クトゥグアとは|クトゥルフ神話の炎の邪神、旧神に封印された旧支配者

クトゥグアは、炎を象徴する存在として知られるクトゥルフ神話の神格の一つです。燃え盛る炎や恒星のような姿で描かれることが多く、冷気や闇と結び付く存在とは対照的な特徴を持っています。クトゥルフ神話TRPGでは、強大な力を持つ危険な存在として扱われる一方、他の神話存在との対立関係や召喚にまつわる設定など、物語を大きく展開させる存在として登場します。そこで、クトゥグアの基本情報や神話における特徴、クトゥルフ神話TRPGでの設定や登場例について詳しく解説します。

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クトゥグアとは

クトゥグア(Cthugha)は炎の邪神として知られる神格で、クトゥルフ神話においてオーガスト・ダーレスが創造した旧支配者の一柱で、顕現する時は「生ける炎」の姿をしています。配下に「火の精」と呼ぶ、触れたものを発火させる光の小球を従えています。クトゥルフ神話TRPGでもクトゥルフやハスターと並び、4大元素の「炎」に位置付けられています。

クトゥグアはクトゥルフ神話TRPG以外でもアニメやソシャゲのキャラクターとしても人気があります。パズドラやモンストに出てくるほか、東京放課後サモナーズでは擬人化したドラゴンの姿で登場し、「Fate/GrandOrder」では楊貴妃に宿っています。また、カードゲームで人気の遊戯王にも登場して、アニメでは「這いよれ!ニャル子さん」にも登場します。

「 我々は目を覆っていたのだが、その大きな無定形の塊がこの呪われた場所から、天へ向かって上っていくのを見ないわけにはいかなかったし、同じように大きなものが、木の上を生きている炎も雲のようにさまよっているのを見ないわけにはいかなかった。」    ーーオーガスト・ダーレス『闇に棲みつくもの』

クトゥグアの画像

クトゥグアの画像です。なお、フリー素材ではなく出典元を表示していますのでそちらもご確認ください。

クトゥグア
出典:douzenの作品

クトゥグア2
出典:The H. P. Lovecraft Wiki

クトゥグアの基本情報

クトゥグアを理解するためには、神話内での位置付けや象徴する要素を押さえておくことが重要です。炎を司る存在として知られるクトゥグアは、クトゥルフ神話に登場する神格の中でも特徴的な性質を持っています。

出自

初出はオーガスト・ダーレスの1944年執筆の小説『闇に棲みつくもの』で、この中で無数の炎を従える生ける炎の姿をしてるとされています。また、この時にニャルラトホテプとの対立構造が生まれています。

生息地

クトゥグアは地球からは27光年離れたフォーマルハウト(みなみのうお座の口にあたる場所)の近くにあるコルヴァズという小さい恒星の中に棲んでいます。

クトゥグアの能力と特徴

クトゥグアは炎の塊のように見えます。醜い暗い斑点がくすんだオレンジ色の表面にまだらであり、回転する炎の大きな柱が縁の周りに弧を描いてい燃え上がっています。また不定形であるため形を変えて擬足のような器官を作り出すこともできます。

焦土化

炎の塊であるクトゥグアはそこに存在するだけで周囲を周囲に火をつけます。そのため、その範囲にいるものは徐々に耐久力を失います。

焦土化による影響の範囲から逃れてしまえばいいのですが、その範囲は40mから最大で400mとも言われています。

擬足化

不定形の体を変化させ、擬足として対象を打ち付けたり捉えることができます。また、擬足化と同じように体の形を変え、炎を噴射する器官を作り出すこともできます。

炎を噴射するときは大型の火炎放射器のようなイメージです。その射程距離は150mあり、着弾点から20mの範囲で激しく燃え上がります。この炎に巻かれた生物はほとんどの場合、瞬時に燃え上がり死んでしまいます。なお、炎や熱を遮る分厚い壁などがあれば助かる見込みはあるようです。

