群れ導く者の円環とは|弱き動物やフェイを守り、召喚獣と共に戦うD&D5版ドルイドの円環
TRPGダンジョンズ&ドラゴンズの世界には多くのドルイド社会があり、大自然の精霊と強く交わる群れ導く者の円環が存在します。このドルイドは円環で得た知識や技術をどのように行使できるのか、わかりやすいようドルイドの円環である群れ導く者の円環について解説します。
群れ導く者の円環とは
群れ導く者の円環(Circle of the Shepherd)とは野獣やフェイの精霊と強く交わり、助けを乞うことが出来るドルイドのサブクラスです。この円環のドルイドは生きとし生けるもの全てには自然世界で果たすべき役割があると認め、特に自分の身を守ることができない野獣やフェイを守ることを重視しています。そのため「群れ導く者」と呼ばれており、その群れを脅威に晒す勢力と戦い、群れをよりよく守ろうと知識と力を求めています。希少な動物を保護したりと動物愛護の精神が強く、動物たちが生活しやすい未開の地で過ごしています。戦闘では大自然の精霊の力を借りて呼び出した召喚獣やフェイと共に戦います。なお、召喚獣はファイナルファンタジーのようなものではなく、召喚された野獣の精霊です。
群れ導く者の円環の特徴
群れ導く者の円環は大自然との精霊との結びつきが強くなり、動物霊の恩恵を強く受けます。そのため召喚した野獣やフェイを強化する特徴が多くなります。自身の呪文や戦闘力を強化する特徴はないため、召喚獣をいかに操るかがこの円環の鍵となります。召喚するためにも「カンジャー・アニマルズ」などの召喚できるドルイド呪文の修得が必要です。
群れ導く者の円環の特徴 | レベル | 効果 |
---|---|---|
森のことば | 2 | 森語を修得し、野獣と簡単な会話ができる。 |
トーテム精霊 | 2 | 熊、鷹、ユニコーンの精霊を1つ呼び出し、精霊の持つオーラの中で自分と味方が恩恵を受けることが出来る。 |
召喚の達人 | 6 | 呪文で召喚や創造した野獣やフェイが通常より強くなる。 |
精霊の加護 | 10 | 「トーテム精霊」のオーラのもとで召喚した野獣やフェイの傷を癒す。 |
忠誠篤き召喚獣 | 14 | hp0か無力状態になった時に「カンハー・アニマルズ」が9レベル呪文スロットの発動と同じ効果が現れ、4体の召喚獣が現れて守ってくれる。 |
ここがスゴイ!群れ導く者の円環
群れ導く者の円環は大自然の精霊とつながり、トーテム精霊を呼び出すことができます。トーテム精霊は仲間にも良い効果を与える他、召喚した野獣やフェイの傷も癒すこともできます。野獣やフェイと一緒に戦うこともできるのでビーストマスターのように振る舞うこともできます。
「森のことば」で野獣やフェイと会話ができる
2レベルの群れ導く者の円環は多くの野獣やフェイと会話をする能力を得ます。この特徴により「森語」の会話と読み覚が可能になります。さらに相手が野獣であればその声や動きから簡単な意思疎通ができます。あくまでも知性が低い野獣であるため複雑な概念や自分の種族以外のルールは理解しないでしょう。この野獣が有効的であれば最近見聞きしたことを伝えることもできます。
意思疎通できる野獣はNPCと同様の交渉は可能です。ただし、相手に高い知性があるわけでは無いので高度な駆け引きは通用せず、獲物などのシンプルな贈り物が良いでしょう。
「トーテム精霊」で大自然の精霊を呼び出す
レベル2の群れ導く者の円環は「トーテム精霊」の特徴により、大自然の精霊を呼び出して周囲に影響を及ぼすことができます。1回のボーナスアクションとして、60フィートの見える場所に非実体の精霊を魔法的に召喚することができます。この精霊は30フィートのオーラを持ちますが、生物や物ともみなされないため攻撃対象になることはありません。召喚後は1回のボーナスアクションを使うことでこの精霊を60フィートまで移動させることができます。この精霊は1分経つか無力状態にになるまで持続し、一度使用すると小休憩または大休憩が終了するまで再び使うことができません。この精霊は次の外見的特徴にあった恩恵をオーラの中にいるものに与えます。
