ゴブリンスレイヤーTRPGとは|人気の原作をTRPGで遊ぶことができる

3月末にいろいろとTRPGは発売されますが、ゴブリンスレイヤーTRPGでも基本ルールブックとサプリメントをバンドルした「冒険者ギルド初心者セット」が発売されます。このセットが発売されることで新しく遊んでみようと思う方も増えることでしょう。そこでゴブリンスレイヤーTRPGがどのようなものかわかりやすく説明いたします。

ゴブリンスレイヤーTRPGとは

ゴブリンスレイヤーTRPgとは、蝸牛くも氏による日本のオンライン小説およびライトノベル「ゴブリンスレイヤー」の世界をTRPGにしたものです。ゴブリンスレイヤー自体がもともとTRPGの要素を大きく反映しているので、原作ファンのみならずTRPGプレイヤーでも楽しく遊べるようにできています。ただ、このTRPGが発売された直後は主人公ゴブリンスレイヤーをイメージして同様のキャラクターのロールプレイを期待していたユーザーが多かったのですが、ルールとのギャップに苦しむことが多く見受けられました。これは遊び方の理解が進むことで解消されていきました。またサプリメントが発売されたことで、武技を繰り出せるようになり、前衛の戦い方にも変化をつけることができるようになりました。

ゴブリンスレイヤーTRPGの設定

ゴブリンスレイヤーTRPGの設定は原作の四方世界であり、キャラクターは、この世界の、「言葉を持つ者」であり、冒険者として世界を冒険することができます。

キャラクターの種族

キャラクターになる「言葉を持つ者」は以下の種族があります。基本ルールブックでは只人・鉱人・森人・蜥蜴人・圃人の5種類で、サプリメントでは闇人・獣人・獣憑き・昼歩く者が追加されています。それぞれ能力値に傾向があるほか、種族によっては種族限定の技能が存在します。

種族特徴
只人(ヒューム)言葉を持つ者の中で最大勢力を誇る種族です。
鉱人(ドワーフ)言葉を持つ者の中で二番目に勢力を誇る種族です。身長は150cmほどで強靭な体躯を誇ります。
森人(エルフ)言葉を持つ者の中で最も宿ない種族です。長い耳を持ち細身で背が高く、不老長寿です。
蜥蜴人(リザードマン)言葉を持つ者の中でもっとも勇猛で強さを尊ぶ種族です。龍の末裔と称し、直立したトカゲのような姿をしています。
圃人(レーア)言葉を持つ者の中で最も謎めいた種族です。只人の子供ほどの背丈ですばしっこく、臆病であるため姿を隠すのが得意です。
闇人(ダークエルフ)姿は森人に似ていますが、闇に溶け込む色合いの肌をしています。※サプリメントで追加
獣人(パットフット)獣の様相を持った人でさまざまな種類がいます。※サプリメントで追加
獣憑き(ビーストバインド)獣の姿へと転じる力を持った人々、あるいは人の姿に転じる力を持った獣です。※サプリメントで追加
昼歩く者(デイウォーカー)吸血鬼に類する力を持った、けれど吸血鬼ではない者たちです。※サプリメントで追加

職業

すべての冒険者は職業を持ち、大きくは武器を持ち戦う「戦士系職業」と呪文を使う「呪文遣い系職業」があります。基本ルールブックでは戦士系職業は戦士・武道家・野伏・斥候の4種類あり、呪文遣い系職業は魔術師・神官・竜司祭・精霊使いの4つがあります。サプリメントでは死人使いが追加されています。職業は技能に紐づいており、職業が影響する行為を行う時にはそのレベルをロールに加算します。また、1キャラ1職業ではないので経験点を呪文が使える戦士系職業にしたり、近接戦闘もこなせる呪文遣い系職業にすることも可能です。

