夢の円環とは|癒しと安らぎを与え、フェイワイルドと繋がるD&D5版ドルイドの円環
TRPGダンジョンズ&ドラゴンズの世界には多くのドルイド社会があり、フェイワイルドと強く結びついた土地の出身である夢の円環が存在します。このドルイドは円環で得た知識や技術をどのように行使できるのか、わかりやすいようドルイドの円環である夢の円環について解説します。
夢の円環とは
夢の円環(Circle of Dreams)とは善属性のフェイとのフェイワイルドとの繋がりが強いドルイドのサブクラスです。この円環のドルイドは自然世界を守ることでフェイと友誼を結び、世界を夢のような不思議で満たそうとします。夢の円環では魔法で傷を癒し、打ちひしがれた心を楽しませ、疲れたものが安らげる護りの領域を作り出すことができます。戦闘では積極的に戦う能力はありませんが、離れたところからでも可能な高い回復能力を持っているので後方支援で役立つことができます。
夢の円環の特徴
夢の円環は休憩に関する特徴が多く、仲間に安らぎを与えます。フェイワイルドの力は夢の円環のドルイドに力を与え、呪文スロットを使用しない形でhpを回復することができます。また安全な旅ができるような特徴を持ちます。
夢の円環の特徴 | レベル | 効果 |
---|---|---|
夏の宮廷の癒し | 2 | ドルイドレベルと等しい個数のd6ダイスをフェイワイルドのエネルギーのプール持ち、そのダイスを使用してhpを回復する。また消費した個数の分だけ一時的hpを与える。 |
月明かりと影の憩い | 6 | 休憩時に半径30フィートの不可視の球形を出しす。中では隠密技能と知覚技能に+5のボーナスを得る。 |
秘密の通り道 | 10 | ボーナスアクションでは60フィート以内、アクションでは1体を連れて30フィート以内の瞬間移動ができる。 |
夢歩き | 14 | 小休憩を終えた時点で「スクライング」「テレポーテーション・サークル」「ドリーム」のうち1つを発動させることができる。 |
ここがスゴイ!夢の円環
夢の円環はフェイワイルドの力を引き出すことで休憩に関する特徴を得ます。戦闘後の立て直しのために休憩を取りますが、「月明かりと影の憩い」で安全に休憩を取ることができます。また、「夢歩き」を使えば休憩中に情報収集したりすることもできます。そしてなにより、呪文を使わない形でhp回復が可能なので、下手なクレリックよりも高い回復能力を持ちます。
「夏の宮廷の癒し」で傷を癒す
2レベルの夢の円環は夏の宮廷の祝福に満たされ「夏の宮廷の癒し」の特徴を得ます。この特徴により痛みを和らげるフェイのエネルギーとして、ドルイドレベルに等しい数のd6のエネルギーのプールを持ちます。ボーナスアクションとして120フィート以内の見ることが出来る1体に対して、プールから最大でドルイドレベルの半分の個数のd6をロールすることができ、その出た目の合計分のhpを回復します。さらに、この時消費されたダイスの数と等しい一時的hpも獲得します。消費したダイスは大休憩が終了すると全て回復します。
この特徴では離れたところからhpの回復と一時的hpを同時に与えることができ、その回復量を大まかなながらコントロールすることができます。呪文を必要としない回復手段であり、ドルイドの中で一番高い回復能力を持ちます。なお、この特徴は夢の円環が活躍できるかの一番の鍵となります。回復呪文と併せてパーティーを回復させましょう。
「月明かりと影の憩い」で安全に休憩を取る
レベル6になると「月明かりと影の憩い」により、小休憩や大休憩の時に黄昏の宮廷の影の力を呼び出すことができます。休憩開始時に触れた一点を中心に半径30フィートの不可視の魔法の球体が発生します。この球体は完全遮蔽を持ち、内部に光がある場合でも外部には一切漏れることがありません。この中にいるものは敏捷力「隠密」技能と判断力「知覚」技能に+5のボーナスを得ます。この球形は休憩が終了するか自分で球形から出た時に消滅します。
この特徴により休憩中も見つかりにくく過ごすことができます。隠密技能のボーナスは近寄るものから隠れる時に役立ち、知覚技能のボーナスは見張りの時に役に立ちます。明るい環境では球形はすぐにわかりますが、夜や光が差し込まないダンジョンなどでは球形は気づかれにくいでしょう。
「秘密の通り道」で瞬間移動できる
レベル10になると夢の円環のドルイドは「秘密の通り道」を得ます。この特徴により秘密の魔法の道を通り、瞬間移動することができます。使い方は2通りあり、ボーナスアクションで使用する時は見ることが出来る60フィート以内の何もない場所へ瞬間移動ができます。アクションを使用する場合は同意する対象一人に触れておくことで、見ることが出来る30フィート以内の何もないところへその対象を連れて瞬間移動することができます。この特徴は判断力修正値に等しい回数使用することができ、使用した回数は大休憩を終了すると全て回復します。
この特徴をアクションで使用すれば一人を連れて瞬間移動できるため、機会攻撃を受けずに救出することが可能です。
「夢歩き」で夢の国を旅する
レベル14になると夢の円環のドルイドは「夢歩き」の特徴をえます。この特徴により小休憩を終えた時点で「スクライング」「テレポーテーション・サークル」「ドリーム」のうち1つを発動させることができます。この呪文には呪文スロットを消費することはなく、物質要素も必要としません。
呪文 | この特徴での呪文効果 |
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スクライング | 同じ次元界にいる1体を10分間、念視できる。 |
テレポーテーション・サークル | 同じ次元で最後に大休憩をとった場所に続くポータルを開く。 |
ドリーム | 同じ次元界で寝ている1体の夢に自分のみ入り込み、夢の中の環境を操作できる。 |
この特徴は「スクライング」や「ドリーム」は偵察など情報収集に役立ちます。「テレポーテーション・サークル」は最後に大休憩を取った場所へつながります。大休憩を最後にとった場所が自宅や宿屋など様々ですが、安全な旅の帰還が可能になります。移動に時間がかかる冒険であれば帰還の時間を1日は短縮できるでしょう。
まとめ
いかがでしたか?夢の円環はフェイワイルドとの繋がりが強いドルイドであり、自分や周りのものを癒すことができます。戦闘や呪文をアシストする特徴はなく、hpの回復と球形や移動の恩恵があるため活躍は想像しにくいですが、ドルイドの基本的な特徴を活かすことが出来るのであれば、パーティーの回復役として十分に立ち回ることが可能です。仲間を癒す役目をしたいのであれば是非とも夢の円環のドルイドをプレイしてみましょう!
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