クトゥルフ神話生物一覧|シナリオ作成に使える旧支配者・外なる神・旧神

目次

クトゥルフ神話TRPGで遊んでいるとクトゥルフ神話に出てくる神話生物ってどんなものがあるの?シナリオに使いやすい神格はなんだろう?と思うことがあります。神格も関係性やどのような存在かがわかると扱いやすくなります。そこでクトゥルフ神話生物の神格を一覧でご紹介します。

クトゥルフ神話生物の神格とは

クトゥルフ神話を取り扱う小説には様々な神が登場しますが、作家によって神の系図や設定が異なっているため分かりにくくなっています。オーガスト・ダーレスがラヴクラフト作品の「クトゥルフの呼び声」を軸に体系化し、旧神と旧支配者の対立軸を生み出しました。のちにラヴクラフトもその設定を取り込んでいたと言われています。クトゥルフ神話TRPGにおいても旧神と旧支配者の設定を含めて独自の体系化が行われています。

  • 旧支配者(グレート・オールド・ワン)
  • 外なる神(上位の旧支配者)
  • 旧神

神格はほとんどがカルトを持っており、招来の儀式によって地球に顕現するほか、カルトの教祖となっている場合もあります。そして神格は信者に知識や呪文を授けますがその代償は大きいものであり、呼び寄せたものも捕食したりすることもあります。

シナリオに登場させやすいおすすめの神格

クトゥルフ神話の神格はその存在が圧倒的であり、探索者が普通に目撃しただけで狂気に陥ることが多いため、ゲームバランスを考えると登場のさせ方がとても難しくなります。正気度損失量を脅威度として考えると良いでしょう。また、攻撃回数や装甲の種類により、アイテムや立ち回り方で戦うことができる場合もあります。

人間に近く、目撃時のSAN値損失が少ない神格

本来は恐ろしい神ですが、人間の姿を取っている時は目撃者に対して正気度を大幅に失わせることはありません。そのため、シナリオ上に探索者とただ敵としての存在ではなくロールプレイのキーパーソンとして絡めることも可能でしょう。

  • ニャルラトホテプ(化身時)・・・人間を騙すためによく登場し、さまざまな外見で出現します。人の形態で出演させると良いでしょう。
  • ハスター(黄衣の王時)・・・恐ろしいハスターも黄衣の王として現れればSANチェックが必要ありません。
  • ノーデンス・・・旧支配者に苦しめられている探索者を助けるポジションとして登場させると良いでしょう。
  • ヨグ=ソトース(タウィル・アト=ウムル時以外)・・・門番時であれば交渉させてもようでしょう。

最強であり超危険なクトゥルフ神話生物

最強の部類の神格は余程ぶっ飛んだシナリオにしない限り、探索者と遭遇させることはあまり望ましいものではありません。というのもSANチェック失敗による正気度損失が1d100と大きいため、高い確率で狂気に陥ります。場合によってはそのまま永久的狂気になるので、直接探索者に対峙させるのは避けた方が良いでしょう。ただし、圧倒的な存在を演出する時や偉大なる神を登場させたいという時には思い切って使ってみましょう。

  • アザトース
  • イタクァ
  • ガタノソア
  • 大いなるクトゥルフ
  • シアエガ
  • シュブ=ニグラス
  • ダオロス
  • ニャルラトホテプ(人間以外の姿時)
  • ハスター(本体)
  • ヨグ=ソトース(タウィル・アト=ウムル時以外)

目撃時にSAN値損失が低い神格は戦いやすい?

