影の魔法とは|シャドウフェルの力で影を活用するD&D5版ソーサラーの魔力の起源

TRPGダンジョンズ&ドラゴンズの世界には多くの魔法があり、シャドウフェルを魔力の起源として持つソーサラーが存在します。この魔力の起源ではどのように魔力を行使できるのか、わかりやすいようソーサラーの魔力の起源である影の魔法について解説します。

影の魔法とは

ソーサラー

影の魔法(Shadow Magic)とはシャドウフェルから来ている魔力を扱うソーサラーのサブクラスです。この魔力の起源のソーサラーは祖先が影の世界の影響していたり、自身がシャドウフェルの禍々しいエネルギーにさらされて変化していたりします。魂に染み付いた闇のエネルギーはソーサラーの身体に変化を与え、生命の輝きが弱っているように見えます。影の魔法のソーサラーは以下の中から一つの特徴を決めるか、d6でランダムで決定します。

d6影のソーサラーの奇妙さ
1肌が凍るように冷たい。
2眠っている時呼吸が止まって見える。
3大怪我をしてもほとんど血が出ない
4心臓が1分に1回しか動かない。そのためビックリすることもある。
5生き物と死体をついつい同様に扱ってしまう。
61週間に1回しか瞬きをしない。

影の魔法の特徴

影の魔法の特徴はソーサラーに影の力を与えます。特徴の多くは魔力点を使用するので、呪文スロットを魔力点に変換することも多いでしょう。「ダークネス」で暗闇を作り出すことで戦闘を有利にしたりと、環境を作ることも楽しむためのポイントになります。闇に包んで呪文攻撃に有利を得る戦い方は影の魔法のオーソドックスな戦法と言えます。

影の魔法の特徴レベル効果
闇の眼1120フィートの暗視を得る。3レベルになると「ダークネス」呪文を修得する。
墓場の力1hpがダメージで0になろうとした時、5+受けたダメージを難易度に魅力セーヴを行い、成功したらhpが0から1になる。ただし光輝ダメージやクリティカルではこの特徴は使用できない。
凶兆の猟犬6凶兆の猟犬を召喚する。
影歩き14薄暗い明るさまたは暗闇の中にいる時にボーナスアクションで120フィート以内の薄暗い明るさまたは暗闇に瞬間移動できる。
影形態18ボーナスアクションで魔力点6消費することで自身を影のように変身できる。この形態時は光輝と力場ダメージ以外に抵抗を得る。物体や生物を通り抜けすることができる。

ここがスゴイ!影の魔法

影の魔法はソーサラーは魔力点を消費して様々な影の魔法を発現させることができます。「ダークネス」は相手を暗闇に包み有利に戦うことができ、「凶兆の猟犬」では猟犬で襲わせている時にセーヴの不利をつけることができます。また「影歩き」や「影形態」と呪文をうまく使えばさまざまなポジションで呪文戦闘をこなすことができます。

「影の眼」で暗視と「ダークネス」を修得する

レベル1の影の魔法は「影の眼」の特徴を持ちます。この特徴により120フィートの暗視を得ます。また3レベルになると「ダークネス」呪文を修得します。この呪文はソーサラー呪文として扱いますが修得できる呪文数には含みません。また、呪文スロットを使用する代わりに魔力点を2消費することで「ダークネス」を発動することができます。魔力点を使って発動させた場合は、「ダークネス」でできた暗闇を見通すことができます。

2レベル呪文スルットを魔力点に変換すると4点になるので、呪文スロットを使用するよりは魔力点を使用して「ダークネス」を発動させるのは実質的なコスト効率は良いです。魔力点を使用した場合はその暗闇を見通すことができるので、魔法的な暗闇を見通すことができない相手であれば実質的な盲目状態になるので攻撃ロールに有利を得て戦うことができます。

