D&D日本世界プロジェクト 歴史編|縄文・弥生・古墳時代の設定

D&D日本世界プロジェクトとはD&Dやフィフスエディションを使い、日本史のパラレルワールドを舞台とした日本世界を構築していく企画です。基本的には歴史をなぞらえるのでどこかで誰かがやってるということも考えられます。

日本世界の歴史 縄文・弥生・古墳時代

D&D日本世界(ニホンセカイ)の歴史は基本的にこれまでの日本史と同じであり、縄文時代・弥生時代・古墳時代・飛鳥時代・奈良時代・平安時代・鎌倉時代・室町時代・戦国時代・安土桃山時代・江戸時代・明治時代と続きます。世界には地獄へと続く言われる地獄の蓋があり、歴史に多く関わっています。実際には地獄だけでなく、フェイワイルドやシャドウフェル、そのほかの次元界にも繋がっています。地獄の蓋が開くことで多くのクリーチャーが出現するほか、悪意を持つ存在はその悪意による衝動が激しくなります。歴史上、権力を手にした者の多くは悪意または悪意ある存在に操られています。

縄文時代から古墳時代にかけてはヒューマンやハーフリングではあまり文明が育っていません。基本的には農耕民族ですが、ドワーフやエルフといった他種族と関わりを持つことで、その文明が進化しています。

縄文時代(前14000年〜前4世紀)〜弥生時代(前4世紀〜3世紀)

日本世界の縄文時代はハーフリングが最大勢力を誇り、全国へ散らばっていました。集落単位で生活しており、まだ国家を形成していません。ハーフリングとヒューマンは全土に広がっており、一緒に過ごすこともあります。その他の種族は余程のことがない限り交流を取ることはありません。またティーフリングは地獄の蓋が開いてから登場しています。キャラクター種族の他にゴブリンやオークも存在しており、集落が存在しているが基本的に略奪を良しとする悪であるため、ハーフリングやヒューマンの共同体と対立している。なお縄文時代と弥生時代の大きな違いは、縄文時代はドワーフは青銅や鉄、エルフは魔法を用いる文化を持っていましたが、それ以外の種族は主に石器で生活していました。弥生時代になり交流が盛んになるとドワーフの青銅や鉄、エルフの魔法の知識をノームが取り入れ、ノームからハーフリングやヒューマンへと普及し始め生活が安定するようになりました。

種族日本世界での呼び名当時の説明
ハーフリング平原人(へいげんびと)日本全土で生息している。最大勢力であり、農耕を中心に生活している。
エルフ北方人(ほっぽうびと)北方(現在の東北や北海道)で狩猟をしながら生息。魔法に優れており、季節に応じて南下してハーフリングやヒューマンと交流がある。
ドワーフ南方人(なんぽうびと)南方(現在の九州南部や先島、沖縄などの離島)で植物が育ちにくい地域にて生息。青銅や鉄を生成しており、ハーフリングとの取引で穀物を得ている。
ヒューマン平野人(へいやびと)日本全土で生息している。ハーフリングと共に農耕をしているほか、狩猟を行うものもいる。
ドラゴンボーン竜人(りゅうびと)本土で見かけるのは稀。基本的に八丈島などの南の島で生息。信仰の対象になっている。
ティーフリング稀人(まれびと)その存在自体が稀。地獄の蓋が開いた後に登場。外見的に忌避される。
ノーム山人(やまびと)南アルプスを中心とした山岳地帯で生息。山彦を返す人と思われている。
ハーフエルフ呼び名なし北方またはその近辺で誕生したエルフとヒューマンの混血。特に地域で受け入れられないということはない。
ハーフオーク呼び名なしオークとヒューマンの混血。数は少ないが巨体で力持ちということでハーフリングやヒューマンと共に生活をしていることもある。

地獄の蓋

縄文時代の後期に富士山が大噴火を起こし、その噴火と共に世界が闇に包まれ死に至る灰が降り注ぎました。灰で覆われた大地に植物は実らなくなり、その灰と共にこれまで見たこともない怪物が現れるようになりました。噴火は富士山だけにとどまらず、北方の大雪山、南方の阿蘇などでも起こりました。火山にある地獄の蓋が開いたことが災厄であると突き止めたノームはハーフリングに相談し、ハーフリングは全ての種族に協力を要請しました。ハーフリングは勇気を、エルフは知性を、ドワーフは武器と鎧を、ヒューマンは万能さを、ノームは山の知識を持ち寄りました。そして多くの犠牲を払いながら各地の地獄の蓋を封印することに成功しました。なお、ドラゴンボーンは他の種族とは関わることなく自分の住む島の火山を鎮めています。また、地獄の蓋が開いたことで悪魔と関係を持ったヒューマンの子孫としてティーフリングが産まれるようになりました。なお、オークやゴブリンなど悪属性の種族の多くはこの時の影響を受けたことにより生来の悪が強く現れ積極的に悪事を働くようになります。なお、この影響はヒューマンの悪にものちのち作用しています。

古墳時代

オークやゴブリンとの争いが激化することで、戦うことに長けたヒューマンが力を持つようになり台頭します。もともと大きな組織で動くことがないというハーフリングの性格もあり、ヒューマンやドワーフなどが豪族として、地域を統括するようになりました。またドルイドの中で一際強い神託を受けるようになった巫女が登場し、その巫女を中心に国家が形成されるようになりました。邪馬台国の巫女である卑弥呼は地獄の蓋が動くことを察知することができ、また滅多に人前に出ないことから卑弥呼自身が神格化されていきました。この時期の豪族はなくなると古墳に埋葬され、その大きさでその時の権力を誇示していました。

