
『指輪物語TRPG 5E』が4月下旬にホビージャパンから発売決定!
『指輪物語TRPG 5E』が4月下旬に発売決定!
ホビージャパンから3月下旬の発売が予定されていた『指輪物語TRPG5E』が、一月ずれ込み4月に発売されることがわかりました。『指輪物語TRPG5E』はFree League publishingから発売されている『The Lord of the Rings™ Roleplaying』を日本語化したもので、ホビージャパンから日本語版が発売されている『一つの指輪:指輪物語TRPG』がウィザーズ・オブ・コーストのD20のOGLに準拠した5e派生作品です。
ゲームの特徴としては、D&DのようにD20ロールで遊ぶことができますが、中つ国の世界観に合わせた召命という形でクラスが調整されているほか、プレイヤーヒーローが使える魔法がないなどD&Dから多くの制限を課した形になります。ただし、指輪物語の雰囲気を再現できるように『一つの指輪:指輪物語TRPG』で採用されている堕落の指標である影点、エリアドールの厳しい旅を演出する旅路ルール、エルロンドの秘密会議のように多くの人が集まり話し合う会議ルールが導入されています。
「一つの指輪:指輪物語TRPG」とは違う?
5Eのベースは指輪物語TRPGであるため、英雄の文化圏や、召命、影点、旅路、会議などは同じですがそれぞれが5Eにアレンジされています。召命は5Eのクラスであるため、指輪物語TRPGよりも特徴がはっきりと現れています。また、判定がd12プラスd6で行われたいたものがd20での判定に変わるため、ゲームの印象が変わるでしょう。
英雄文化圏は同じ
基本ルールブックにある英雄文化圏の6タイプは同じです。それぞれの文化圏で種族特徴のような特徴を持ちます。また、どの文化圏も「背景」を持ち、追加の技能習熟や道具習熟を得ることができます。レベルが上がることで入手することができる特技は指輪物語TRPGとほぼ同じです。ただし、バルドの民の「たらふく」がなくなるなど調整はされています。
- リンドンのエルフ
- ドゥリンの民のドワーフ
- バルドの民
- ブリー郷の人間族
- ホビット庄のホビット
- 北方の野伏
召命は同じ
召命の6タイプは同じです。ただし、5Eであるため、3レベルで副召命を得ることができます。副召命によりキャラクターの特徴がより際立っていきます。
- 闘争者・・・5Eならファイターやバーバリアンのような前衛。
- 統率者・・・5Eならパラディンのようにオーラを放つ召命。
- 伝令者・・・5Eならローグの急所攻撃やモンクのような特徴を持つ。
- 研究者・・・5Eならバード。スペルキャスターに近い。
- 探宝者・・・5Eならローグ。
- 守護者・・・5Eならレンジャー。
影点や希望点は?
5Eになると影への抵抗がセーヴィング・スローで行われます。恐怖に対してのセーヴなら【魅力】、欲望に対するセーヴなら【判断力】、妖術に対するセーヴなら【知力】により抵抗することができます。また、希望点がないため、D&D同様インスピレーションや友情点を使うことでロールに有利を得ることができます。
一人旅モードはある?
5Eには一人旅モードはありません。ただし、未訳の『Moria_Shadow_of_Khazad_dûm™』ではモリアを探索するソロモードがあるようです!
D&Dになれた人でも遊びやすい5Eなので、指輪物語TRPGではなかった緻密な戦闘ができます。『The Lord of the Rings™ Roleplaying』には他サプリメントもあるので、基本ルールブックの売れ行き次第で展開も望めるでしょう。ぜひヒロイックな中つ国を楽しむなら5Eでも遊んでみましょう!
サイズ:A4 ハードカバー
ページ:260頁 フルカラー