Paizoやケイオシアムなどで編成されるORCの軍勢が明らかに
Paizoやケイオシアムなどで編成されるORCの軍勢が明らかに
ダンジョンズ&ドラゴンズ(D&D)を販売しているウィザーズ・オブ・ザ・コースト(WotC)のOGL1.1がリークされてから激震が続くTRPG業界ですが、WotCがOGL1.2の草案を発表した後に、パスダインダーで有名な大手パブリッシャーであるPaizoや、ルーン・クエストやコール・オヴ・クトゥルフなどのBRPのケイオシアムなどが表明していたクリエイター保護を目的とした新しいオープンゲームライセンスであるOpen RPG Creative License (ORC)の陣容が明らかになりました。
Paizoの発表した内容によればORCに賛同者はTRPG黎明期に遡るほどのメジャーなところから最近賛同した個人事業主と幅広く、その数は1500を超えているようです。なお、主なORCliceseの参加者は以下のようなところがあります。
- Alchemy RPG
- Arcane Minis
- Atlas Games
- Autarch
- Azora Law
- Black Book Editions
- Bombshell Miniatures
- BRW Games
- Chaosium
- Cze & Peku
- Demiplane
- DMDave
- The DM Lair
- Elderbrain
- EN Publishing
- Epic Miniatures
- Evil Genius Games
- Expeditious Retreat Press
- Fantasy Grounds
- Fat Dragon Games
- Forgotten Adventures
- Foundry VTT
- Free RPG Day
- Frog God Games
- Gale Force 9
- Game On Tabletop
- Giochi Uniti
- Goodman Games
- Green Ronin
- The Griffon’s Saddlebag
- Iron GM Games
- Know Direction
- Kobold Press
- Lazy Wolf Studios
- Legendary Games
- Lone Wolf Development
- Loot Tavern
- Louis Porter Jr. Designs
- Mad Cartographer
- Minotaur Games
- Mongoose Publishing
- MonkeyDM
- Monte Cook Games
- MT Black
- Necromancer Games
- Nord Games
- Open Gaming, Inc.
- Paizo Inc.
- Paradigm Concepts
- Pelgrane Press
- Pinnacle Entertainment Group
- Raging Swan Press
- Rogue Games
- Rogue Genius Games
- Roll 20
- Roll for Combat
- Sly Flourish
- Tom Cartos
- Troll Lord Games
- Ulisses Spiele
全て海外のパブリッシャーでやツールサービスなのであまり馴染みのないところも多いですが、PaizoやChaosiumといった大手のほか、FoundryVTT、Roll20などオンセツールとして認知されているところも参加しています。
まとめ
いかがでしたか?ORCはルールの仕組みを共有するための合法的な「セーフ・ハーバー(安全ルール)」を提供し、卓上ゲーム空間でのイノベーションとコラボレーションを促進する、システムに中立なユニバーサル・オープン・ライセンスであり、現在数多くの参加者を集めています。WotCがOGL1.2の草案を発表してからのこの声明であり、世界的に見てTRPGの情勢が変わりつつあります。またユーザーも5eサードパーティーを支援する動きもでています。D&Dは強者ですが今後の展開次第ではORCの軍勢に一撃浴びせられるかもしれません。OGLを巡る状況は変わりつつあるので、ぜひとも注視していきましょう。