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装甲

クトゥグアは燃え盛る炎の効果からか14ポイントの装甲を持ちます。なお、クトゥグアに触れた武器はドロドロに溶けて破壊されます。

外見による影響

クトゥグアが太陽にイメージが近いためか、神格には珍しく正気度の損失は少ないです。

目撃したことによる正気度ロールによる失う正気度ポイントは「1D3/1D20」。

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クトゥグアの系譜と神話上の関係

クトゥグアは、クトゥルフ神話に登場する神格の中でも、炎や熱を象徴する存在として独自の位置を占めています。他の神話存在との明確な血縁関係は少ないものの、敵対関係や関連する存在を通じて、その性質や役割が描かれています。

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特に、冷気や闇に結び付く存在との対比はクトゥグアを特徴付ける重要な要素であり、神話世界における炎の力を象徴する存在として扱われています。

クトゥグアの眷属

クトゥグアの眷属にはハイパーボリアを滅ぼしたアフーム=ザーや炎の精フサッグアがいます。アフーム=ザーは、自身や同じように封印された旧支配者を解放するために、凍える炎アフーム=ザーを産み落としています。フサッグアは炎の吸血鬼の長であり、クトゥグアが顕現する時に一緒に現れます。

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旧神との戦い

クトゥグアは旧支配者たち(邪神)と共に旧神に謀反を起こし戦いを仕掛けましたが、旧神と星辰の戦士たちとの戦いに敗れてフォマルハウト近くのコルヴァズに封印されました。クトゥグアは長い間、封印が解かれることを待っています。

ニャルラトホテプとの対立

クトゥグアはニャルラトホテプと対立関係にあります。『闇に棲みつくもの』ではニャルラトホテプが地球上での拠点のひとつにしようとしたアメリカ・ウィスコンシン州リック湖のほとりのンガイ森をどうにかするために、人間がクトゥグアを召喚して森を焼き払っていることからも分かります。

ニャルラトホテプとの対立という要素はTRPGのシナリオでも使いやすいかもしれませんが、クトゥグアが出現すると周りを焦土化するため注意が必要でしょう。

クトゥグアと人間との関わり

クトゥグアは人間とあまり関わりを持ちませんが炎のカルトとの結びつきはあるようで、古代ローマにおいてメルカルト教会がそのカルトに当たります。ただ、人間に友好的な神格というわけではななく、召喚時の事故もよく発生しています。

クトゥグア召喚時の事故

クトゥグアはフォーマルハウトに封印されるため、その力に頼るときは召喚する必要があるのですが、想定しない展開により召喚が失敗することがあります。一つは外なる神ヤマンソ(イォマグヌット)が出現することであり、もう一つはクトゥグア顕現の力が大きすぎることによる火災です。

ヤマンソはクトゥグアが召喚される通り道の次元に存在しており、通り道が繋がったままだとヤマンソがその道を通り出現することがあります。また、火災は召喚の儀式を維持することができず、クトゥグアの持つ熱や炎の吸血鬼や炎の精によって周囲に引火して発生します。1666年のロンドン大火はクトゥグアの召喚儀式の失敗によるものと言われています。

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クトゥグアを崇拝する教団や代表者

クトゥグアは人間との関わりがないので現在は目立ったカルトとありませんが、過去には存在しています。

  • メルカルト教会・・・古代ローマの時代にスティギアの神官が信仰しています。これはカルタゴ人の神であるメルカルトとモロクへの信仰とクトゥグアの信仰が絡み合うことで存在していました。
  • ネスター・モベダン・モベド・・・ネスターは6世紀のゾロアスター教の預言者です。黄金の党を浄化しようとするも失敗し、信者の子孫はインドネシアとロシアへ移住しています。

クトゥルフ神話TRPGにおけるクトゥグア

クトゥルフ神話TRPGにおけるクトゥグアは、圧倒的な力を持つ神話存在の一つとして扱われています。炎を象徴する性質から、遭遇した探索者に大きな脅威を与える存在であり、シナリオでは強大な敵や特殊な神話的要素として登場することがあります。

