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ファン以外でも楽しめる映画『ダンジョンズ&ドラゴンズ/アウトローたちの誇り』が公開

映画『ダンジョンズ&ドラゴンズ/アウトローたちの誇り』が公開

2023年3月31日に世界で一番人気のTRPGダンジョンズ&ドラゴンズ(D&D)の映画『ダンジョンズ&ドラゴンズ/アウトローたちの誇り』(パラマウント配給)が全国で公開されました。TRPGの設定が元ネタとなるため、あまり一般的には認知されていませんが、ファンタジー・アクション・エンターテイメントという部分で評価の高いものとなっています。

「スタートレック」のカークや「ワンダーウーマン」の恋人スティーヴ役のクリス・パインが演じる盗賊のエドガン、「ワイルドスピード」シリーズのレティ役のミシェル・ロドリゲス演じる戦士ホルガ、「ジュラシック・ワールド」のフランクリン役のジャスティス・スミス演じる魔法使いサイモン、「IT/イット」のべバリー役のソフィア・リリスが演じるドルイドのドリック、そしてレゲ=ジャン・ペイジの演じるパラディンのゼンク。彼らがとある目的のために行動を起こすが、その先に全世界を脅かす巨大な悪の陰謀に対峙することになる、という映画です。また他の配役に「フォー・ウェディング」や「ノッティングヒルの恋人」などで知られるヒュー・グラントがヴィランを演じています。

TRPGのD&Dを全く知らなくても楽しめる

映画は王道ファンタジーであり、D&Dを全く知らなくても十分に楽しめる作品になっています。コミカルな演出があったり、小ネタを挟んだりと、クリス・パインがいい感じの適当さでパーティーを引っ張っていくほか、悪役に回ったヒュー・グラントもいい感じの詐欺師を演じています。劇中、固有名詞はいくつか出てきますが自然と説明が入っているので気にならないでしょう。また、クリーチャーのビジュアルもよくできており、モンスター名を知らなくても問題ありません。気になる人はクリーチャーに至っては事前に配信されている動画を観ると良いでしょう。

ファンタージ映画として魔法や魔法の道具も見逃せません。魔法が飛び交う激しい戦いもカッコ良く演出されています。D&Dに詳しい人であれば、使われた魔法がどの呪文なのか想像するのも面白いでしょう。また、魔法以外の戦闘アクションでもミシェル・ロドリゲスを中心に激しいアクションが行われています。

ただ、やはりD&Dの設定を知っているほうがより面白いのは間違いありません。劇中の舞台はD&D5版でお馴染みのソードコーストであり、ネヴァーウィンター、ウォーターディープなど都市名が出てくるだけでも嬉しいでしょう。またサーイのレッド・ウィザードやザス・タムといった名称は作品へより深い理解を与えるでしょう。ただし、ルールブックに縛られると、呪文スロット数や自然の化身の回数など気になるかもしれないので、あまり細かいところまでは気にしない方が作品を楽しむ事ができます。

海外ではすでに3000万〜4000万ドルの興行見込みになっているようです。

まとめ

いかがでしたか?『ダンジョンズ&ドラゴンズ/アウトローたちの誇り』はD&Dファンやファンタージ映画好き向けの映画かと思いきや、ファン以外でも楽しめるエンターテイメント作品です。アメリカでは高い評価を得ていることで一般層への拡大が期待されており、日本でも同じような流れを期待する事ができます。それには、この作品の面白さを発信する事が必要であり、その発信がファンタジーをあまり見ない映画好きの目に留まることになるので、映画を見た人はどんどん発信していきましょう。また、まだ観ていない人は早めに劇場に足を運び、おおいに作品を楽しみましょう!

画像出典:『ダンジョンズ&ドラゴンズ/アウトローたちの誇り』公式HP

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