- 熊の精霊・・・この精霊が出現した時にオーラ内にいる最大5+ドルイドレベルに等しい人数までで任意の対象を選び、その対象に5+ドルイドレベルの合計に等しい一時的hpを与える。またオーラの中にいる自分と仲間は筋力の能力値判定とセーヴに有利を得る。
- 鷹の精霊・・・この精霊のオーラにいる目標に対して攻撃ロールが行われる場合、リアクションを使いその攻撃ロールに有利を付けることが出来る。またオーラ内にいる味方は全員「判断力」知覚技能判定に有利がつく。
- ユニコーンの精霊・・・このオーラの中にいる自分と仲間は生物を感知するためのあらゆる判定に有利を得る。また自分が呪文スロットを使用して起伏する呪文を発動した時にオーラの範囲内から任意のものを選び、選ばれたものはドルイドレベルと等しい分だけhpを回復することが出来る。
どの精霊でもオーラの範囲内にいる味方はなにかしらの恩恵を受けます。また鷹の精霊に限り、敵がオーラの中にいるのであれば、他の人がその敵に対する攻撃ロールを行う時も、リアクションを使ってその攻撃ロールに有利を与えることができます。あくまでも自分のリアクションを使う形で有利を与えるため1ラウンドに1回しかできません。
「召喚の達人」で召喚対象を強化する
レベル6になると「召喚の達人」により、召喚した野獣とフェイは普通より強靭になります。この特徴により自分が呪文を使い召喚または創造した生物が野獣かフェイである場合、以下の恩恵を得ます。
- その生物は通常より多くのhpを持ち、ヒットダイス1つにつき+2ポイントのhpを持つ。
- その生物の肉体武器によるダメージは非魔法的攻撃に抵抗や完全耐性を持つ場合、魔法の武器としてみなされる。
この特徴の対象となる呪文はlv3「カンジャー・アニマルズ」、lv6「カンジャー・フェイ」のほか、ターシャの万物釜で追加されたlv2呪文「サモン・ビースト」やlv3呪文「サモン・フェイ」も該当します。どちらも精神集中を必要としますが、カンジャー系は最大1分間で、サモン系は最大1時間居続けます。召喚の呪文は必ず修得しましょう。
「精霊の加護」で召喚獣やフェイを回復する
レベル10になると群れ導く者の円環のドルイドは「精霊の加護」を得ます。この特徴により魔法で呼び出した野獣とフェイは「トーテム精霊」のオーラの効果内でターンを終了した時にドルイドレベルの半分のhpを回復します。
この特徴により呪文を使わずに召喚した野獣やフェイのhpをこまめに回復することが可能になります。
「忠誠篤き召喚獣」で召喚獣に守ってもらう
レベル14になると群れ導く者の円環のドルイドは「忠誠篤き召喚獣」の特徴をえます。この特徴により無防備な時に大自然の精霊が守ってくれるようになり、hpが0に減少した時や石に反して無力状態になった時に「カンジャー・アニマルズ」を9レベル呪文スロット使用した時と同じ効果を得ることができます。その結果脅威度2以下の野獣4体が20フィート以内に召喚されます。この野獣は命令することができれば従いますが、命令できないようであれば敵から守ってくれます。またこの野獣は精神集中する必要がなく、1時間経過するまで残ります。なおこの特徴は一度使用すると大休憩が終了する間で使うことができません。
この特徴は実際のところ気絶や死亡手前の戦闘不能の状態に陥らない限り使うことができません。そのため使い勝手はあまりよくありませんが、さらに悪化しないように守ってくれます。
まとめ
いかがでしたか?群れ導く者の円環は大自然の精霊との繋がりが強いドルイドであり、トーテム精霊による加護を得ることができます。トーテム戦士の道のバーバリアンと同じ出身地ということもあることでしょう。「トーテム精霊」を呼び出した上、「カンジャー・アニマルズ」など野獣の精霊を召喚して一緒に戦うこともできるので、野獣やフェイを戦わせたいたいのであれば是非とも群れ導く者の円環のドルイドをプレイしてみましょう!
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