スウォームキーパーとは｜精霊や蟲の群れのアシストを受けるD&D5版レンジャーの類型

2022.01.31

TRPGダンジョンズ＆ドラゴンズには多くのクラスが存在し、ドルイドやバーバリアンのように自然と共存しているレンジャーが存在し、その中に自然の精霊と結びついたスウォームキーパーが存在します。一体どのように形で力を引き出すのか、わかりやすいようレンジャーの類型であるスウォームキーパーについて解説します。

スウォームキーパーとは

レンジャーとは
ターシャの万物釜で追加された「スウォームキーパー（Swarmkeeper）」とは魔法的な繋がりを通して自然の精霊と繋がったレンジャーのサブクラスです。このスウォームキーパーのレンジャーは潜在的な戦闘力を持つ自然の精霊の群れに助けられています。いくつかのスウォーム・キーパーは追放者や隠者であり、その群れを不快なものとして処理するのではなく、寄り添う存在として守っています。また、他のスウォームキーパーには群れの一部であると考えるすべての人々の相互利益のために働く、活気のあるコミュニティを構築することを楽しんでいます。自然の精霊は常にスウォームキーパーの周りで群れを成しているので、ぱっと見で蟲使いや小鳥使いをイメージさせるかもしれません。

スウォームキーパーの特徴

スウォームキーパーは「集まった群れ*（Gathered Swarm）」により自然の精霊を纏わせて戦います。そのため群れを使った特徴ばかりになります。

スウォームキーパーの特徴	レベル	効果
スウォームキーパーの魔法*（Swarmkeeper Magic）	—	特定のレンジャーレベルで呪文を習得する。また初級呪文「メイジ・ハンド」を修得し、手が群れに変わる
集まった群れ*（Gathered Swarm）	3	自然の霊の群れから戦闘中にアシストを得ることができる。
蠕動飛行*（writhing Tide）	7	空中移動速度10フィートを得て、浮遊することができる。
強大な群れ*（Mighty Swarm）	11	「集まった群れ*（Gathered Swarm）」が強大になりアシスト効果が上がる。
群飛の分散*（Swarming Dispersal）	15	ダメージを受ける時にリアクションを用いて抵抗を得ることができ、群の中に入って30フィート以内にテレポートができる。

*は未訳のため正確な日本語の名称ではありません。

ここがスゴイ！スウォームキーパー

スウォーム・キーパーは自然の精霊のアシストを受けて戦闘します。群れは攻撃から防御まで対応し、飛行能力まで授けるので屋外であれば上空から弓で攻撃することも可能です。

「スウォームキーパーの魔法*（Swarmkeeper Magic）」で祝福を得る

3レベルのスウォームキーパーはレンジャーレベルが特定のレベルに達するたびに「スウォームキーパーの魔法」を修得します。また初級呪文「メイジ・ハンド」を修得していないのであればレンジャー呪文として修得することができます。この「メイジ・ハンド」の形は本来の手ではなく、自然の精霊の群れを成しています。

レンジャーレベル	スウォームキーパーの呪文
3	フェアリー・ファイア、メイジ・ハンド
5	ウェブ
9	ガシアス・フォーム
13	アーケイン・アイ
17	インセクト・プレイグ

「集まった群れ*（Gathered Swarm）」が戦闘のアシストする

レベル3になるとスウォームキーパーは「集まった群れ*（Gathered Swarm）」により、形のない自然の精霊の群れが戦闘でのアシストをします。スウォームキーパーが死ぬまで群れは周りを這い回ったり飛び回ったり進んだりして居残り続けます。群れの外見はSwarm Appearanceから自分で選ぶか、d4をロールして決定します。

d4	外見（Swarm Appearance）
1	虫の群れ
2	枯れた小枝
3	羽ばたく小鳥
4	遊んでいるピクシー

この特徴は自分の各ターンに一度だけ、攻撃が命中した時に即座に以下の効果のアシストを1つ群れから引き起こすことができます。

攻撃の目標は1d6の刺突ダメージを負う
攻撃の目標は呪文のセーヴ難易度に対して筋力セーヴを行い、失敗すると最大15フィートの任意の水平方向に目標を押しやることができる。
群れによって自分の任意の水平方向に5フィート移動させることができる。

自分を移動させる場合は不可抗力による移動と同じなので機会攻撃は発生しないため、安全に敵の間合いから離れやすくなります。

「蠕動飛行*（writhing Tide）」で空を飛ぶことができる

レベル7になれば「蠕動飛行*（writhing Tide）」により、質量を集中させた群れのを凝縮し、自分を持ち上げさせることができます。この特徴により、ボーナスアクションで10フィートの空中移動速度を得て浮いておくことができます。この効果は１分経過するか無力状態になるまで継続します。この特徴は習熟ボーナスと等しい回数使うことができ、使用した分は大休憩を終了すると回復します。

空中に止まることができるので、空中からの遠隔攻撃も可能です。また、魔法ではないので「ディスペル・マジック」で解除されることもありません。

「強大な群れ*（Mighty Swarm）」で自然の精霊の群れが強力になる

レベル11になると「強大な群れ*（Mighty Swarm）」により、「集まった群れ*（Gathered Swarm）」が強大になり以下の効果を得ます。

「集まった群れ*（Gathered Swarm）」のダメージは1d8になる
「集まった群れ*（Gathered Swarm）」の攻撃によるセーヴに失敗すると攻撃の目標は伏せ状態になる
「集まった群れ*（Gathered Swarm）」によって移動する時、次のターンの開始まで1/2遮蔽を得る

1/2隠蔽を受けた場合、ACと敏捷力セーヴに+2のボーナスが付きます。

「群飛の分散*（Swarming Dispersal）」でダメージを減らし脱出する

レベル15になるとスウォームキーパーは「群飛の分散*（Swarming Dispersal）」により危険を回避するために群れを解体することができます。ダメージを受けた時にリアクションを用いてそのダメージに抵抗を得ることができます。また群れの中で消え、30フィート以内の見えて何もない空間にテレポートして群れの中から再び出現します。この特徴は習熟ボーナスと等しい回数使用でき、使用した分は大休憩が終了すると回復します。

まとめ

いかがでしたか？スウォームキーパーは自然の精霊のを味方にして戦闘のアシストをもらうことができます。自然の精霊は常にまとわりついているように見えますが、攻撃から防御までカバーでき、群れを使って空を飛んだり「メイジ・ハンド」で操作も行うことができます。蟲や精霊の「群れ使い」として、ぜひともスウォームキーパーを楽しんでみましょう。

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