胞子の円環(Circle of Spores)とは|胞子を操る近距離型D&D5版のドルイドの円環

TRPGダンジョンズ&ドラゴンズの世界には多くのドルイド社会があり、衰退の中に美しさを見出した胞子の円環が存在します。このドルイドは円環で得た知識や技術をどのように行使できるのか、わかりやすいようドルイドの円環である胞子の円環について解説します。

胞子の円環とは

ドルイド
「ターシャの万能釜」(未訳)で追加された胞子の円環(Circle of Spores)とはカビや菌類が命のない物質から豊かな命を作り出すという胞子の持つ力を引き出すドルイドのサブクラスです。この円環のドルイドはアンデッドと複雑な関係を持っており、生と死と共にある不死について本質的に悪いと考えていません。ただ、生と死の自然のサイクルが最も健康的であると信じています。すべての生命を不死に置き換えようとするアンデッドや死にゆくことを拒否するアンデッドに対してはその存在を許しません。

胞子の円環の特徴

胞子の円環は自身の周りにある胞子を活性化させることで戦闘に胞子を使うことができます。「自然の化身」を使い、獣形態にならずに胞子との「共生体」になることができ、「共生体」によって胞子の持つ生命力を一時的hpとして得ることもがきます。

胞子の円環の特徴 レベル 効果
円環の呪文(Circle Spells) 胞子の円環の呪文を修得します。
胞子の暈*(Halo of Spores) 2 リアクションを用いて周囲の胞子で死霊ダメージを与える。
共生体*(Symbiotic Entity) 2 「自然の化身」を使い、魔法で胞子を覚醒させる。覚醒状態では「胞子の暈」のダメージが増加し、近接武器攻撃に追加で死霊ダメージを与える。
真菌の蔓延*(Fungal Infestation) 6 野獣や人型生物を菌の力で操る。
胞子の拡散*(Spreading Spores) 10 「共生体」稼働中に30フィート以内に胞子を飛ばし、そこ10フィートの立方体の中を胞子が循環している。胞子は「胞子の暈」と同じダメージを与える。
真菌の肉体*(Fungal Body) 14 盲目・聴覚喪失・恐怖・毒状態に完全耐性を得る。また受けたクリティカルヒットは通常攻撃の命中に変わる。

*は未訳のため正確な日本語の名称ではありません。

ここがスゴイ!胞子の円環

胞子の円環はドルイドの特徴である「自然の化身」を使い「共生体」になることができます。リアクションを使い胞子でダメージを与える「胞子の暈」が強化され、近接攻撃攻撃で胞子による死霊ダメージを与えることが出来るようになります。また一時的hpを得るので、相手の状態異常を引き起こす呪文を上手に使えば近接距離をこなすことが出来るドルイドになります。

「円環の呪文(Circle Spells)」を修得できる

レベル2・3・5・7・9になれば胞子の円環は「円環の呪文」を修得くすることができます。この特徴で結びついている円環の呪文を、準備の数にカウントしない形で準備済みのドルイド呪文として修得していきます。2レベルで修得するのは初級呪文「チルタッチ」で、それ以外の各レベルで2つの呪文を修得します。

レベル 胞子の円環の呪文
2 チルタッチ
3 ブラインドネス/デフネス、ジェントル・リポウズ
5 アニメイト・デッド、ガシアス・フォーム
7 ブライト、コンフュージョン
9 クラウドキル、コンテージョン

初級呪文「チルタッチ」は胞子の円環のドルイドが使う射程が長い攻撃呪文です。アンデッドに対して攻撃に不利を付けることができます。距離を置いて戦う場合は攻撃の中心となる呪文でしょう。

「胞子の暈*(Halo of Spores)」で周りに胞子が襲い掛かる

レベル2の胞子の円環は「胞子の暈」により、周囲に解き放つまで無害で見えない死霊の胞子に囲まれています。見ることが出来る1体の生物が10フィート以内のスペースに移動してきた時やターンを開始する時、リアクションを使い呪文難易度に対して耐久力セーヴを行わせ、失敗すると1d4の死霊ダメージを与えることができます。この死霊ダメージは6レベルで1d6、10レベルで1d8、14レベルで1d10に増加します。

範囲に侵入した敵やすでにそばにいてターンを開始した敵を対象にリアクションを取りダメージを与えることから近接戦闘中に活用することができます。この特徴を活かすには「スネア」で拘束しながらリアクションでダメージを与え続け、武器攻撃をすると良いでしょう。

