指輪物語RPGの種族とは|MERPで理解する種族の特徴と関係性

アマゾンプライムでロード・オブ・ザ・リング:力の指輪が配信され、ホビージャパンから2023年に「One Ring」の日本語版発売を発表するなど、TRPGでも指輪物語の熱が高まっています。そこで現在入手困難ですが過去にホビージャパンから発売されていた指輪物語RPGではどんな種族で遊べるのか、指輪物語RPGの種族について解説します。

指輪物語RPGの種族

指輪物語RPG(MERP)では中つ国が舞台であるため、プレイヤーキャラクターも全て原作に出てくるものとなっています。その種類も多く、大きく分けて非人間種族と人間種族に分かれます。非人間種族では種族として纏まっていますが、人間種族では種族というより民族の意味合いが強くなっています。種族や民族はゲーム上の特性として特定の技能にボーナスが付くほか、身体的特徴、文化や宗教、言語、生活様式、婚姻といったデータが設定されています。また、嫌いな種族や弱点など設定されている場合もあります。

非人間種族

MERPでは中つ国の歴史上、人間以外の種族も多く登場します。原作の『指輪物語』でもホビットのフロド、ドワーフのギムリ、エルフのレゴラスといった旅の仲間が非人間種族です。力の指輪ではエルフのガラドリエル、半エルフのエルロンド、ドワーフのドゥリン4世、ハーフットのノーリなどが該当します。また冥王サウロンに従っているオークやトロウルも非人種族です。オークやトロウルの種族は邪悪な種族であるためPCとしては向いていませんが、GMが許可すればルール上PCとしてできないことはありません。

  • ドワーフ・・・ヴァラのアウレによって大地から作り出された最初の王たち、7人の父祖の子孫。オーク、トロウル、ドラゴンが嫌い。
  • ウムリ・・・半ドワーフ。人間とドワーフの混血。
  • エルフ・・・中つ国で最初に目覚めた種族。寿命がない不死。寝ないが瞑想をする。ノルドール族、シンダール族、シルヴァン・エルフがいる。
  • 半エルフ・・・ペレジル。人間とエルフの混血。成人に達すると死すべき定めの人間か不死のエルフかを選ぶ必要がある。
  • ホビット・・・人間と同じ頃に出現した種族。小柄。単純で無邪気のため魔法耐性が高い。ハーフット族、ストゥア族、ファロハイド族。
  • ウルク・ハイ・・・サウロンが生み出した新種のオーク。光の下でも行動ができる。
  • オーク・・・モルゴスがエルフを真似て作った種族。日光と深い流水が苦手。
  • 半オーク・・・ペレヤーク。魔術師サルマンが人間とオークを交配させて生み出した種族。ウルク・ハイより人間に似ている。
  • トロウル・・・モルゴスの手でエントを真似て作られた種族。石から作り出されたため日光を浴びると魔力が消えて石になる。
  • オログ・ハイ・・・黒トロウル。下級トロウルからサウロンが作り出した種族。日中に行動ができる。
  • 半トロウル・・・オログ・ハイと人間のヴァリアグ族を組み合わせて生物。人間と同じくらいの知能を持つ。

一つの指輪を手に入れたビルボやフロドはホビットであったことから魔法への抵抗も強く、一つの指輪の支配に耐えています。なお、ビルボの前の指輪所持者であったゴラムも元はホビットのストゥア族です。

人間種族

MERPでは人間は種族というより部族・民族という形で分類されています。そのため中つ国の地域によって分かれています。人間は大きく分けて2種類あり、1つは2番目の人々を意味するエダインと呼ばれる「高貴な人々」、もう1つはモルゴスとの戦いの時にエルフと同盟を結ばなかった「普通の人々」があります。指輪物語のアラゴルン2世や力の指輪のイシルドゥルはドゥーネダインであることから人間の中ではドゥーネダインが人気でしょう。

  • ヴァリアグ族・・・モルドールの南東の半乾燥高原カントに住んでいる一族。野蛮であり常に近隣種族と戦っている。全ての人間が嫌い。
  • ウォウズ族・・・木工に優れている少数民族で街が嫌い。一時人間やエルフに忌まわしい存在と思われ迫害を受けていた。オークに恐れられている。
  • 曇り族・・・丘人と呼ばれる「普通の人々」。アンドゥイン流域より西の丘陵に住む民族。霊が集まる闇を恐れ、迷信的な儀式を邪悪な下級神に捧げる。ロヒリムやウォウズ族を憎み、ドゥーネダイン、ドワーフ、オークを嫌う。
  • 黒きヌーメノル人・・・ドゥーネダイン系だが、ヌーメノールを裏切りサウロンについた民族。エルフ、ドゥーネダインを激しく憎む。
  • 里人・・・エリアドールとゴンドールの辺境の民。「普通の人々」。オークとウォーグは嫌い。
  • 東夷・・・中つ国のルーン湖西岸から東にかけて住んでいる遊牧民。暗闇と雷が苦手。多くはモルゴスを崇拝している。
  • ドゥーネダイン・・・ヌーメノールのエダインの子孫。ゴンドールの内乱から南寇を嫌っている。黒きヌーメノル人を軽蔑し、曇り族、ハラドリム、ウォーグ、オークは常に敵と見做している。
  • ドルウィンリム・・・カルネン川の谷の下流からルーン湖北西岸までの地域に住んでいる北方人と東夷の混血で「普通の人々」。さまざまな人たちと交流ができる。
  • 南寇・・・血族の乱でゴンドールから逃れたドゥーネダインの反逆者の子孫。黒きヌーメノル人とハラドリムとの間に常に紛争がある。北方人を目の敵にしている。
  • ハラドリム・・・ハラドと呼ばれる南の極度に乾燥した地帯から半乾燥地帯に住む民族。すべての人間を信用していない。ドゥーネダイン、エルフ、ドワーフ、見かけがじんたちと違うものを嫌っている。
  • ビヨルン族・・・北方に住む巨漢の民族。文明地域を嫌がり、オーク、ウォーグ、トロウル、ドラゴンを嫌う。
  • 都人・・・エリアドールやゴンドールなどの街に住み人で「普通の人々」。交流は広く、オークをウォウズ族以外に嫌いな種族はいない。
  • 森人・・・ロヴァニオンの大きな森林、病みの森の近くに住んでいる北方の狩猟民族。ビヨルン族とシルヴァン・エルフ以外に交流はない。オーク、ウォーグ、トロウル、大蜘蛛が嫌い。
  • ロッソス族・・・雪人と呼ばれる北の果てに住む民族。暗闇を恐れ、ウォーグ、ドラゴン、巨人、トロウルが何にも増して嫌いで、オークを知る者はオークも嫌悪している。
  • ロヒリム・・・ローハンに住む北方人で騎馬が有名。曇り族を嫌い、ウォウズ族を見下している。オーク、ウォーグ、東夷、ドラゴンに対して積年の恨みを持っている。

まとめ

いかがでしたか?指輪物語RPGでは原作に忠実に種族の設定があり、生息地域や言語、他の種族との関係性なども記されています。この種族の情報はMERPを遊ぶだけでなく、映像作品の『ロード・オブ・ザ・リング』『ホビット』『ロード・オブ・ザ・リング:力の指輪』を見る上でも役に立つ知識になります。入手困難ですがぜひともドゥーネダインの野伏を作り、指輪物語RPGを楽しんでみましょう!

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