また九州南部にはドワーフ豪族である狗古智卑狗(クコチヒコ)によって統治されてた狗奴国が存在し、常に邪馬台国と交戦状態でした。二国は頻繁に戦争を行い、その最中に卑弥呼が死去。これを好機と見た狗奴国が一気に攻め立てますが、新たに信託を得た巫女であるハーフエルフの壹与(イヨ)により邪馬台国は息を吹き返します。長きにわたる戦いの末、邪馬台国が勝利し倭国を統一したヤマト朝廷へと繋がります。ヤマト朝廷ができたことで皇族の系譜が誕生し、以降権力闘争に大きく関わることとなります。

種族日本世界での呼び名当時の説明
ハーフリング平原人(へいげんびと)日本全土で生息している。政治に関心があまりないため、ヒューマンにとって変わられるも多数存在する。
エルフ北方人(ほっぽうびと)北方(現在の東北や北海道)で狩猟をしながら生息。季節に応じて南下することがあり、ハーフリングやヒューマンと交流がある。卑弥呼がエルフ説あり。
ドワーフ南方人(なんぽうびと)南方(現在の九州南部や先島、沖縄などの離島)で植物が育ちにくい地域にて生息。青銅や鉄を生成しており、武器を必要とするヒューマンとの取引で穀物を得ている。南方ではドワーフがまとめる狗奴国も登場している。
ヒューマン平野人(へいやびと)日本全土で生息している。ゴブリンやオークなどから集落を守るため戦うことが増え、次第にハーフリングから主導権を奪った。豪族を作り争うも卑弥呼を中心とした連合国家である邪馬台国を形成する。
ドラゴンボーン竜人(りゅうびと)本土で見かけるのは稀。基本的に八丈島などの南の島で生息。信仰の対象になっている。
ティーフリング稀人(まれびと)稀。忌避される存在であるが卑弥呼がティーフリングという説もあり。
ノーム山人(やまびと)南アルプスを中心とした山岳地帯で生息。山彦を返す人と思われている。
ハーフエルフ呼び名なし北方またはその近辺で誕生したエルフとヒューマンの混血。卑弥呼亡き後、邪馬台国の女王となった壹与はハーフエルフ。
ハーフオーク呼び名なしオークとヒューマンの混血。オークの暴挙により一時は迫害を受けるが、その巨体は労働力として言うのであるため、かわらずハーフリングやヒューマンと共に生活をしている。

邪馬台国(ヤマタイコク)

ヒューマンの台頭とともに豪族が生まれましたが、豪族はゴブリンやオークだけでなく他の豪族とも戦うようになりました。そのため世の中は荒れ果て、その機を狙って地獄の蓋が開こうとしていました。いち早くその異変を信託として受け取った巫女である卑弥呼が各豪族に伝え、ふたたび蓋が開くことを阻止することができました。このことから卑弥呼の評価が高まり、豪族同士が争うことがないよう卑弥呼を中心とした連合国家である邪馬台国(ヤマタイコク)が誕生しました。なお、邪馬台国の中心地は九州に置かれていました。卑弥呼亡き後、男性が指揮を取ろうとするも混乱が続いたため狗奴国の攻撃に押され続け存亡の危機を迎えますが、新たに神託を受けた壹与が女王になることで勢いが吹き返し、狗奴国に勝利しました。

卑弥呼(ヒミコ)

ヒミコは性別は女性ですが種族は不明で、長寿であったことから北方を追放されたエルフのドルイドではないかと言われています。また、正体を隠し続けたこともあるためティーフリング説もあります。なお、ティーフリングであればフィーンドと契約したウォーロックかもしれません。狗奴国との戦争中に死去。

壹与(イヨ)

卑弥呼が死去した後、混乱が続く邪馬台国で突如神託を受けたハーフエルフのドルイド。若いながらも狗奴国との戦いに勝利し、各地の豪族をまとめてヤマト朝廷の礎を作ったと言われています。

狗奴国(クナコク)

ドワーフの豪族である狗古智卑狗(クコチヒコ)が九州南部でまとめ上げた国。祖霊である鷲や熊、犬といった祖霊を信仰するバーバリアンの連合体であり、この連合体はドワーフだけでなくハーフリングやヒューマンの豪族も参加していた。狗奴国の最大の武器はドワーフ技術による金属生産であり、鍛え上げられた武器を振るい敵を打ち倒したとされるています。

狗古智卑狗(クコチヒコ)

ド地獄の蓋を閉じる旅に参加したドワーフの子孫である豪族で、たくましい髭を持ち、雄叫びを上げながら鉞を振るうバーバリアンです。邪馬台国が形成される以前から南方をまとめていた人物です。

まとめ

いかがでしたか?D&Dやフィフスエディションで日本史で遊ぶための日本世界の設定で縄文時代から古墳時代をまとめたものです。NPCとして登場できる人物が少ないですが、このような形で時代を設定していきます。年表を作るところまではやりたいと思っています。また、この時期は自然信仰が多いためドルイドが多く、系統立てて魔法を使うウィザードは極めて少ないでしょう。

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