「共生体*(Symbiotic Entity)」で自身の周りの胞子を覚醒させる

レベル2の胞子の円環は「共生体」により、自身の胞子に魔法を向ける能力を得ます。アクションとして獣の形態を取る代わりに、胞子を目覚めさせるため「自然の化身」の特徴を1回使うことができ、ドルイドレベルごとに4ポイントの一時的hpを得ます。この特徴が稼働している間以下の恩恵を得ます。

  • 「胞子の暈」でダメージを与えた時、ダメージを2回ロールして合計に加える。
  • 近接武器攻撃が命中した時に1d6の死霊ダメージを追加で与えることが出来る。

この恩恵は再び「自然の化身」を使うか、一時的hpをすべて失うか10分間経つまで残ります。

胞子の作り出す一時的hpはドルイドレベルの4倍になるので、ドルイドレベルが高いほどその量は大きくなります。大量の一時的hpを持つことでダメージを受けても多少は耐えることが出来るため近接距離で立ち回ることを可能にします。また近接攻撃攻撃が命中した時に追加ダメージが発生するので、「シャレイリ」が好きなドルイドにも有効です。

「真菌の蔓延*(Fungal Infestation)」で死体を操る

レベル6になると「真菌の蔓延」により、死体に胞子を寄生させて操ることができます。小型から大型の野獣か人型生物が10フィート以内で死んだ場合、操るためのリアクションを使うことができ、1hpで突然立ち上がらせることができます。この生物はモンスター・マニュアルのゾンビのデーダブロックを使います。この特徴の効果は1時間経過すると崩壊し死にます。戦闘では自分のターンの直後にゾンビのターンが来ます。ゾンビには精神的に命令をすることができ、実行できる唯一のアクションは攻撃アクションであり、1回の近接攻撃を行います。この特徴は判断力修正値に等しい回数使うことができ、大休憩が終了した時に使用した回数をすべて回復します。

胞子で操る死体はゾンビであり、ゾンビは光輝ダメージやクリティカルヒット以外でhpが0になっても、耐久力セーヴに成功するとhpが1になり動き続けることができます。また、ゾンビが武器を持っていればその武器で攻撃することができます。

「胞子の拡散*(Spreading Spores)」で空間を胞子で満たす

レベル10になると胞子の円環のドルイドは「胞子の拡散」を得ます。この特徴により「共生体」である間、ボーナスアクションとして最大30フィート離れたところまで自身の周りにある胞子を投げつけることができ、そこから10フィートの立方体で1分間胞子が渦巻きます。この胞子は再びこの特徴を使った時やボーナスアクションで片付けた時、また「共生体」が稼働しなくなった時に消滅します。生物がこの立方体の中に移動する、または中でターンを開始するたびに呪文セーヴ難易度に対して耐久力セーヴを行い、失敗すると「胞子の暈」によるダメージを受けます。なお、この特徴による胞子の立方体が存在している間はリアクションによる「胞子の暈」を使うことはできません。

自身を守っている胞子を飛ばすことで胞子の空間を作り出し、中にいるものに継続して死霊ダメージを与えることができます。この特徴は「共生体」でのみ使用できるので、胞子が与える死霊ダメージは多くなっています。呪文の「スネア」などで拘束した場所に仕掛けることで有効に使うことができます。

「真菌の肉体*(Fungal Body)」で状態異常に強くなり、クリティカルヒットを防ぐ

レベル14になると胞子の円環のドルイドは「真菌の肉体」の特徴により、体の真菌は盲目状態・聴覚喪失状態・恐怖状態・毒状態にならない体に変わります。また、無力状態でない限り、受けたクリティカルヒットは通常の攻撃に変わります。

胞子の生み出す生命の力により状態異常の一部に完全耐性を得ます。またその豊かな生命力により、相手のクリティカルヒットで受けたダメージを通常のヒットによるダメージに抑えることができます。

まとめ

いかがでしたか?胞子の円環は体の周りに漂うカビや菌類といった胞子を使い、自身の戦闘能力を高めることができます。「自然の化身」を使い胞子を「共生体」になることで攻撃に胞子をまとわせることもできます。ドルイドに珍しく近接戦闘をこなしますが、ACが高いわけではないので注意が必要です。一味違ったドルイドをやってみたいのであれば、是非とも胞子の円環を楽しんでみましょう!

他のドルイドの円環はこちら

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