TRPGをやってみたいと思った時にやるべきこととは?
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テーブルトークRPG(TRPG)をやりたいと思っても、TRPGで遊んだことがない方は実際に何をしたらよいのかわからないことがあります。そのため、X(旧ツイッター)で思いの丈をぶつけたりするのですが、そこからTRPGを始めることができる人とできない人には何が違いがあるのでしょうか?
TRPGとは何かを理解しましょう
TRPGとはテーブルトーク・ロールプレイング・ゲームを略したものですが、意味合いと言えばボードゲームやトランプといった遊び方の一つを表します。そのため「TRPGで遊びたい」と言っても、「トランプで遊びたい」や「ボードゲーム」で遊びたいくらいのもと解釈され、ババ抜きがしたいのか、ポーカーがしたいのか?相手には伝わりません。TRPGにもさまざまなシステムとジャンルがあり、ファンタジーのTRPGなのか、ホラーのTRPGなのか、SFのTRPGなのか、豊富な選択肢があります。
現在、日本のTRPGでは『クトゥルフ神話TRPG』のプレイヤーが圧倒的に多いのですが、「TRPG=クトゥルフ神話TRPG」ではありません。もし、クトゥルフ神話TRPGで遊びたいのであれば「TRPGで遊びたい」というのではなく、「クトゥルフ神話TRPGで遊びたい」と名言する方が良いでしょう。もし、遊びたいものを明言しなかった場合、TRPGならなんでもOKと解釈されてしまい、予期せず自分の知らないゲームに誘われることにもなります。
プレイするTRPGシステムを選ぶ
明確にプレイしたいゲームがない場合は、どのようなジャンルで遊びたいかを決めておく方が良いでしょう。プレイ人口が多く誘われやすいものとしては以下のゲームがポピュラーです。
- ダンジョンズ&ドラゴンズ・・・TRPGの元祖。ファンタジーTRPGの王道で世界人口で見ればナンバーワン。
- クトゥルフ神話TRPG・・・ホラーのTRPGで、同人シナリオも多く、日本では一番プレイされている。ゲームが6版と7版が共存して遊ばれている。
- ソードワールド・・・国産ファンタジーTRPGの雄。
- サイバーパンクRED・・・サイバーパンクのTRPG。サイバーパンク2077と同じ世界線で遊ぶことができる。
- シノビガミ・・・忍者ものTRPG。忍術の流派も多く、秘密を抱え任務を遂行する。
- ダブルクロス・・・架空の現代を舞台にした能力もののTRPG。超常能力を操り、マンガのようなバトルもできる。
ルールブックを購入する
本気でTRPGを遊びたいと思うのであれば、遊びたいゲームのルールブックを1つ購入した方が良いでしょう。拡張ルールなどのサプリメントは必要とせず、基本ルールブックだけで十分です。ルールブックを購入することにはコストが発生しますが、メリットもあります。まず、セッションに誘われる可能性が格段に上がります。TRPGはゲームマスター(GM)により管理され進行していきますが、プレイヤーがルールブックを自身で参照できることでGMの負担が軽減されます。また、遊ぶ心構えが出来ていると思われるため、そのゲームを得意とするGMが声をかけやすくなります。
ルールブックの購入は絶対必要?
とはいえ、ルールブックの購入が絶対必要というわけではありません。クトゥルフ神話TRPGではちょっと遊ぶ分には全く問題ないクイックスターターをダウンロードすることができ、ダンジョンズ&ドラゴンズであればホビージャパンが公開しているフィフスエディションを使えば同様に遊ぶことは可能です。また、エモクロアなど無料で公開されているルールブックもあります。遊びたいゲームを無料で入手できない時は、「ルールブックが無くても大丈夫!」と言ってくれるGMの出現を待ちましょう。ただ、TRPGはルールブックを持っている方が圧倒的に楽しめるゲームということは覚えておきましょう。
思い切って参加する
TRPGはオンラインのほかに、コンベンションやボードゲームカフェなどでも開催されており、よく初心者歓迎の募集も行われています。遊びたいゲームの参加者募集に対して、日程などの条件が合うのであれば自分から積極的に応募してみると良いでしょう。その時にTRPGの経験がないことや、ルールブックの有無を伝えるとGMが対応してくれるでしょう。TRPGを遊びたい!と心で思っていても、あなたを知らない人はあなたに対して警戒心を持っています。自分から一歩踏み出すことも大切です。
近場にない、直接顔を合わせたくない
コンベンションやボードゲームカフェなどオフラインで遊べる環境がない場合、オンラインセッションということになります。オンラインセッションであれば、セッションツールを利用する形で行われますが、初心者であることを伝えればツールの使い方も指導してもらえます。クトゥルフ神話TRPGなどポピュラーなゲームではココフォリアがよく使われているので、実際に触って予習しておくのも良いでしょう。
気をつけること
TRPGはコミュニケーションで遊ぶものであるため、自分だけが楽しむもでのはなくみんなで楽しむ遊びです。そのため、人を不快にさせないという原則は存在します。また、プレイヤーはもてなしを受けるお客さんではなく、楽しいセッションを成立させる役割をになっています。そして、自分がどのゲームで遊びたいのかを理解しておきましょう。ゲームやルールに精通する必要はありませんが、楽しいセッションができるように全力で参加しましょう!