また、クトゥグアは単純な破壊者としてだけではなく、神話存在同士の対立や召喚に関する設定を通じて、物語を展開させる役割を担うこともあります。

クトゥグアの呪文

クトゥグアは炎に関するすべての呪文を知っています。クトゥグアは召喚されなければ地球上に現れることができないので、9月〜11月の晴れた夜でフォーマルハウトが空に上がった時だけ「クトゥグアの招来」を使い召喚することができます。

クトゥグアのステータス

クトゥグアはの詳細はマレウス・モンストロルムまたはルールブックを参照してください。

クトゥグアの倒し方(倒せるの?)

クトゥグアは人間が倒せる存在ではありません。なにせ近くにいるだけで周りは燃え上がり、生物は衰弱していきます。さらに周囲には炎の精や炎の吸血鬼が存在します。さらに恐ろしいことにクトゥグアが放出した炎は瞬時に生物を丸焦げにし、攻撃を受ける際に触れた武器を溶かして破壊します。このことからも戦う選択肢は賢明ではありません。

そのため一番の対処方法は、クトゥグアが現れたときは速やかに退散の呪文を唱えることです。周囲に引火して大火災を引き起こす存在であるため、退散させるのであればできるだけ早い方が良いでしょう。もし、どうしても攻撃したい!というのであれば焦土化の影響を受けない遠距離からの攻撃しかありません。クトゥグアは空中に浮いて移動でしないのですが炎の吸血鬼など眷属が大勢いるため、眷属に絡まれないように立ち振る舞うことも大切です。

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クトゥグアに関するよくある質問

クトゥグアについて調べる際には、その正体や強さ、クトゥルフ神話TRPGでの扱われ方について疑問を持つ方も多くいます。ここでは、クトゥグアに関してよく寄せられる質問を紹介します。

Q: クトゥグアとはどのような存在ですか?

A: クトゥグアは、炎や熱を象徴するクトゥルフ神話の神格です。燃え盛る炎や恒星のような姿で描かれることが多く、冷気や闇に関連する存在とは対照的な特徴を持っています。

Q: クトゥグアはクトゥルフより強いですか?

A: クトゥグアとクトゥルフは、それぞれ異なる性質や役割を持つ神話存在であるため、単純に強さを比較することはできません。クトゥグアは炎や熱に関する強大な力を持つ存在として描かれていますが、クトゥルフ神話では個々の神格ごとに異なる特徴があります。

Q: クトゥグアはクトゥルフ神話TRPGに登場しますか?

A: はい、クトゥグアはクトゥルフ神話TRPGに登場する神話存在の一つです。シナリオでは、探索者にとって非常に危険な存在や、神話的事件の中心となる存在として扱われることがあります。

Q: クトゥグアは召喚できますか?

A: クトゥグアは、クトゥルフ神話TRPGの作品やシナリオによっては、召喚や接触の対象として扱われることがあります。ただし、非常に強大な存在であるため、召喚や関わりを持つことは探索者に大きな危険を伴います。

まとめ

いかがでしたか?クトゥグアは探索者では手に負えない恐るべき神格です。全てを燃やし尽くす存在と言っても過言ではなく、ダメージを与える前に燃やしつくことでしょう。TRPGのシナリオ作成ではニャルラトホテプとの関係性を活用したり、原因不明の火災や歴史上の大火災を扱う時にクトゥグアやその眷属は使いやすいです。是非とも陽にまつわるシナリオを作り、クトゥグアを登場させてみましょう!

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KADOKAWA
クトゥルフ神話TRPGの最新版のルールブックです。能力値の見直しや技能の変更、プッシュロールや戦闘マヌーバの追加など、6版のテイストを継承してルールが新しくなりました!神話生物の情報もあるのでこれ一冊で遊べます。キーパー、プレイヤー必携のルールブックです。

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