クレリックの戦の領域について|呪文で能力を上げて武器で戦うスタイル
ダンジョンズ&ドラゴンズでは数多くの神の中には戦士を見守り続ける神も存在し、その恩恵を受けたいクレリックにはおすすめの領域が戦の領域です。ウォーハンマーを振り回したい人にわかりやすいように「戦の領域」について解説します。
戦の領域とは
戦の領域に影響を及ぼす神々はいろいろな神がおり、名誉と騎士道を掲げるものもいれば、破壊と略奪をかかげる神、制服と支配の神。常に中立を取りいかなる状況でも戦士を助ける神が該当します。この神々を崇めるクレリックは信仰する神の影響を受けており、立派で勇ましいものもいれば、時として暴力で支配するものもいます。戦の領域の神々の属性はさまざまです。
この領域には以下の神々が影響を及ぼします。
フォーゴトン・レルムの神々 | ティア(裁きの神)、テンパス(戦の神)、トーム(勇気と自己犠牲の神)、ベイン(専制の神) |
グレイホークの神々 | ウーラ(丘と山の女神)、エリスヌル(妬みと虐殺の神)、コード(運動とスポーツの神)、トライセリオン(自由と応報の神)、ハイローニアス(騎士道と勇気の神)、ヘクストア(戦と不和の神) |
ドラゴンランスの神々 | パラダイン(支配者と守護者の神)、キリ=ジョリス(名誉と戦の神)、サルゴナス(復讐と炎の神) |
エベロンの神々 | ドル・アラー(陽光と名誉の女神)、ドル・ドーン(武器持つ剛腕の神)、フュリー(憤怒と狂気の女神)、マックリー(暴力と裏切りの神)、スピリッツ・オブ・ザ・パスト(エルフの父祖たち) |
ヒューマン以外の神々 | カートゥルマク(コボルドの戦と鉱山の神)、グロラントール(ヒル・ジャイアントの戦の神)、スリュム(フロスト・ジャイアントと腕力の神)、スルトゥル(ファイアー・ジャイアントと工芸の神)、バハムート(善なるドラゴンの神)、フルゲック(バグベアの暴力の神)、マグルビイェト(ゴブリン類の戦の神) |
戦の領域の特徴
戦の領域は戦いの中に身を置くクレリックに力を与えます。クレリック自身の戦闘能力を引き上げ、攻撃の命中精度を上げる事ができます。
領域の特徴 | レベル | 効果 |
---|---|---|
習熟追加 | 1 | 軍用武器と重装鎧の習熟を得る |
戦闘司祭 | 1 | 攻撃アクションを行なったターンのボーナスアクションで1回に武器攻撃ができる。 |
神性伝導:必中打撃 | 2 | 攻撃ロールを行う際にロールに+10することができる。 |
神性伝導:戦神の祝福 | 6 | 30フィート内の誰かの攻撃ロールにリアクションをつかって+10のボーナスを加えることができる。 |
信仰を込めた打撃 | 8 | 武器攻撃がヒットした時に追加で武器の持つ属性のダメージを与える。 |
戦の化身 | 17 | 非魔法武器の「殴打」「刺突」「斬撃」ダメージに抵抗を得る。 |
戦の領域呪文
戦の領域を信仰するクレリックは通常のクレリック呪文以外の特定の呪文をクレリック呪文として使用することができます。戦の領域では「ディヴァイン・フェイヴァー」「マジック・ウェポン」といった攻撃強化や「シールド・オブ・フェイス」「ストーンスキン」などの防御といったように、攻撃や防御をしっかり上げる事で本領を発揮することができます。
クレリック・レベル | 呪文 |
---|---|
1 | シールド・オブ・フェイス、ディヴァイン・フェイヴァー |
3 | スピリチュアル・ウェポン、マジック・ウェポン |
5 | クルセイダーズ・マントル、スピリット・ガーディアンズ |
7 | ストーンスキン、フリーダム・オブ・ムーヴメント |
9 | フレイム・ストライク、ホールド・モンスター |
ここがスゴイ!戦の領域
戦の領域は神々の正しい道とその畏怖を広めるためにクレリックに他者を圧倒できるような力を授けます。その力は目に見えて攻撃的でかつ神々しいものです。
最前線で戦うための「習熟追加」
通常クレリックは中装鎧と盾、それに単純武器の習熟を持っています。そのためメイスにスケイル・メイルといった装備が多いのですが、戦の領域の加護を受けることでACが高い重装鎧と与ダメージが高い軍用武器を使用することができます。
「戦闘司祭」で手数が増える
戦の領域の加護を受けることで攻撃アクションを行なったターンにボーナス・アクションで再度1回攻撃をする事ができます。この特徴は判断力修正値と同じ回数使用することができ、大休憩を取ることで回数は回復します。回数制限こそありますが攻撃回数が増えないクレリックにとっては重要な特徴と言えます。
「神性伝導:必中打撃」で攻撃を当てる
2レベルになると神性伝導として「必中打撃」を使用することができます。この特徴によりクレリックの攻撃ロールに+10を加える事ができる。実際に使用するにはロールした直後である必要があるため、必ず当てたい攻撃が外れた(攻撃ロールの目が小さい)と判断した瞬間に宣言すると良いでしょう。この一撃を入れないと死んでしまう!という時や、一瞬しか持続しないダメージを与えたい時などにも有効に使う事ができます。
この神性伝導が地味に効果があると実感できるのは攻撃に「不利」を受ける時です。「有利」が付くわけではないので「不利」自体を無くすことはできませんが、+10も加算できるのでたとえ「不利」を受けていても成功しやすくなります。自分が盲目状態であったり、相手が不可視状態であっても攻撃をヒットさせやすくなります。
「神性伝導:戦神の祝福」で仲間の攻撃を当てる
レベルが6になると「神性伝導:戦神の祝福」使えるようになります。これは30フィート以内の攻撃ロールに対してリアクションを起こす事で、その攻撃ロールに+10加える事ができます。これは「必中打撃」同様、その攻撃を外したら危険な目に遭うと言った時や、高いダメージを与える攻撃が外れた時に使うと効果的に使う事ができます。この神性伝導も効果があると実感できるのは攻撃に「不利」を受ける時です。「必中打撃」同様、「有利」が付くわけではないので「不利」自体を無くすことはできませんが、+10も加算できるのでたとえ「不利」を受けていても成功しやすくなります。仲間が盲目状態であったり、相手が不可視状態であっても攻撃をヒットさせやすくなります。
「信仰を込めた打撃」で追加ダメージ
レベル8以上になるとクレリックの攻撃には「信仰を込めた打撃」が身につき、攻撃がヒットすると打撃にその武器の属性ダメージを追加することができます。そのため敵の脆弱性を持つ属性とマッチした武器を使えば単純にダメージが倍増します。
「戦の化身」で頑丈になる
レベル17になると「戦の化身」の特徴を得ることができ、非魔法的ダメージである「打撃」「刺突」「斬撃」に対して抵抗を得る事ができます。その結果重装鎧の高いACと物理ダメージを減少させる特徴を併せ持つ事で殴りあいでその頑丈さを発揮する事ができます。
まとめ
いかがでしたか?戦の領域はクレリックの中でも極端に戦闘に特化した領域と言えます。戦士というよりはパラディンに近いクレリックであり、派手にウォーハンマーを振り回し戦場を駆け回るクレリックを演じる事が可能です。ただし、呪文を織り交ぜての前衛職なので呪文を効果的に使うことは忘れないようにしましょう。