戦闘魔術の学派とは|力術と防御術を活用するウィザード・戦闘魔道士

ダンジョンズ&ドラゴンズではウィザードのサブクラスもいろいろありますが、戦闘魔術のように一つの系統を専門としない学派も存在します。攻撃と防御の呪文をバランスよく使いこなす学派ですが、今回はわかりやすいようにこの学派の戦闘魔術について解説します。

戦闘魔術

戦闘魔術
ウィザードの学派の戦闘魔術とは「ザナサーの百科全書」により追加された学派で呪文系統は研究しておらず、いかに戦闘に特化して速やかに敵を倒すかを考えているため力術と防御術の原則を混ぜ合わせたものを研究しています。この戦闘魔術を学ぶウィザードを人は戦闘魔道士と呼びます。戦闘魔道士は鋼の武器や防具よりも魔法が優れていると考えており、その鋭い戦術眼で優位を勝ち取ることもできます。

戦闘魔術のメリット

戦闘魔術は魔法の系統ではないため専用の呪文はありません。ただ戦闘魔術での特徴に合わせて呪文を選ぶと戦闘の幅を広げることが可能です。

学べる特徴レベル効果
跳ね返しの秘術2リアクションを用いてAC+2かセービングスローに+4のボーナスを得る。
戦術の才2イニシアチブロールに知力の能力修正値を加算することができる。
蓄積魔力6掠め取った魔力を蓄積させ、ウィザード呪文によるダメージに「力場」ダメージを追加することができる。
堅牢の魔力10呪文の精神集中をしている間はACとセービングスローに+2のボーナスを得る。
跳ね返す衣14跳ね返しの秘術を使う時に60フィート以内の敵を3体までウィザードレベルの1/2の力場ダメージを与える。

戦闘魔術のデメリット

戦闘魔術でのデメリットは呪文習得のコストと時間があります。他の学派ではレベル2以降は系統の呪文習得にコストと時間が半分になりますが、戦闘魔術にはそれがありません。

戦闘魔道士が習得した方が良い呪文

戦闘魔道士は力術と防御術の原則を混ぜ合わせたものを研究しており、他の学派のように専門ではないため系統呪文の恩恵はありません。そのため呪文選びが難しくなるのですが、効率よくダメージを与える呪文と自分を守るための「メイジ・アーマー」などの防御術は取得しておいた方が良いです。初級呪文であれば「グリーンフレーム・ブレード」「ソード・バースト」「ブーミング・ブレイド」などが近接攻撃環境で使用できます。

また「跳ね返しの秘術」を使用すると次のターン終了まで初級呪文しか使えなくなることもあるので、制限中でもダメージを与えることができる初級魔法も必要です。そして「蓄積魔力」を活用することが戦闘魔道士の醍醐味とも言えるので、蓄積に使う「ディスペル・マジック」と「カンタースペル」は押さえておく必要があります。

ここがスゴイ!戦闘魔道士

戦闘魔道士
戦闘魔道士は防御呪文を使いこなしながら、攻撃呪文で効果的にダメージを耐えることができます。また戦況を見極めることができるようになると誰よりも早く行動しやすくなります。習得する呪文もダメージを与える呪文と自身を守る呪文を中心に戦闘に特化した呪文を押さえておくことで戦闘のいろんな場面でも活躍できます。「メイジ・アーマー」など呪文の構成次第では近接戦闘を狙っていくことも可能です。

自身を守る「跳ね返しの秘術」

2レベルに達した戦闘魔道士は敵の攻撃が命中するかセービングスローに失敗した際にリアクションを起こすことACに+2またはセービングスローに+4を得ることができます。これは常時「シールド」の呪文のような防御術を自分に掛けているもので、冒険時の生存率をぐんと上げることができます。またセービングスローにボーナスを付ければ魔法やブレスにも活用させることができます。ただし、この特徴を使うと次の自分のターンが終了するまで初級呪文以外の呪文は使うことができません。なお「グリーンフレーム・ブレード」「ソード・バースト」「ブーミング・ブレイド」などの初級呪文が近接攻撃環境と相性が良いです。

たとえばウィザードは防具の習熟がないため呪文を生かす上でも鎧を着ることがありません。そのため「メイジ・アーマー」を使うと8時間ものあいだ実ACを+3上げ中装鎧波のACにすることができます。その上「シールド」を使えばリアクションでさらに+5追加することが可能ですが、呪文スロットを消費する必要があります。しかし「跳ね返しの秘術」であればスロットの数関係なくリアクションとして使うことが可能です。つまり「メイジ・アーマー」と合わせることができれば、他にリアクションをしない限り長い間AC+5を保つことができます。

「グリーンフレーム・ブレード」「ソード・バースト」「ブーミング・ブレイド」は『ソード・コースト冒険者ガイド』および『ターシャの万能釜』で追加された呪文のため選択する場合はDMの許可が必要です。

即時に戦力を見極める「戦術の才」

また2レベルになると「戦術の才」を身につけることができ、状況判断が早くなることからイニシアチブロールに知力の能力修正値を足すことができます。この特徴の凄いところは相手より先にアクションを起こすことで先に強力な呪文を放つことができるので、「攻撃は最大の防御」を体現することができます。

「ディスペル・マジック」「カウンタースペル」をさらに生かす「蓄積魔力」

レベルが6になると他者の魔法エネルギーを掠め取り自分のものにすることができます。この蓄積魔力は知力修正値と同値まで貯めることができ、1ターンに1回だけウィザード呪文でダメージを与える際に追加ダメージとして1つ消費することができます。このダメージは力場ダメージであり、その値はウィザードレベルの半分になります。

この蓄積魔力を貯めるには「ディスペル・マジック」または「カウンタースペル」を成功させることで、打ち消して行き場を失った魔力を取り込むことができます。この呪文は使うだけでなく成功させなければ蓄積魔力を蓄えることができません。そのため、この2つの呪文は戦闘魔道士には必須の呪文と言えます。また小休憩以上の休憩をとるのであれば蓄積魔力は1になります。

「堅牢の魔力」で精神集中を維持しやすい

レベル10以上になると「堅牢の魔力」が身につき、呪文で精神集中をしている時に身体中を駆け巡る魔力が防壁となり、ACとセービングスローに+2のボーナスを得ることができます。

「跳ね返す衣」で魔法が強力になる

レベル14になれば「跳ね返しの秘術」が魔力を帯びて「跳ね返しの衣」になります。敵の攻撃が命中したりセービングスローに失敗し「跳ね返しの秘術」を使う際に、60フィート以内にいて目視できる敵3体までを対象にウィザードレベルの半分の値の力場ダメージを与えることができます。決して多いダメージではありませんが、一定量の反撃ダメージが与えられるのは戦いが長引く場合には有効になります。

まとめ

いかがでしたか?戦闘魔道士は素早く動いて「攻撃は最大の防御」を実践することに向いています。また「跳ね返しの秘術」など防御面でも特徴があることから、通常のウィザードよりは若干前線よりで戦うことが可能です。その場合、「跳ね返しの秘術」による制限があるためどの初級呪文を活用するかを考えていく必要があります。そして最大の注意点はヒットポイントは全クラスの中でも最低水準なので集中して狙われることはないようにしましょう。
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