PaizoがORCライセンスの草案(ライセンスとAXE)を公開

PaizoがORCライセンスの草案を公開

2023年1月、TRPG業界を揺るがしたウィザーズ・オヴ・ザ・コースト(WtoC)のOGL1.1から端を発したOGL問題がありましたが、その時にパスファインダーをリリースしているPaizoやルーンクエストなどBRP製品をリリースしているChaiosiumなど1500を超えるTRPGパブリッシャーで結成したオープンライセンスの枠組みであるOpen RPG Creative License(ORCライセンス)の草案が公開されました。

ORCはシステムにとらわれず、永続的で、取消不能なOGLであり、合法的な「免責事項」を提供しています。また、ルールの仕組みを共有し、TRPGでのコラボレーションとイノベーションを促進するとしています。ORCは明示的にPaizoのライセンスではありませんが、ゲーム業界全体で、さまざまなゲームやプラットフォームで共通に使用することを目的としており、Paizoや他のいくつかのゲームパブリッシャーと協力している知的財産法律事務所と密接に協力して、パブリック・ディスカッションとORCライセンスの作業草案を開発および改良しています。

今回のドラフトはORCライセンスの最初のパブリック・ドラフトであり、ここのフィードバックを歓迎するとしています。

ORCライセンス最初のパブリックドラフトの記事

ORCライセンスとそれに関連するFAQ/AxE(回答と説明)ドキュメントのコピーを上記リンク先からダウンロードできます。AXE=斧と掛けていることで、オークが持ち歩いている斧をイメージさせています。今後、ORCライセンスが整うことで、ライセンスに準ずるルールを使用したコンテンツを安全に作成することができます。資料はすべて英語ですが興味がある方は一度目を通してみると良いでしょう。

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