。

「夜の歩み*(Steps of Night)」で夜を駆ける

レベルが6になると「夜の歩み」を得ます。この特徴により、空中に浮かび上がる夜の魔法の力を引き出すことができます。ボーナスアクションとして、薄暗いまたは暗闇である時、1分間歩行移動速度と同じ飛行速度を魔法的に獲得します。このボーナスアクションは習熟ボーナスと等しい回数使うことができ、大休憩が終了すると使用した回数を回復することができます。

この特徴は空中に漂うことができるのでターン終了時に体を固定していなくても落下することはありません。ただし、空中に浮かび上がっている時に周囲が明るくなると落下します。「黄昏の聖域」の球体を発生させているのであれば、日中でも飛行することができます。

「信仰を込めた打撃(Divine Strike)」で追加ダメージ

信仰を込めた打撃
レベル8以上になるとクレリックの攻撃には「信仰を込めた打撃」が身につき、各ターンに一度だけ攻撃がヒットすると打撃に「光輝」ダメージを追加することができます。

「黄昏のとばり*(Twilight Shroud)」で遮蔽を得る

レベル17になると「黄昏のとばり」により、召喚した黄昏は守護の抱擁を提供し、「黄昏の聖域」によって作られた球体の中にいる間、自分と味方は1/2遮蔽を得ることができます。

この特徴により球体内にいることで1/2遮蔽を得るため、ACと敏捷力セーヴに+2のボーナスがつきます。

黄昏の領域のクレリックの戦い方

黄昏の領域のクレリックは前線で戦うタイプのサブクラスです。重装鎧と軍用武器の習熟と信仰を込めた打撃が使えることで近接武器が期待されています。神性伝導である「黄昏の聖域」は戦闘ではかなり役立ち、毎ターン一時的hpの効果を得ることができるので弱い攻撃では一切ダメージを受けなくなることもあります。このことから盾役を球体の中に入れておくようにポジションを取る必要があります。「夜の目」による暗視の共有は敵が暗視を持っていない場合は夜間やダンジョンなどで光源を潰すことで効果を発揮しやすくなります。

「オーラ・オヴ・ヴァイタリティ」の呪文が使えるようになると「黄昏の聖域」と同じ範囲で効果を適用することができ、ボーナスアクションでhpを回復しながら聖域の効果で一時的hpを授ける盤石の体制を築くこともできます。

まとめ

いかがでしたか?黄昏の領域のクレリックは「黄昏の聖域」を展開し、中にいる者を守ることができます。また近接戦闘にも向いているので、聖域に前衛を含めながら戦うことで安定したパーティー戦闘を行うことができます。是非とも夜を得意とし戦う黄昏の領域を楽しんでみましょう!

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