一部の神格は目撃時の正気度損失が低めに設定されていることがあります。これらの神は探索者の前に姿を現しても即狂気ということでもない場合が多いので、戦闘なり会話なり探索者と絡めることが可能でしょう。ただし、神格が本気の一撃を出せば探索者は即死することもあるし、通常の武器が一切効かないものや、強力な回復能力を持つ神もいます。これらの神と戦わせたい時は魔法の武器を用意するなどして、可能性を残してあげましょう。

攻撃回数が少ない神格も戦わせたいのであれば候補としてあげても良いでしょう。アトラック=ナチャやイゴーロナク、チャウグナー・フォーンなどはビジュアル的にも戦わせたくなるかもしれません。攻撃が命中すれば即死または瀕死であることや呪文を使われることがあることも理解しておく必要があります。最終的にはキーパーの匙加減なので状況を見ながら調整しましょう。

クトゥルフ神話生物の神格一覧

クトゥルフ神話TRPGにも神話生物の扱いの中で多くの神格が登場します。神格は旧支配者、外なる神、旧神の3グループに大きく分類されます。また、奉仕種族を従えているものもいます。

旧支配者の神格の一覧

旧支配者
旧支配者(グレート・オールド・ワン)とは人類史以前に地球を支配していたとされているクトゥルフ神話の邪神のことを表します。現在では活動が制限されているが、これも星辰の移り変わりによるものとも、旧神との戦いに敗れて幽閉されたためともいう。いずれにせよ、眷属や信者が主の復活を画策しており、探索者はその場面に遭遇します。

アイホート

アイホート(Eihort)は地虫や蜘蛛に似た外見を持つ神格です。雛は小さく人間でも簡単に殺すことはできますが、大量に虐殺すれば親のアイホートの怒りを買う恐れがあります。雛は軍隊蟻のように生者を齧り尽くすことができます。

アトラック=ナチャ

生息地:地球(地下)
土星から飛来した巨大な蜘蛛の神です。北部シベリアにある山の地下に幽閉されていたり、南アメリカの地下の広大な空間に生息していると言われており、巨大な淵の端から端へと巣を張り巡らせています。

アルワッサ

生息地:地球(ヨーロッパ)
非人間的な同体から4つの脚の代わりに触手が生え、短い首に2m半もある開きっぱなしの口があるという異形の姿をしている旧支配者。古い要塞施設を漂い、そこに駐留している男性を狂気に駆り立てます。

アフーム=ザー

生息地:地球(北極)
旧神によってフォーマルハウトに封印されたクトゥグァによって生み出された冷気の炎をまとう神です。地球に封印された旧支配者の解放を担ったものの、冷気の炎によりハイパーボリアを壊滅させた張本人であり、旧神によって北極に封印されています。

イオド

生息地:異次元
ムー大陸やアトランティス大陸で崇められていた「魂を狩りたてる者」または「輝く追跡者」と呼ばれる旧支配者。巨大な複眼とロープ状の触手を持ち、肉体は鱗に覆われ脈動する強い光を発しており、肉体からは粘液を滴らせています。古代ギリシア人からはトルフォニス、エトルリア人からヴェディオヴィスと呼ばれており、手段次第では安全に召喚可能とも言われています。

イグ

生息地:地球(地下)
半人半蛇でケツァルコアトルのようなアメリカ大陸各地の蛇神伝承の原型となった蛇族の神です。オクラホマのインディアンに信じられており、祟りを恐れて蛇避けの儀式が行われいます。イグの特徴は子供への愛情であり、自分の子供である蛇たちを殺した者には必ず復讐すると言われています。蛇が大量に出現する時はイグが現れる前兆です。

イゴローナク

生息地:地中の夜の深淵を越えた先にある煉瓦の壁の向こう側
頭部が無いぶよぶよと膨らんで白熱した体を持ち、手のひらに口を持つ裸の人間に似た神です。「グラーキ黙示録」の中のあるページを読むことで読んだもの前に現れて憑依します。

イスタシャ

生息地:地球(北米)
美しい猫の姿をした「闇の女主人」とも呼ばれている旧支配者。バステトに似た猫の女神だが、バステトよりもさらに悪質な存在であり、信者には不老不死と快楽をもたらします。美しい森の女神であるリサリアは妹で、二人揃って「魅惑的な姉妹神」と呼ばれています。

イソグサ(ユトグタ)

