ウィザードの力術系統の学派とは|初心者がロールプレイしやすい力術士

ダンジョンズ&ドラゴンズでは数多くの魔法が存在し、ほとんどの人は敵に強烈なダメージを与える豪快な魔法を期待しています。力術による広範囲に効果を及ぼす魔法であればその破壊力は凄まじいものとなります。今回はわかりやすいように力術系統について解説します。

力術系統

力術呪文
ウィザードの学派の力術系統とは強力な元素的効果、極寒や業火、轟雷、紫電、強酸などを作り出す魔法を学びます。これらは膨大なエネルギーを持ち、破壊においては圧倒的な威力となります。そのため遠距離攻撃ができる兵力として期待されています。この力術を使いこなすウィザードを人は力術士と呼びます。このように遠距離攻撃呪文を期待される力術系統は初心者がウィザードをやる上で一番ロールプレイがしやすい学派と言えます。

力術系統のメリット

力術系統のメリットは圧倒的な破壊力を持つ呪文が多いです。もちろんウィザードは力術系統の学派に所属していなくても力術呪文を使うことは可能ですが、力術の学派であれば力術呪文も強化されます。

学べる特徴レベル効果
力術の専門家2力術呪文を呪文書に書き写す時間と費用が半分になる。
呪文効果範囲操作2効果範囲を持つ力術呪文の中にいる対象への効果を除外することができる。
初級呪文強化6セーブされたダメージを与える初級呪文でも半分のダメージを与える。
力術強化10力術呪文のダメージロール1回のみ知力修正値を追加できる。
限界突破14レベル1~5のダメージを与える呪文で最大ダメージを与えることができる。

力術系統のデメリット

力術系統でのデメリットはダメージを与える呪文が魅力的すぎて、他の呪文を選びにくくなることがあります。ダメージを与えることに慣れてしまうとサポート系の呪文や探知系の呪文の使い所がわかりにくくなります。その結果、ダメージを与える呪文ばかり選んでしまい、ロールプレイの幅を狭めてしまうことがあります。

力術呪文の例

力術はダメージを与えるのに最適な呪文が数多く揃っています。呪文にはダメージ種別があるので敵の弱点に合わせて使い分けることができれば効果的にダメージを与えることが可能です。

  • ショッキング・グラスプ ・・・ 手から電気を放ち触れた敵に電撃ダメージを与える。
  • ダンシング・ライツ・・・ 松明ほどの明かりを最大4つまで出現させる。
  • ファイアー・ボルト ・・・ 炎の粒を投げつけ火ダメージを与える。
  • ライト ・・・ 触れた物体から明るい光が周囲を照らす。
  • ウィッチ・ボルト ・・・ 青いエネルギー光線を飛ばし、継続可能な電撃ダメージを与える。
  • クロマティック・オーブ ・・・ 10cmのエネルギー弾を放ち任意の種別ダメージを与える。
  • サンダーウェイヴ ・・・ 轟音を伴う衝撃波を発生させ、範囲内のものに雷鳴ダメージを与え押しやる。
  • バーニング・ハンズ ・・・ 指先から円錐の形で炎が出て範囲内のものに火ダメージを与える。
  • マジック・ミサイル ・・・ 必中の魔法の矢を3本放ち力場ダメージを与える。
  • ガスト・オブ・ウィンド ・・・ 一直線に強風を吹かせる。
  • コンティニュアル・フレイム ・・・ 消えない炎を作り出す。
  • シャター ・・・ 10フィートの範囲内の生物に雷鳴ダメージを与える。
  • スコーチング・レイ ・・・ 3本の火炎光線を発射し火ダメージを与える。
  • ダークネス ・・・ 選択した場所で魔法の暗闇を出現させる。
  • メルフス・アシッド・アロー ・・・ チラチラ光る緑色の矢が飛んでいき、弾けて酸ダメージを与える。

力術の最強のレベル9の呪文は「ミーティア・スォーム」は流星雨の呪文で、4箇所に空から燃え盛る火球が降ってきて爆発し火ダメージと殴打ダメージを与える。

ここがスゴイ!力術士

力術
力術士はダメージを与える呪文を多く使いこなします。しかも影響範囲をコントロールしたり、呪文の威力を強化せさることもできます。

「呪文効果範囲操作」で巻き込み事故を減らす

2レベルに達した力術士は力術呪文の効果範囲内の生物(呪文レベル+1人)に対して、効果を及ぼさないようにすることができます。効果から外された生物は呪文のセービングスローに自動で成功し、セーブ成功でダメージを半分できるものであればダメージを0にすることができます。

例えば「ファイアー・ボール」は20フィートの効果範囲があり、範囲内のものは敏捷力セーブに失敗すれば8d6の火ダメージを受け、成功しても半分のダメージを受けます。そのため仲間が近接戦闘を行なっている敵にところに広範囲の呪文が使いにくいのですが、力術士の場合は仲間を効果範囲から外すことができるので範囲内でもノーダメージにすることができます。味方に気を使わずに強力な呪文が使えるのは力術士の強みと言えます。

「初級呪文強化」と「力術強化」でダメージを与える

6レベルになると「初級呪文強化」が適用され、効果の直撃を避けたものに対してもダメージの半分を与えることができます。これは力術呪文以外でも効果がありますが、「チル・タッチ」のように本来命中すればHP回復をできなくするようなダメージ以外の効果は適用されません。

なお初級呪文でダメージを与えるものは「アシッド・スプラッシュ(酸)」「ショッキング・グラプス(電撃)」「チル・タッチ(死霊)」「ファイアー・ボルト(火)」「ポイズン・スプレー(毒)」「レイ・オブ・フロスト(冷気)」があります。

10レベルになると「力術強化」の特徴を得てウィザード力術呪文には1回のダメージロールにのみ知力修正値を追加することができます。1回というのがわかりにくいのですが、「マジック・ミサイル」のように1d4+1のダメージロールを3回行う場合、うち1回分だけ知力修正値を加算できるということです。

「限界突破」で魔法が強力になる

レベル14になれば「限界突破」を得ることができます。この特徴はレベル1~5のウィザード呪文のダメージを最大値にすることができます。ただし、一度使った後に大休憩をせずに使うと自身に呪文レベル×使用回数の分だけd12の死霊ダメージを受けることになります。

まとめ

いかがでしたか?力術士はパーティを火力で支援する攻撃的ポジションであり、広範囲に広がる相手にもまとめてダメージを与えることができます。ある程度呪文が使えるようになるとロールプレイをして一番楽しいと感じることができます。本来、ウィザードは高火力以外の呪文も充実しているのでいろいろなことができるのですが、何をすればいいのかわからない場合は呪文で力押しできる力術士でD&Dを満喫しましょう。
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