
Roll&Roll誌の物理本の発売が停止。次号から電子書籍のみの発売に
Role&Roll編集部から239号をもって紙での発売が終了し、240号から電子書籍でのみの発売になる発表がありました。
Roll&Roll誌の紙媒体終了
長年にわたり多くの読者に親しまれてきたテーブルトークRPG(TRPG)の専門情報誌『Roll&Roll』ですが、最新号をもって紙の雑誌としての発売を終了し、次回からは電子書籍のみの販売形態へ移行することが発表されました。これは出版市場全体のデジタル化の流れの一環であり、読者のニーズや流通の変化に応じた決断だと考えられます。
『Role&Roll』は次号から電子書籍のみでの発売となります。
物理的な「本」という形を失うことはとても残念ですし、読者の皆さんも不安を抱かれると思います。
その不安を払拭できるよう、電子書籍の長所を模索しつつ、よりよい紙面づくりを目指しますので、これからも応援よろしくお願いします。 pic.twitter.com/New8gCG9X4— Role&Roll編集部_TRPG (@Role_and_Roll) January 29, 2026
紙媒体の雑誌は長らく愛好者の情報源であり、書棚に並ぶ保存性や手に取る楽しみといった魅力がありました。特にTRPGのようなコミュニティ性の強い趣味では、誌面をめくりながら情報を共有したり、友人に勧めたりする体験が価値ある部分でもありました。
一方で電子書籍化することで、デジタル環境との親和性が高まり、過去のバックナンバーの検索性や持ち運びの利便性が向上します。また、配信コストや保存スペースの問題も解消できる利点があります。読者層がオンラインでの情報収集に慣れていること、デジタルデバイスでの閲覧が一般化していることも背景にあると考えられます。
TRPG文化と『Roll&Roll』の役割
日本のTRPGシーンには、かつて多数の専門誌が存在しましたが、90年代以降は多くが休刊し、TRPGの情報源は限られていきました。Roll&Rollはそのような環境の中で一般書店で手に取れるTRPG 情報誌としての役割を担い続けてきました。またシナリオや追加ルール、特集記事などは、プレイヤーやゲームマスター(GM)にとって遊びの幅を広げる重要なコンテンツとして機能し、コミュニティの活性化にも寄与してきました。雑誌内の情報は単なるニュースだけでなく、実際のセッションで使える実用的な資料としても重宝されてきました。
Roll&Roll 紙媒体の終了は、ひとつの時代の区切りでもあります。長年TRPG を愛し、雑誌を手に取ってきた読者にとっては感慨深い出来事だと思われます。電子書籍化された後も、同誌が引き続き TRPG文化を支える情報源として存在し、読者とプレイヤーをつなぐ役割を果たしていくことが期待されます。
