「墓場の力」で死の際から戻る

レベル1の影の魔法は「墓場の力」の特徴より、hpがダメージによって0に減少しそうな時に「5+受けたダメージの合計」を難易度とした魅力セーヴをおこうなうことができます。このセーヴに成功した時、hpは0ではなく1になります。ただし、光輝ダメージまたはクリティカルヒットによってhpが0になった場合はこの特徴を使うことができません。一度この特徴を使用し成功すると、この特徴は大休憩を終えるまで再使用することはできません。

この特徴はレベル1から使えるため、うっかり事故死が起きやすい低レベルでも、今際の際から舞い戻ることができます。積極的に使う特徴ではありませんが万が一の保険として役に立ちます。

「凶兆の猟犬」を召喚する

レベル6になると「凶兆の猟犬」の特徴により、吠える闇の生物を呼び出すことができます。この特徴によりボーナスアクションとして魔力点を3消費することで見ることができる120フィート以内の1体を目標とした凶兆の猟犬を召喚することができます。この猟犬は目標から30フィート以内の何もない場所に現れます。また猟犬のデータはモンスターマニュアルのダイア・ウルフのデータブロックを使用しますが、いくつかの違いが存在します。

  • 種別は怪物で、サイズは中型。
  • ソーサラーレベルの半分に等しい一時的hpを持つ。
  • 生物や物体を移動困難な地形として通り抜けできる。その中で終了した時に5力場ダメージを受ける。
  • ターン開始時に目標の位置を自動に発見できる。隠れていても見つけ出す。

猟犬召喚時にイニシアチヴロールを行い、自分のターンで直線的に目標に向かっていきます。猟犬は直線の移動と攻撃する以外のアクションを取ることができません。また猟犬が目標の5フィート以内にいる場合、こちらかの呪文に対してのセーヴに不利がつきます。猟犬はhpが0になるか、目標のhpが0になるか、5分経過すると消滅します。

召喚された凶兆の猟犬は独自のイニシアチヴ値を持ち、直線的に行動するため命令を行う必要はありません。また、猟犬を召喚するメリットは猟犬が近くにいる場合に目標は自分の呪文に対するセーヴに不利を受けるので、状態異常や高いダメージを与える呪文が成功しやすくなります。猟犬は目標1体倒したら消えてしまうので、戦闘開始したら早めに呼び出しておきましょう。

「影歩き」で特定の環境で瞬間移動できる

レベル14になると影の魔法のソーサラーは「影歩き」の特徴を得ます。この特徴により薄暗い明るさか暗闇の中にいる場合、ボーナスアクションで120フィート以内の何もないところに魔法的に瞬間移動することができます。目的地となる場所も薄暗い明るさや暗闇である必要があります。

ボーナスアクションで使えるため、夜間や地下など光が差し込まない場所であれば何回でも瞬間移動ができます。また瞬間移動でもあるため、機会攻撃を受けずに移動することもできます。

「影形態」で影のようになる

レベル18になると影の魔法のソーサラーは「影形態」の特徴を得ます。この特徴により1回のボーナスアクションで魔力点を6消費することで、自身を影のように魔法的に変化することができます。影の形態でいる間は「光輝」と「力場」ダメージ以外には抵抗を持ち、他の生物や物体を通り抜けすることができます。ただし、通り抜けず物体の中でターンが終了した時は5の力場ダメージを受けます。この状態は1分間持続し、死ぬか無力状態になるか、ボーナスアクションで終了すれば1分より早く終了します。

魔力点を使えば何度でも影形態を取ることができます。影形態はほとんどのダメージに抵抗を持ちますが、ACが上がっていないのであれば近接戦闘に向いているというわけではありません。移動の障害となる生物や物体を通り過ぎることができるので、上手く距離を取る時にも役立ちます。

まとめ

いかがでしたか?影の魔法はシャドウフェルを魔力の起源を持つソーサラーで、魔力点を使うことでシャドウフェルの力を引き出すことができます。凶兆の猟犬を召喚したり、暗闇を飛び回るほか、自分自身を影のようにすることもできます。パッと見、生気はなくなりますが、影の力を使いたいのであれば影の魔法のソーサラーをロールプレイしてみましょう!

他のソーサラーの魔力の起源はこちら

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