職業特徴
戦士(ファイター)さまざまな武器や盾を使いこなし、強固な鎧を纏って仲間たちの前で敵を食い止め殴り合う職業です。
武道家(モンク)素手や格闘武器で攻撃し、素早い動きで攻撃を躱す職業です。装備できる武具に制限があります。
野伏(レンジャー)弩や投擲武器などを使い、遠距離攻撃を仕掛けることができる職業です。自然環境下での行動も得意です。
斥候(スカウト)偵察や調査に長けた戦士系職業です。探索や解錠、罠、隠密行動などを得意とします。
魔術師(ソーサラー)真に力ある言葉を用いて世界の理を改変する真言呪文を使える呪文遣い系職業です。
神官(プリースト)神を侵攻し祈りをその力を得る奇跡が使える呪文遣い系職業です。
竜司祭(ドラゴンプリースト)蜥蜴人たしの祖先と言われる恐るべき竜への信仰を捧げており、その力を得る祖竜術を使える呪文遣い系職業です。
精霊使い(シャーマン)自然世界にあまねく存在する精霊の力を借りる精霊術使える呪文遣い系職業です。
死人使い(ネクロマンサー)生と死の循環を司る者で死者の力を用いる死霊術を使う呪文遣い系職業です。※サプリメントで追加

技能

技能は冒険に役に立つ冒険者技能と、それ以外の一般技能に分類されます。成長点を消費することで技能を獲得したり、習得段階を上げることができます。習得段階はは高位であるほど効果は高くなりますが、その分獲得に必要な成長点が多く必要になります。

また、技能は取得段階によって前提条件を必要とする場合もあり、特定の種族や職業レベル、来歴が必要になるものもあります。

ゴブリンスレイヤーTRPGのシステム

ゴブリンスレイヤーTRPGでは判定に複雑さを持たせておらず、初心者でもわかりやすいシステムを採用しています。それでいて、原作の世界観を維持するようにできており、戦闘の醍醐味を体験することもできます。

判定

TRPGに用いられる判定のシステムは2d6を採用しています。戦闘における攻撃や回避、呪文発動といったものから、隠密、直感、長距離移動など場面よってさまざまな技能判定が行われます。2D6をロールした時の合計が目標となる値以上であれば、その行為は成功します。また2D6の目が1ゾロであれば「大失敗」、6ゾロであれば「大成功」になります。

戦闘においては【2D6+キャラクターの能力値である「技量集中」+武器のボーナス+武器を使用する職業レベル】の合計を命中判定に用いて、防御側はその合計値に対して「回避」または「盾受け」のどちらかを行います。防御側は宣言した防御の判定【2D6+キャラクターの能力値である「技量反射」】に以下の値を加算します。

  • 回避・・・攻撃自体を避ける。防御判定に【回避を行う職業レベル+体術のボーナス】加する。武器や盾に受け流しがある場合、受け流し技能を持っていれば受け流しボーナスを加算できます。
  • 盾受け・・・盾や小手を用いて攻撃を受け止め、ダメージそのものを減少させる。防御の判定に【盾を使用する職業レベル+盾のボーナス】を加算する。

また戦闘以外での判定は基本的には[2D6の結果+技能に該当する職業レベル+技能の効果]の合計値で行動の成功か失敗かを判定することができます。

統率された戦闘

ゴブリンスレイヤーの作中ではファンタジー世界では弱い生物であるゴブリンの集団による暴力を描いていますが、ゴブリンスレイヤーTRPGでは集団の暴力を統率という形でルール化しており、集団の数だけ統率者の能力が上がるようにできています。そのため、一体一体は弱いゴブリンの集団であってもそれを率いるゴブリンは格上の存在にもなり得ます。

痛打表の導入

戦闘では効果的に攻撃を繰り出したり、防御に致命的な失敗を犯した時に痛打が発生します。痛打は耐久力を減少させるダメージだけではなく、武器を落としたり骨折したりするため、痛打を浴びた者の戦況は悪化します。

継戦カウンターと消耗

戦闘が長引いたり連続したりすると、キャラクターは体力を消耗していきます。一定数の消耗が発生した場合、消耗ランクがあがり判定にペナルティーを負うほか、極限状態まで進行すると生命に危険が及びます。そのため、セッション後半では消耗をみながら戦うことが要求されるようになります。また戦闘以前に目的地までの長距離移動を行った時に消耗していることもあるので、消耗は特に気を遣う要素の一つとも言えます。

まとめ

いかがでしたか?原作があるTRPGですがルールもしっかりしており、ゴブリンスレイヤーを知らなくても十分に楽しむことができます。もちろん原作を知っている方が世界の住人となり楽しむことができるでしょう。幸いなことにゴブリンスレイヤーは小説、漫画、アニメとコンテンツが豊富なので是非とも四方世界にどっぷりと浸かってTRPGを楽しんでみましょう!

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