リアリティー・チェック・ロールとは|クトゥルフ神話TRPGで狂気の妄想を自覚する方法

クトゥルフ神話TRPGで探索者は狂気の世界に陥る事があります。のちに正気を取り戻したものの探索者は幻覚に苛まされることもあり、まともな行動が取りにくくなります。そこで今見えているものが幻覚なのか本物なのかを見極めるためのリアリティー・チェック・ロールについて説明します。

リアリティー・チェック・ロールとは

リアリティー・チェック・ロールとはクトゥルフ神話TRPGにおいて探索者が見たり聞いたりしているものが現実なのか、それとも幻覚なのかを判定するためのルールを指します。普通の人であれば幻覚や幻聴を見るという事は無いのですが、一時的狂気不定の狂気など一度狂気に陥った探索者の場合は幻覚や幻聴を見ることがあります。その幻覚や幻聴の正体は探索者の妄想であり、その妄想は探索者に関連があることもあります。

探索者の妄想

妄想とは「無い事に対して病的原因からいだく、誤った判断・確信」のことです。探索者は狂気に陥る事で妄想を見ます。キーパーは該当する探索者に見えたり聞こえたりすることが現実として話す必要があります。 ただし現実にあるものを現実のものとして伝えるのではなく、現実ではありえないものを現実として伝えることが重要です。ここで正気が保っている探索者であれば今体験しているものが妄想なのかどうかと言う判断までたどり着くことができます。 妄想を表現する方法として「非現実的なものを登場させる」「非現実的な状況を作る」「探索者に関係があるものを出す」といった方法があります。ただし、妄想の原因となるものは探索者の中に存在するので妄想と恐怖症やバックストーリーを関係させておくと良いでしょう。

非現実的なものを登場させる

現実的なものを登場させることも有効です。非現実的なものとは物体と生物が混ざったものや、空想上の生き物などです。物体と生物が混ざったものと言えば、「美女と野獣」に出てくるポットやキャンドルのような喋り動くキャラクターを想像すると良いでしょう。 空想上の生き物とは 恐怖の対象であるため探索者が知っている知らないにかかわらず神話生物が良いでしょう。

非現実的な状況を作る

非現実的なものを登場さず、現実的なものの組み合わせによって非現実を表現することもできます。 つまり、そこにはないものがそこに存在すると言うシチュエーションを作ることです。例えば普通の家のクローゼットを開けると大量の蝙蝠が飛び出すと言った事は現実的には考えられませんが、妄想を抱えている探索者では見えるかもしれません。また、陽気な隣人が殺人鬼に見えるかもしれません。

探索者に関係があるものを出す

探索者に取ってあり得ないことを表現するのが一番効果的です。特に死んだ知人から連絡が来るのは狂気の引き金にもなります。

リアリティー・チェックのメリット・デメリット

リアリティー・チェックを導入する場合、まずはプレイヤーにリアリティー・チェックというルールの存在をプレイヤーは知っておかなければなりません。というのも何度かプレイをしていても、リアリティー・チェックを知らない人も存在します。キーパーはメリット・デメリットをしっかり伝えた上で、リアリティ・チェックができるようにしておく必要があります。リアリティー・チェック・ロールはキーパーが促すものではなく、基本的にはプレイヤーの判断で行われることを共通理解として持っておきましょう。

リアリティー・チェックのメリット

リアリティ・チェックを行うメリットは探索者が妄想を自覚するチャンスを得ることです。妄想を見破ることができれば妄想の影響を受けない行動を取る事が可能です。キーパーとしては探索者を再び狂気へ導く演出にもなります。

潜在狂気であれば恐怖症やマニアを持っていると演出に使いやすいですが、そうでなければ妄想を元に演出する方が良いでしょう。狂気を抱えているのに何も無い方がおかしいくらいなので何か妄想を見せましょう。

リアリティー・チェックのデメリット

リアリティ・チェックを行うデメリットは失敗する事で正気度を失い、その結果再び狂気の発作を引き起こすことにあります。予期せぬところでセッションの流れが変わる事があります。

リアリティー・チェック・ロールのやり方

リアリティーチェックは狂気に陥っている探索者にのみ行われるのが普通ですが、プレイヤーは探索者が幻覚や幻影だと思い込んでいるものを見破りたいと言うことに使うのもありです。 リアリティーチェックの判定はSANチェック(正気度ロール)を行いその結果で判定します。

リアリティーチェックを行い、成功すると妄想を妄想だと自覚し、苛まされなくなります。しかし、妄想を見破れなかった場合は逆に妄想を現実のものと信じ込むことになります。その結果、恐怖へ想像力が働きSAN値(正気度)を1ポイント失います。

リアリティチェックの結果 内容
失敗
  • 正気度ポイントを1失う。
  • 潜在狂気に陥っていたら発作が発生する。
  • 妄想を信じ込む。
成功
  • 妄想を見破り正しい知覚情報を得ることができる。
  • 正気度ポイントを失うまで妄想に悩まされない。
  • 精神分析ロール成功で妄想の正体がわかる。

失敗すると狂気の発作を起こしますが、成功すると妄想が消えます。また、「精神分析」技能に成功するとその原因も突き止める事ができます。妄想の原因を自覚する事ができるので、再び同じ妄想を見たとしても自覚しやすくなるでしょう。

妄想で神話生物や怪物を見た場合の対処法

神話生物や怪物を妄想で見た場合、リアリティー・チェック・ロールを行い成功するとその妄想は消滅します。失敗した場合は妄想は現実のもの!と思い込みますが、失敗による正気度損失から正気を失います。この時正気を失っている状態なので目撃によるSANチェックは必要がありません。ただし、狂気の発作が終わってもなお妄想の神話生物や怪物が存在する場合は妄想の目撃によるSANチェックが必要になります。

まとめ

いかがでしたか?リアリティー・チェック・ロールは探索者の妄想を見破るためのルールです。プレイヤーがこのルールの存在を理解して使うことで、キーパーも妄想の表現に力を入れる事ができます。妄想はみんなが持つものでも無いことから直接シナリオと関係しないため必須ではありませんが、ロールプレイやセッションの情景描写の幅も広がります。ぜひともリアリティー・チェック・ロールを行ってみましょう。

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ルール改定があり7版が出てもなお遊ばれているクトゥルフ神話TRPG6版。個人制作のシナリオの多くが6版で作られていることもあり、まだまだ人気のルールブックです。
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クトゥルフ神話TRPGの最新版のルールブックです。能力値の見直しや技能の変更、プッシュロールや戦闘マヌーバの追加など、6版のテイストを継承してルールが新しくなりました!神話生物の情報もあるのでこれ一冊で遊べます。キーパー、プレイヤー必携のルールブックです。

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