THIEF(シーフ)とは|ダンジョン探索向き OneD&Dローグのサブクラス

One D&DではクラスのUAが公開されたと同時に一つのサブクラスも公開されており、ローグでは「THIEF」があります。5版のサブクラスとどのように異なるのか、「THIEF」について解説します。

One D&Dのサブクラス「THIEF(シーフ)」

One D&DのUAにあるローグにはサブクラスで「THIEF」があります。これは5版PHBにある「シーフ」と同じもので、その特徴も似ています。基本的にはトレジャーハンターのような立ち回りが合っており、手先の早業や隠密といった部分で秀でています。ダンジョンアタックなどで一番前を進みトラップを解除するといったプレイスタイルに最適と言えます。

THIEFの特徴

THIEFの特徴は器用に立ち回るところにあります。ローグは急所攻撃を持つことで高いダメージを与えることが可能ですが、THIEFは攻撃的な特徴を一切持ちません。その代わり、地面と同じ速さで登攀移動ができたり、隠密行動に有利を得たりと基本的なローグの能力を底上げしています。またスクロールを使用できたり、魔法のアイテムの同調可能な数も増えるので数多くのアイテムを使いこなすことが可能です。

FAST HANDS/器用な指先*

3レベルで「FAST HANDS/器用な指先*」を修得します。OneD&Dでのこの特徴はPHBの「器用な指先」と同じような効果を持ちます。この特徴で「巧妙なアクション」のボーナスアクションに以下のアクションも追加されます。

  • SEARCH/捜索*・・・捜索アクションを実行します。
  • SLEIGHT OF HAND/手先の早業・・・敏捷力判定(手先の早業)を行って、盗賊の道具で鍵を開けるか、罠を解除するか、ポケットから盗み取ることができます。

5版PHBで物体の操作アクションができましたが、One D&Dではこのアクションはできなくなりました。代わりに捜索アクションをボーナスアクションで行えるので、何かを探すために1アクションを費やす必要がなくなるので、緊迫した状況で素早く探し出すことができます。

SECOND-STORY WORK/2階の仕事*

レベル3で5版PHBの「屋根渡り」と同じ効果の「SECOND-STORY WORK/屋根渡り*」の特徴を得ます。特に届きにくい場所に到達するように訓練されており、これらの利点が得られます。

  • Climb Speed/登攀移動速度*・・・自分の移動速度に等しい上昇速度を得ます。
  • Jump Distance/跳躍距離*・・・跳躍アクションを行うと、筋力判定の代わりに敏捷力判定を行うことができます。

SUPREME SNEAK/隠密無双*

6レベルで「SUPREME SNEAK/隠密無双*」を身につけます。中装鎧または重装鎧を着用していない場合、敏捷力判定(隠密)に有利が得られます。

5版PHBでは9レベルでの特徴で移動速度の半分以下の移動のみという制限が付いていましたが、OneD&Dではその制限がなくなっています。

USE MAGIC DEVICE/魔法装置使用*

10レベルで「USE MAGIC DEVICE/魔法装置使用*」を修得します。宝探し時に、魔法のアイテムを最大限に活用する方法を学び、次のメリットを得ることができます。

  • Attunement/同調・・・一度に最大4つの魔法のアイテムと同調できます。
  • Charges/充填*・・・チャージを消費する魔法のアイテムの特性を使用するたびに、d6をロールします。6が出た場合、チャージを消費せずにその特性を使用できます。
  • Scrolls/巻物*・・・初級呪文または1レベルの呪文を持つ呪文スクロールを使用できます。より高いレベルの呪文を含む任意の呪文スクロールを使用することもできますが、最初にDCが10+呪文のレベルに等しい知力判定(魔法学)に成功する必要があります。判定が成功すると、巻物から呪文を唱え、この詠唱の呪文発動能力として知力を使用します。判定に失敗すると、巻物は崩壊します。

5版PHBでも「魔法装置使用」はありましたが、同調数が増えることで魔法のアイテムの恩恵を多く受けることができます。ただスクロールにおいては呪文レベルを無視して使用できたものが、呪文レベルに応じた難易度の判定が必要になります。

THIEF’S REFLEXES/神速*

14レベルで「THIEF’S REFLEXES/神速*」を身につけます。「巧妙なアクション」からのボーナスアクションであれば、自分のターンに2回目のボーナスアクションを実行できます。この特徴は習熟ボーナスに等しい回数使用でき、大休憩を終了すると、消費したすべての使用を回復します。

5版PHBでも「神速」はありますが、その内容は大きく変わっています。OneD&Dでは「隠れ身」「早足」「離脱」「捜索」「手先の早業」であれば1ターン2回行うことができます。

まとめ

いかがでしたか?OneD&Dでの「THIEF」は5版のシーフと同等の特徴を持ちます。「巧妙なアクション」の使い方が捜索や手先の早業と戦闘中ではなかなか使わないかもしれませんが、戦闘以外の基本的なローグの能力を向上させます。特にクラシカルなダンジョンアタックを好むのであれば斥候として優秀でしょう。是非とも「「THIEF」で遊んでみましょう!


5版シーフはこちら

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