D&D日本世界プロジェクト 日本世界の地図

日本世界の地図

D&D日本世界の地域の勢力図は日本古来の令性国に倣います。時代により都の位置は変わり、国家が形成されて行った古墳時代では邪馬台国は九州に、飛鳥時代から平安時代では近畿地方に都がありました。

法律が整備され始めた奈良時代から各領地に国の出先機関が設置され、地方の管理も行われるようになりました。しかし、平安時代に入ると魑魅魍魎が跋扈するようになり、朝廷は地方の統治を諦め、各地域の有力者が独自で管理するようになりました。そのため地方では国の出先機関を無視するような有力者も出現するようになりました。

D&D日本世界の地図
Artanisen – 投稿者自身による著作物, CC 表示-継承 4.0, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=120158080による

都の場所

時代によって都や政庁の場所が異なります。皇居としての居城は平安京ができてから変わらないため、「都」という意味では常に平安京ですが、鎌倉など都とは異なる場所で政庁となる幕府を開くことで人が行き交う大きな街が出来上がりました。

時代都のある場所都・政庁の名称名称
古墳時代8:筑前国(ちくぜんのくに)邪馬台(ヤマト)
飛鳥時代34:大和国(やまとのくに)飛鳥(アスカ)
奈良時代34:大和国(やまとのくに)平城京(ヘイジョウキョウ)
平安時代36:山城国(やましろのくに)平安京(ヘイアンキョウ)
鎌倉時代55:相模国(さがみのくに)鎌倉(カマクラ)
室町時代36:山城国(やましろのくに)平安京(ヘイアンキョウ)
戦国時代36:山城国(やましろのくに)平安京(ヘイアンキョウ)
安土桃山時代(安土)61:近江国(おうみのくに)安土(アヅチ)
安土桃山時代(桃山)38:摂津国(せっつのくに)大坂(オオサカ)
江戸時代56:武蔵国(むさしのくに)江戸(エド)

ヒューマン・ハーフリング以外が支配していた場所

ハーフリングとヒューマンは長年共同で文明を築いており、支配した地域は同じですが、エルフやドワーフは文化が交流する前はそれぞれが支配地域を持っていました。また少数ながらドラゴンボーンも南の島を統べていました。

エルフ(北方人)の支配地域

現在の北海道および東北地方が該当します。ただし、支配しているといっても城を構えて待っているのでは無く、狩りをしたり集落があるといった形の支配でした。飛鳥時代あたりからヒューマンとの交流も増え、古典的なエルフは蝦夷を中心に集まっていました。

ドワーフ(南方人)の支配地域

ドワーフが支配していた地域は古墳時代の狗奴国であり、その場所は4:肥後国の南方に存在しました。薩摩、大隈、日向あたりは長い間ドワーフの支配地域でした。また地図上にはありませんが、琉球もドワーフの国家でした。

ドラゴンボーン(竜人)の支配地域

純粋にドラゴンボーンが支配した地域は伊豆諸島のみです。伊豆大島や三宅島あたりにコロニーを形成しており、八丈島には巨大な竜の神殿がありました。

ノーム(山人)の支配地域

ノームはこれまで国家を形成していないため特定の支配地域は持っていませんが、山岳地帯に集落を形成していました。

言語を持つ種族の生息地域

D&D同様、日本世界にはキャラクターの種族以外にも言語を持つ種族が存在し、自分達のコミュニティを形成しています。彼らは時としてPCの敵になり、時としてPCの協力者になる存在です。

ゴブリン種

ゴブリン種は日本中数多く見られ、町や村から少し離れた穴蔵で集団を形成しています。基本的には臆病ですが自己中心で邪悪であり、食糧などを略奪して生活をしています。

オーク種

オーク種は南方や四国を中心に本土でも数多く見られますが、北に行くほど数は少ないです。古くはドワーフと争っていた種族で、大きな体格と力強さを持ちます。オーク独自の文化が残る地域は28:伊予国(イヨノクニ)と29:土佐国(トサノクニ)があります。オークとヒューマンの間に生まれたハーフオークは力仕事で重宝されるため、田舎でよく働いています。

コボルド種

コボルド種は北方を中心に本土で数多く見られ、南方に行くほど少なくなります。ゴブリン同様町や村から少し離れた場所で集団を形成します。

ジャイアント

ジャイアントは主に森林や山岳で生息します。開拓が進んでいない場所で見かけることが多いです。なお富士山には巨人の王がいます。

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