跳躍とは|クトゥルフ神話TRPGで探索者が跳び落下ダメージを減らす技能
目次
クトゥルフ神話TRPGでは探索者は亀裂を飛び越えたり、飛びおりたりするための技能として跳躍があります。文字からしてもジャンプに関係する技能ですが、どのように技能を使えば良いか初心者でもわかりやすいようにクトゥルフでの跳躍について解説します。
跳躍とは
跳躍とは一般的には「地面をけって飛びはねること。また、飛びはねて越えること」を表します。クトゥルフ神話TRPGにおいても跳躍は同じであり、探索者が飛ぶ事でなにかを判定するための技能です。この何かというのは助走あるなしに関わらず垂直方向に飛び上がったり飛び降りたり、または水平方向にジャンプすることができます。また跳躍したら上手に着地できるかということも重要であり、この技能によって落下によるダメージを和らげる事ができます。初期値が20%と多少は誰でもできる技能ですが、跳躍技能を持つ職業はアスリートや一部の動物関係の仕事があります。
水平にジャンプする
助走のあるなしに関わらず、地面を蹴って遠くへ飛びます。飛距離は身長と助走の有無によって変わります。跳躍で行おうとしている距離がレギュラーで等距離、ハードで1.5倍、イクストリームで2倍を目安に判断し、適切な難易度を設定する必要があります。
- 助走なし・・・身長と同等の距離の幅跳びができる。
- 助走あり・・・身長の2倍の距離の幅跳びができる。
走り幅跳びの世界記録は男子マイク・パウエルの8m95cm。女子ガリナ・チスチャコワ7m52cm。
水平に飛び上がる
助走のあるなしに関わらず、地面を蹴って垂直に高くへ飛びます。垂直跳びを行おうとしている高さがレギュラーで1/4、ハードで1/3、イクストリームで1/2を目安に判断し、適切な難易度を設定する必要があります。垂直跳びの高さはルールブックにはありませんが、イメージ的には身長の1/4くらいで良いでしょう。
- 飛び上がる・・・自分の身長の1/4程度の垂直跳びができる。
- 飛び降りる・・・自分の身長程度の高さなら安全に飛び降りる事ができる。
身長198cmのマイケル・ジョーダンの垂直跳びは122cmと言われています。
落下のダメージを減らす
跳躍技能は落下の時のダメージを減らす動きを取る事ができます。これは体全体を使った柔軟な着地によるもので、おそらく探索者にとって跳躍の効果の中で一番重要でしょう。特に3m以上の高さを飛び降りた時や乗馬時の落馬やバイク事故で体を投げ出された時のダメージを減少させることもできます。馬やバイクに乗りたい探索者や調教師やジョッキーであれば跳躍技能を持っていた方が良いでしょう。
着地場所の材質 | 3mごとのダメージ |
---|---|
沼地 | 1D3 |
草地 | 1D6 |
コンクリート | 1d10 |
建物の2F(高さ3m強)から脱出するために飛び降りた場合、地面がコンクリートであれば1D10のダメージを受けますが、跳躍の技能ロールに成功すればダメージを半分にする事ができます。
跳躍の対抗ロール
跳躍技能は対抗ロールは存在せず、すべて難易度によるものになります。難易度は高さや幅であれば目標とする距離で決定し、落下では障害物の散乱具合など着地を邪魔する状況が難易度に影響します。
芸術/製作による代用
7版の芸術/製作(ダンス)や6版の製作(ダンス)などで激しくアクロバティックな要素を含む技能はキーパーの判断によっては跳躍技能を代用することができます。日本舞踊や社交ダンス、ベリーダンスなどは該当しませんが、ブレイクダンスなど激しいものであれば跳躍力は身についているでしょう。
- ダンス
なお、代用についてはキーパーが許可した時のみのハウスルールとして考えましょう。
まとめ
いかがでしたか?跳躍は水平跳びでは活用する技能のイメージですが、探索者の場合は落下のダメージを抑える判定が多いでしょう。もしかすると次のセッションで逃げ出す時に二階の窓を突き破ったりするかもしれません。シナリオ次第では活用できるのでぜひとも跳躍してみましょう!
このページの解説はルールブックの補足であり、ルールブックの代用ではありません。TRPGを楽しむためにもルールブックは購入しましょう。