変装とは|クトゥルフ神話TRPGで隠れて行動する技能


クトゥルフ神話TRPGでは探索者は自分の正体を隠したり、誰かになりすまして行動するための技能として変装があります。姿形を変え自分ではない誰かになる技能ですが、どのように技能を使えば良いか初心者でもわかりやすいようにクトゥルフでの変装について解説します。

変装とは

変装とは一般的には「別人に見せかけるために風貌や服装などを変えること」を表します。クトゥルフ神話TRPGにおいても変装は同じであり、探索者が誰かに見せかけるに風貌や服装などを変える技能です。この誰かというのは特定の人物であったり、特定ではない周囲に普段からいそうな人物であったりします。変装はメイクや服装で外見的特徴を似せるほか、声色を真似することも含まれています。また状況によっては偽造された小道具などが必要になるかもしれません。変装技能を持つ職業は刑事や詐欺師などの一部の犯罪者があります。

特定の人物に変装する

氏名がわかっている個人や団体に所属している職位のある人物などに変装が必要なことがあります。このように特定の人物に変装する場合はその個人の持つ名声や権限(顔パス)を利用する場合に行われます。この変装には通常時間がかかるもので、特殊なメイクであったり偽造された身分証明証などが必要でしょう。また、振る舞い方や声色を真似するために十分な観察や訓練が必要かもしれません。

観察や訓練はキーパーの判断によるため、すぐに変装できてOK!ということもあり得ます。

変装対象をよく知っている人との遭遇

特定の人物に変装した場合、その人物をよく知っている人と遭遇することがあります。よく知っている人であれば変装の違和感を見抜くこともあるため、変装技能と対人技能(言いくるめ、説得など)を組み合わせたロールが必要になります。

特定ではない周囲に普段からいそうな人物に変装する

この変装は自分ではない誰かに変装するためのものです。つまり自分であることがバレると非常にマズイ場面で使われます。ひっそりと身を潜めるのではなく、大衆の中に紛れる時に使いことができ、追跡されている時や駅などで警察がマークしている中、帽子やフードを深く被って目立たないように人混みに溶け込むことができます。。たいていメイクや小道具などを十分に用意できなかったりします。

変装の対抗ロール

変装技能は「心理学」技能によって見破られることがあります。これは変装する時の心理を読み解いてどのような変装をするかを予見されたこと意味します。そのため、心理学の受動的な対抗ロールではなく、人混みに変装してまぎれいているものを探すといった場面で能動的に行われるでしょう。この「心理学」による対抗ロールは相手の変装の可能性を認識していてこそ行われるものであり、いつでもあるわけではないでしょう。

警察官が探索者を探している中で変装してやり過ごそうとする場合、探索者の「変装」技能と警察官の「心理学」で対抗ロールが行われます。しかし、銀行員に変装した詐欺師が老人宅を訪れ騙そうとしている場合は老人がよほど警戒をしていない限りは対抗ロールは発生しないでしょう。

芸術/製作による代用

7版の芸術/製作(演劇)や6版の製作(演劇)などメイクの要素を含む技能はキーパーの判断によっては変装技能を代用することができます。また誰かになりきるという要素も変装にとっては役に立つでしょう。以下の芸術/製作は変装の代用ができるかもしれません。

  • 演劇
  • メイク
  • 理髪

なお、代用についてはキーパーが許可した時のみのハウスルールとして考えましょう。

まとめ

いかがでしたか?変装は誰かになすまして有利に行動するほか、自分以外の誰かになりピンチを回避する時にも変装は活用できる技能です。隠密技能がこっそり忍び込むものであれば変装は堂々と忍び込むことができます。シナリオ次第では活用できるのでぜひとも変装してみましょう!

このページの解説はルールブックの補足であり、ルールブックの代用ではありません。TRPGを楽しむためにもルールブックは購入しましょう。

created by Rinker
KADOKAWA
¥6,490 (2024/03/19 03:28:39時点 Amazon調べ-詳細)
クトゥルフ神話TRPGの最新版のルールブックです。能力値の見直しや技能の変更、プッシュロールや戦闘マヌーバの追加など、6版のテイストを継承してルールが新しくなりました!神話生物の情報もあるのでこれ一冊で遊べます。キーパー、プレイヤー必携のルールブックです。
created by Rinker
KADOKAWA
¥6,380 (2024/03/19 09:55:15時点 Amazon調べ-詳細)
ルール改定があり7版が出てもなお遊ばれているクトゥルフ神話TRPG6版。個人制作のシナリオの多くが6版で作られていることもあり、まだまだ人気のルールブックです。

関連記事一覧