読唇術の使い方|新クトゥルフ神話TRPGに追加された技能


新クトゥルフ神話TRPGでは口の動きを見て何を話したか理解する技能として読唇術があります。その名前の通りの技能ですが、どのように技能を使えば良いか初心者でもわかりやすいようにクトゥルフ神話TRPGでの読唇術について解説します。

読唇術とは

読唇術をする
新クトゥルフ神話TRPGでの読唇術は話している人の唇の動きを見て、何を言っているのかを理解する技能です。ルールブックでもレアとされていることからその用途は狭く、応用することが難しい技能です。また、探索者が聴覚障害者である場合は手話以外のコミュニケーション手段の一つとして修得しているかもしれません。

6版では読唇術がないため、同様の判定を求めるのであればINTロールや目星などで代用して良いでしょう。ただし、専門的な知識を持っているわけではないので特定の単語だけ読み取れた、などにした方が良いです。

読唇術の使い方

読唇術の使い方は話している人の口の動きを見ることで、発言を理解することにあり、主に諜報活動を行う探索者に向いています。しかし、逆に言えば誰かから情報をこっそり引き出そうとしない限り使うことがありません。

諜報活動

映画であれば向かいのビルから監視して対象者が電話している時に口の動きを見て通話内容を想像したり、バーやカフェ、公園のベンチなどで対象の会話を読んだりするでしょう。これは会話内容を聞くことができない場所で絶大に威力を発揮することができ、犯罪者の取引場所や知られたくない秘密などを知る機会になるでしょう。特に対象が個室にいて周りに誰もいないと思えば警戒もされないでしょう。

2人以上での会話

ごく稀にですが探索者が2人以上が読唇術技能を所持している場合、言葉を発することなく会話ができるでしょう。言葉を発さずに会話をするような場面はほぼありませんが、音に敏感に反応するような神話生物が近くにいる場合、この技能が役に立つ可能性があります。演出としても使えるの読唇術必須の技能としても良いでしょう。

ほかの言語との関係

読唇術技能では他の言語の知識も併せて使うことができます。例えば、読唇術の技能が100%あったとしても対象が監視者の知らない言語で会話をしていた場合、その唇の動きから発音の意味は理解できないでしょう。ただし、音は理解できるので、メモを残したり通訳者が近くにいるのであればわかる可能性はあります。この場合複合技能として扱います。

読唇術に影響を与えるアイテム

読唇術では対象の口元がはっきり見えるかで難易度が大きく変わります。離れた場所であれば望遠鏡などで見るほか、カメラやスマホなどで口元にフォーカスした動画を撮影できれば分析もできるでしょう。

読唇術の難易度

読唇術は対象までの距離や口元の見やすさなどが難易度に影響します。また、ウロウロしたり後ろに振り返ったりしながら通話している場合も口の動きは読み取りにくいでしょう。もし、対象が口元を隠している場合は対象の隠密技能との対抗ロールになります。

もし6版であれば対象が口元を隠して会話をしている場合、隠す技能を使うと良いでしょう。

読唇術を持つ職業

読唇術を持つ職業は唇の動きを見る職種に限定されるでしょう。諜報活動を行うようなスパイのほかであれば、聾唖学校の先生や速記官が読唇術を習得していても良いでしょう。また、探索者自身が聴覚障害者である場合も身についているでしょう。

まとめ

いかがでしたか?読唇術はあまり使用することがない技能ですが、情報収集を積極的に行うようなセッション内容であれば使い所が出てくるでしょう。またドールやクトーニアンの幼体などを登場させる時に音を感知する能力を持たせれば隠密と併せて読唇術が活かせる環境を作り出せるかもしれません。ぜひともレア技能である読唇術を使いこなしてみましょう!

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クトゥルフ神話TRPGの最新版のルールブックです。能力値の見直しや技能の変更、プッシュロールや戦闘マヌーバの追加など、6版のテイストを継承してルールが新しくなりました!神話生物の情報もあるのでこれ一冊で遊べます。キーパー、プレイヤー必携のルールブックです。

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