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ホビージャパンが「フィフスエディションRPG」とピーター・グリルと賢者の時間のデータを公開

ホビージャパンがOGLによるルールブック「フィフスエディションRPG コア・ルール」を公開

8月26日、ホビージャパンはOGL(オープン・ゲーミング・ライセンス)のSRDを利用したTRPGルールブック「フィフス・エディションRPG コア・ルール」(5eRPG)とキャラクターシート、および低レベル帯で遊べるシナリオ「腐敗の影」を公開しました。また、アニメ「ピーター・グリルと賢者の時間 Super Extra」とのコラボレーション企画として、同作キャラクターのルヴェリア、リサ、ミミ、ビーガン、ピグリット、ゴブコ、ミスリム、フルタリアの5eRPGデータも併せて公開しています。

5eRPGの特徴はウィザーズ・オブ・ザ・コーストのOGLを獲得し、ダンジョンズ&ドラゴンズ(D&D)のベースとなるD20システムを使う形で製作したもので、以前ホビージャパンが発売していたD&D5版日本語版とだいたい同じです。正確に言えばOGLの元で使える5E Systems Reference Document(5E SRD)を使っているため、サブクラスという扱いは無く、代表的な1つがクラスとして扱われてたいり、ビホルダーといったD&Dを象徴するモンスターや、ターシャ、モルデンカイネンなど呪文に含まれるD&Dの著名人の名称もありません。それでもほぼD&D5版であるためD&D5版のシナリオを遊ぶことが可能です。

HJ-TRPGのダウンロードページはこちら

5eRPGは9月に発売される「サンディ・ピーターセンの暗黒神話体系 クトゥルフの呼び声TRPG」に付随しているルールブックと思われ、今後ホビージャパンが展開するTRPGの基幹ルールとして採用されていくと思われます。また、D&D5版との互換性は維持されているので、ホビージャパンが展開するTRPGの設定をD&Dで活用することもできると言えます。

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ピーター・グリルと賢者の時間とのコラボデータ集を公開

ピーター・グリルと賢者の時間 Super Extraコラボデータ集
5eRPGのコアルール公開に合わせて、コラボ企画としてピーター・グリルと賢者の時間SEのキャラデータが公開されました。これにより5eRPGを使ってピーターグリルのように賢者タイムをルール化するというものではありませんが、公式な原作キャラをセッション上で再現することができます。このように漫画やアニメとのコラボレーション企画が行われることを考えると、今後もホビージャパンが出版やグッズに関連する作品はデータとして登場する可能性があります。

まとめ

いかがでしたか?ホビージャパンがD&Dの日本語サポートを終了してから二ヶ月ですが、OGLを獲得して独自にD20システムを活用する道筋を照らしました。クトゥルフの呼び声TRPGに用いたりと、ホビージャパン汎用ルールブックとなる可能性が高く、さまざまなジャンルでの展開も期待されます。また、ピーター・グリルと賢者の時間とのコラボのように原作のあるものを5eRPGに落とし込んで展開していくことも期待できます。ぜひとも5eRPGのコアルールをダウンロードして遊んでみましょう!

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