剣の楽派とは|華麗な剣技でパフォーマンスするバードの楽派
D&Dのバードのサブクラスには剣の楽派と呼ばれるグループがあり、華麗な武器の技を見せて観客を楽しませることができます。バードの中でも異色を放つ楽派ですが実際にはどのようなロールプレイが合うのか、初心者でも分かりやすいように剣の楽派について解説します。
剣の楽派とは
剣の楽派はもともとCollege of Swordsであり、剣客や剣使いをあらわす「ブレード」という別称を持ちます。この楽派のバードは華麗で巧みな剣技を観客が楽しめるものにしており、剣を飲み込む曲芸から投げナイフでのジャグリング、流麗な剣舞を用いた模擬戦などをこなすことができます。表向きは芸人が多いですが、裏家業ではその技を生かして犯罪をしているものもいます。
剣の楽派の特徴
剣の楽派は武具の習熟が他のバードとは違い中装備やシミターを扱うこともできます。勇の楽派よりも個人の戦闘に特化しており、声援ダイスも自分の攻撃に使うことができます。
剣の楽派の特徴 | レベル | 効果 |
---|---|---|
習熟追加 | 3 | 中装備、シミターの習熟を得る。習熟している単縦武器・軍用武器を呪文の焦点具にできる。 |
戦闘スタイル | 3 | 片手武器戦闘または二刀流の戦闘スタイルを持つことができる。 |
刃の美技 | 3 | 自分のターンに攻撃アクションを行うたびに移動速度+10フィート。攻撃命中時に声援ダイスが使える。 |
追加攻撃 | 6 | 自分のターンの攻撃アクションが2回になる。 |
達人の美技 | 14 | 刃の美技に声援ダイスを使わずかわりに1d6することができる。 |
ここがスゴイ!剣の楽派
剣の楽派は自身の攻撃に声援ダイスを活用できるので積極的に前で戦いたいというプレイヤーには向いているサブクラスです。蝶のように舞い、蜂のように刺すというものを体現できます。
「習熟追加」で武装化
もともと何でも屋でもあるバードですが、剣の楽派では3レベルで中装鎧、シミターの追加習熟を得ることができます。二刀流にも合うシミターやACが上がる中装鎧の習熟を得るということは近接戦闘で戦いやすくなります。また単純武器や軍用武器で習熟を持つ武器を焦点具として使うこともできるため、物的要素が必要な呪文であっても楽器に持ち変える必要がありません。
戦闘スタイルを得る
剣の楽派は片手武器戦闘か二刀流の戦闘スタイルを獲得することができます。片手武器戦闘では片手武器を使用してもう片手が空いているまたは盾を持っている状態であれば、片手武器のダメージロールに+2することができます。二刀流では2つ目の武器のダメージにも能力修正値を足すことができます。剣の楽派ではシミターの習熟を持つので、シミターでの二刀流も多いです。
「刃の美技」で声援ダイスを自分の攻撃に乗せる
3レベル以降の剣の楽派は「刃の美技」により自分の攻撃アクションを起こすたびに移動速度が10フィート増加します。また自分の攻撃が命中した時に声援ダイスを使うことができ、「守りの美技」「薙ぎ払う美技」「翻弄の美技」を行うことがます。
美技 | 内容 |
---|---|
守りの美技 | 声援ダイス1回消費でダイスの目の追加ダメージを与える。また次のターンまでダイスの目の分だけACが増加する。 |
薙ぎ払う美技 | 声援ダイス1回消費でダイスの目の追加ダメージを与える。ヒットした敵から5フィート以内のみつることができる別の敵にダイスの目と等しいダメージを与える。 |
翻弄の美技 | 声援ダイス1回消費でダイスの目の追加ダメージを与える。またダイスの目+5フィート敵を反対側へ押しやることができる。押しやったあとにリアクションを使うことで歩行移動の最大まで移動できる。 |
「追加攻撃」で手数が増える
剣の楽派のバードは6レベルの段階で自分のターンでの攻撃アクションが2回になります。敵一体に対して2回攻撃のほかに、近くの敵2体に攻撃ができます。
「達人の美技」で刃の美技の声援ダイスを消費しない
レベル14になると刃の美技で使用する声援ダイスを使わなずに1d6で代用することができます。声援ダイスのほうがダイスの目は大きくなりやすいですが、この特徴があることで声援ダイスが尽きても美技を繰り出すことが可能になります。
まとめ
いかがでしたか?剣の楽派はその特徴からも戦闘をするためのバードと言えます。しかも戦闘スタイルを持つことでダメージの底上げが期待できるほか、他のバードより自分で使用できる声援ダイスがあるので戦うことが好きなプレイヤーにはおすすめです。ただバードをロールプレイするにはバード呪文を上手に使いこなす必要もあるので、自分の戦い方に合った呪文を選び、声援ダイスをフル活用していきましょう!