ルーンクエスト日本語版が2023年秋に販売予定と発表

2023年秋、「ルーンクエスト」日本語版が再び販売予定

FrogGames(フロッグゲームズ合同会社)はTRPGの老舗であるChaosium(ケイオシアム)との最新版『RuneQuest: Roleplaying in Glorantha』の日本語版を発売することに合意しました。この発表を受けて、昔からのTRPGユーザーからは歓喜の声が上がっています。日本語版の販売にあたってはFrogGamesと作者のグレッグ・スタンフォードとの約束が実現したもので、これからさらに翻訳に力をかけていくようです。

「ルーンクエスト」とは

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「ルーンクエスト」はグレッグ・スタンフォードにより制作、1978年にケイオシアム社から発売されたTRPGで、ダンジョンズ&ドラゴンズ(D&D)やトンネルズ&トロールズ(T&T)と並ぶクラシックの名作です。日本では1980年代後半から90年代前半にかけてホビージャパンから販売され、グローランサという緻密に神話が作り込まれた世界観から多くのファンを獲得していました。

クトゥルフ神話TRPGで馴染み深いベーシック・ロールプレイング(BRP)を採用しており、基本的に技能によって行動判定が行われます。ただし、戦闘についてはより緻密に作られており、身体部位ごとのヒットポイントや行動コストを管理するストライクランクがあり、プレイヤーがストライクランクを深く理解することでキャラクターの行動の起こし方が劇的に変わります。

1992年にシステムを簡易化したルーンクエスト90sが発売。グローランサをより魅力的なものにする多くのサプリメントも発売されましたが、アヴァロン・ヒル社がグローランサとは全く関係のない日本を舞台とした世界「ランド・オブ・ニンジャ」を発売したものの部落差別問題に抵触する部分もあり、回収されるまで至っています。また、TRPG冬の時代に突入していくことも重なり、長らく日本ではルーンクエストの展開は行われていませんでした。

今回の発表を受けて盛り上がっているのTRPGのオールドファンが多いですが、D&Dに並ぶ名作TRPGには間違いないので日本語版の発売が始まったら是非とも遊んでみましょう!

RuneQuest Wiki

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