グラーキの黙示録とは|グラーキ教団がまとめたクトゥルフ神話の魔道書

クトゥルフ神話を題材にしたTRPGで遊んでいるのであれば一度は耳にしたことがあるであろう「グラーキの黙示録」。ゲーム内では魔道書として登場しますが、実際どのようなもので、どのように扱えば良いのか?グラーキの黙示録について解説します。

グラーキの黙示録とは

魔道書であるグラーキの黙示録(The Revelations of Glaaki)は、クトゥルフ神話の生みの親でもある作家ラムジー・キャンベルの『湖畔の住人』に登場する英国のとある湖の湖畔に存在したグラーキ教団による架空の書物です。

グラーキの黙示録の内容

グラーキの黙示録に書かれている内容はグラーキが地球に定住するまでの長い年月の間、星々の間を旅した歴史や、ダオロスの存在を呼び起こすための儀式、ダオロスなどの存在が宇宙に出現するのを防ぐ魔法のバリアであるプレーンの五芒星形を作成する方法についての指示といったものや、その他の旧支配者を召喚する方法を扱っています。もちろん。研究することで呪文やクトゥルフ神話の知識を得ますが、正気度を失います。

グラーキの黙示録の著者

グラーキの黙示録は複数のグラーキ教団の1人1巻の形でまとめられており、その指揮を取ったのが教団のトーマス・リーと言われています。彼はグラーキの「緑の崩壊」に屈してしまい、もはや日光の接触に耐えることができなくなり、セヴァーン渓谷にあるレイクサイドテラスを囲む風景に点在する多くの石棺の中で日々を過ごしていたようです。

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グラーキの黙示録の歴史

1800年から1865年の間にブリチェスター地区マーシー・ヒルの頂上にあるグラーキ教団のメンバーによって書かれ、1842年から出版され始めました。もともとは11巻の形で描かれており、のちにマーシー・ヒルの男が夢見て12巻を書きました。なお、手書きの11巻(古いタイプのルーズリーフ・ノートのセットで、古風な手書きでページが覆われている)と12巻のバージョンはほとんど目にすることがありません。また13巻、14巻の噂もあるものの、そのような巻が実在しているという目撃情報はありませんである。1865年に海賊版で編集された9巻のファリオ版で出版されて、こちらが多くの主要な図書館や個人のコレクターによって保持されています。

グラーキの黙示録の巻の表題

グラーキの黙示録は全文で12巻ありますが、その表題は以下のようになっています。

  • I. On Conjuration(召喚について)
  • Ⅱ. On the Purposes of Night(夜の目的について)
  • III. Of the Uses of the Dead(死者の利用について)
  • IV. Of the World as Lair(隠れ家としての世界について)
  • V. Of the Secrets Behind the Stars(星の背後にある秘密について)
  • Ⅵ. Of Humanity as a Chrysalis)さなぎとしての人類について)
  • VII. Of Things Seen by the Moon(月が見たものについて)
  • VIII. Of the Symbols the Universe Shows(宇宙が示すシンボルについて)
  • IX. Of the Dreaming of Creation(創造の夢について)
  • X. On Preparing the Table(儀式の準備)
  • XI. On Passing From View(顕現からの退散)

なお12巻ではイゴーロナクのことが書かれてあり、黙示録を読ませることで永劫の孤独の中から解き放たれたイゴーロナクが出現すると言われています。

グラーキの黙示録の外観

グラーキの黙示録は手書き版は不明ですが海賊版として出回っているものはフォリオ判です。図書館に保存されている者の状態は良いようです。

まとめ

いかがでしたか?グラーキの黙示録はクトゥルフ神話を遊ぶ上でも、グラーキやイゴーロナクといった神格に触れることができるキーアイテムとなります。6版や7版で遊んでいる探索者であれば、そのレアさからも登場するだけで嬉しいでしょう。特に12巻を発見した時はついつい読んでしまうかもしれません。魔道書があると神格を登場させやすいので、ぜひともグラーキの黙示録を使ってみましょう!

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