動物使いとは|動物を調教し命令させる新クトゥルフ神話TRPGの技能
新クトゥルフ神話TRPGではペットや家畜を扱う技能として動物使いがあります。その名前の通りの技能ですが、どのように技能を使えば良いか初心者でもわかりやすいようにクトゥルフ神話TRPGでの動物使いについて解説します。
動物使いとは
新クトゥルフ神話TRPGでの動物使いは飼い慣らした動物を訓練したり、命令して簡単な仕事を行わせる技能です。ルールブックでもレアとされていることからその用途は狭く、普段から飼っている動物がいなければ扱うことすら難しい技能です。ただ、その動物がいれば通常ではできないようなことができる可能性が出てきます。主に犬を飼っている人向きの技能ですがキーパーの裁量により対象の動物は広げることは可能です。
6版では動物使いがないため、同様の判定を求めるのであれば製作や芸術で技能を作ると良いでしょう。
動物使いの使い方
動物使いの使い方は行動を起こす動物がいてこそ成立します。そして、その動物によってできることが大きく変わります。なお騎乗できる生物の操作については動物使いではなく、乗馬技能を使用します。
動物のタイプ | 出来ることの例 | 動物 |
---|---|---|
鳥 | 空を飛ばせることができます。タカなどは訓練次第では獲物を捕まえたりできるでしょう。 | タカ、鳩 |
陸上生物 | 呼び寄せたり、簡単な芸を仕込むことができます。嗾けて攻撃させることもできます。 | 犬、猫、猿など |
水生生物 | 呼び寄せたり、簡単な芸を仕込むことができます。 | イルカ、アシカなど |
芸を仕込む
言葉による命令と餌付けを組み合わせて芸を仕込むことができます。動物園の飼育員やサーカスの猛獣使いはこの形で技能を使います。芸を仕込むことで直接的なメリットはないかもしれませんが、小銭を稼いだり、動物好きの関心を獲得することはできるでしょう。
攻撃させる
犬や猿といった野生でも攻撃性を持つものであれば、攻撃を仕込むこともできるでしょう。ただし、小型犬や赤子の猿では難しく、普段から噛んだり引っ掻いたりといった訓練をしている必要があります。キーパーが許可すれば絶・天狼抜刀牙といった技を使い熊を倒す犬がいても問題ないでしょう。
戦闘手段を持たない探索者に代わって犬を嗾けて戦わせるということは有り得ます。また犬が探索者を守るように行動するかもしれません。その場合、犬は探索者のキー・コネクションとなるでしょう。
細かい命令
賢い生物であれば細かい命令を理解させることができます。特に猿のように手を使うことができれば小さい子供で理解できる内容の命令は実行できるでしょう。
動物使いに影響を与えるアイテム
動物使いではご褒美となる餌やおやつがあれば、その動物はノリノリで命令を実行するでしょう。
動物使いの難易度
動物使いは実行したい内容によって難易度に影響します。また、動物の興奮状態など、その命令を理解できる状態かどうかも難易度として考えられます。
明らかにできないような内容であればロールさせずにできないとした方が良いです。例えばペットと鳥に水中深く潜って魚を捕まえろ、といった命令はロールすることなく出来ないとしてもよいでしょう。キーパーの匙加減ですが、その動物ならできるかもしれないというものだけ判定した方が良いでしょう。
動物使いを持つ職業
動物使いを持つ職業は普段から動物に接している職種に限定されるでしょう。猿回し、競馬の厩務員やドッグトレーナー、サーカスの猛獣使いなどが該当します。なお、ライフワークで犬の調教をする人もいるので個人的な趣味として獲得するのは全く問題ありません。
まとめ
いかがでしたか?動物使いはあまり使用することがない技能ですが、動物とセットで行動する探索者であれば割と使う場面も出てきます。特に番犬として調教していたり、警察犬のように襲い掛かる訓練をしているのであれば、探索者の代わりに戦うこともあるでしょう。また猿を連れていれば器用にいろいろできるかもしれません。ぜひともレア技能である動物使いを使いこなしてみましょう!