月の円環とは|強靭な野獣やエレメンタルに変化ができるD&D5版ドルイドの円環
TRPGダンジョンズ&ドラゴンズの世界には多くのドルイド社会があり、月の満ち欠けのように形を変えることが出来るドルイドの月の円環が存在します。このドルイドは円環で得た知識や技術をどのように行使できるのか、わかりやすいようドルイドの円環である月の円環について解説します。
月の円環とは
月の円環(Circle of the Moon)とは野生を守る苛烈な戦士としてのドルイドのサブクラスです。この円環のドルイドは満月のもとに集まり、新しい知らせの共有と警告を伝えます。また荒野を彷徨い続け、誰とも会わずに何週間も荒野にい続けることもあります。そして月が形を変えるように形を変え、ある時は鷲に変身し、またある時は熊になり侵入者を追い払います。ドルイドは全員野獣に変化することが可能ですが、月の円環はより強靭な野獣へと変化することができます。
月の円環の特徴
月の円環は他のドルイドよりも「自然の化身」を巧みに扱う特徴を持ちます。変化の能力は脅威度の高い野獣に変化できるほか、エレメンタルにも変化することができます。
月の円環の特徴 | レベル | 効果 |
---|---|---|
自戦う自然の化身 | 2 | ボーナスアクションで「自然の化身」が使え、変化中は呪文スロットを使用してhpの回復ができる。 |
月の円環の形態 | 2 | 脅威度1以下の野獣に変化できる。6レベル以降はドルイドレベル÷3の脅威度に変化できる。 |
原始の打撃 | 6 | 非魔法的な攻撃に抵抗や完全耐性を持つ者へ攻撃をする場合、魔法的な攻撃として扱うことが出来る。 |
自然の元素の化身 | 10 | アース・エレメンタル、ウォーター・エレメンタル、エア・エレメンタル、ファイアー・エレメンタルへ変化することが出来る。 |
千の姿 | 14 | 「オルター・セルフ」呪文を回数制限なく使える。 |
ここがスゴイ!月の円環
月の円環はドルイドの中でもより脅威度の高い野獣に変化することができます。また変化中に呪文スロットを使用することで自身の傷を回復することもできます。
「戦う自然の化身」で変化中に自己回復ができる
2レベルの月の円環は「戦う自然の化身」の特徴を持ちます。この特徴により通常ではアクションを使う「自然の化身」をボーナスアクションを使って変化することができます。さらに変化中はボーナスアクションで呪文スロットを1つ消費することで、呪文スロットのレベル1ごとに1d8のhpを回復することができます。
この特徴により、ターン開始時にボーナスアクションでパンサーなど移動速度の大きい野獣に変化して移動することで、通常より長い距離を移動した上で攻撃アクションを取ることもできます。また、レベル18になるまで変化中に呪文が使えないので、呪文スロットは自身のhp回復に使うことができます。
「月の円環の形態」で凶暴な野獣に変化できる
レベル2の月の円環はその儀式により、より凶暴な動物の形態に変化することができます。この特徴により脅威度の上限がなくなり、脅威度1以下の野獣に変化することができます。また6レベル以降はドルイドレベル÷3(切り捨て)以下の脅威度の野獣に変化することができます。
変化時の脅威度上限がなくなったことで、ドルイドレベルに等しい野獣に変身することができ、近接距離をすることができます。また6レベル以上になれば脅威度もさらに上げることが出来るので、単純に近接距離だけで考えればドルイド時よりも強くなるでしょう。
「原始の打撃」で魔法的攻撃になる
レベル6になると「原始の打撃」により、野獣形態時の攻撃が非魔法的な攻撃やダメージに抵抗や完全耐性を持つものに対しての攻撃時には魔法的なものとして扱うことができます。
この特徴により変化していても非魔法攻撃に耐性がある敵にもダメージを与えることができます。
「自然の元素の化身」でエレメンタルに変化できる
レベル10になると月の円環のドルイドは「自然の元素の化身」の特徴を得ます。この特徴により、「自然の化身」の使用回数を一度に2回分消費することで、アース・エレメンタル、ウォーター・エレメンタル、エア・エレメンタル、ファイアー・エレメンタルのいずれかに変化することが可能になります。
一度に2回分を消費するため、エレメンタルへの変化は大休憩まで1回しか使うことができません。エレメンタルに変化した場合、非魔法的攻撃への抵抗を持つほか、特定のダメージ種別と状態異常に完全耐性を持ちます。さらにエレメンタルのデータブロックにある攻撃方法を取ることもできます。
「千の姿」で「オルター・セルフ」が無制限に使える
レベル14になると月の円環のドルイドは「千の姿」の特徴を得ます。その特徴により魔法により自分の物理的形態をより細かく変えることができ、「オルター・セルフ」呪文を無制限に発動することができます。
「オルター・セルフ」では自身の肉体に変化を起こすことができ、水中適応・外見変更・肉体武器を得ることができます。この特徴により他の人型種族に変身したり、水中での戦闘が可能になったり、素手攻撃に習熟を得ることができます。
まとめ
いかがでしたか?月の円環は通常より強靭な野獣に変化できるドルイドで、「自然の化身」の特徴を野獣として一番使うことが多くなります。戦闘時は野獣の形態を取ることが多いですが、ドルイド呪文の準備次第では野獣になるタイミングが異なることもあります。激しい野獣で暴れ回りたいのであれば、是非とも月の円環のドルイドをプレイしてみましょう!
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