生息地:地球(イェーの深淵)
クトゥルフの子供たちと呼ばれるゾス三神の1柱。人型の蛙、もしくは額が触手に囲まれた1つ目の深きものの様な容姿をしているといわれています。クトゥルとイダ=ヤアアが産んだ2人目の子供だといわれており、旧神によってルルイエに連なる王国であるイェーの深淵に幽閉されています。

イタクァ

生息地:地球(北極圏に近い北米)
ハスターの眷属であり、吹雪を司り大気を象徴する神です。人間に似た輪郭を持つ途方もない巨体、人間を戯画化したような顔、鮮紅色に燃え上がる2つの目を持ち、足には水かきを持ちます。通りすがりの人間を襲い連れ回すため、カナダのインディアンでは人喰い霊のウェンディゴとして知られています。

ウトゥルス=フルエフル(ウーツル=ヘーア)

イグとシュブ=ニグラスの長女で、性魔術の実践者が崇める大いなる角持つ母神。カルティストは拷問と性の儀式で彼女を崇拝しています。外見は灰色がかった卵形の鎧のような胴体は骨のような鱗で覆われており、多くの赤みを帯びた乳首を持っています。三日月型の頭には、先端から何か黒い物質をにじみ出す、黒いあばただらけの曲がった角が髭のように生えています。目はなく、二つの葉脈のついたような膜質の青い突起物が顔のまんなかに生えており、一本がもう一本の上に生えています。

ヴルトゥーム

生息地:火星(地下世界ラヴォルモス)
ヨグ=ソトースの異母の子で旧神によってラヴォルモス封印された旧支配者。容姿は幹から無数に枝分かれした根を持つ青白い巨大な球根植物で、朱色の萼と真珠色の妖精のようなものが生えた花のような器官をその頂点に持っています。時間・空間にわたる広範囲な知覚作用を持ち、幻覚性のある芳香を放つ花を用いて相手を籠絡・支配したり、星間航行技術を持つ人類から見ても驚異的な永久機関や科学技術を持ちます。この技術を火星のアイハイ族に与えたことにより崇拝されています。

オトゥーム

生息地:グリーンランド沖(北の深淵ゲル=ホー)
「ク・リトル・リトルの騎士(クトゥルフの騎士)」と称される、旧支配者。ルルイエが浮上しクトゥルフが復活する時、オトゥームもまた復活するといわれています。

カソグサ

クトゥルフの姉妹であり、三番目の妻でヌトゥーサとヌタルフの母。ウトゥルス=フルエフル同様、性魔術の神として知られており、カルト教団「孤立の娘たち」では両者が信仰されています。

ガタノソア

生息地:地球(ムー大陸があったニュージーランドとチリの間にあった島)
火山の主と呼ばれ、ムー大陸の地下にある穴の火山に住んでいた神です。巨大で触腕があり、象のような長い鼻が備わり、蛸の目を持ち、なかば不定形で、可塑性があり鱗と皺に覆われている外見をしています。無数の触手と器官を持っており、見た者を石のように硬直させます。クトゥルフの子供たちであるゾス三神の長男として設定が追加されています。

キノトグリス(シノーソグリス)

生息地:地球(ムー大陸があったニュージーランドとチリの間にあった島)
古代イタリアで崇拝されたと伝わる旧支配者の女神の一柱にして死者を弔う神。召喚されると『不定形で原形質の塊から、突き出された片腕』と言う、奇怪かつ奇妙な姿で現れます。生き物の死に対するだけでは無く、神々に対してもその権能を発揮する様で、全ての存在に対しても死を司る神ともされています。

クァチル・ウタウス

生息地:宇宙(暗黒の地獄の辺土)
小さい子供ほどの大きさしかなく、悠久の時の中で朽ち果てたミイラのような萎びた姿をしている。手足はきつく引き寄せられたように硬直して動かない。頭髪も目鼻もなく、全身がひび割れのような網目状の皺に覆われている。時間に干渉ができるため、不死を望む魔術師に力を求められることがある。

クトゥグア

クトゥグア
出典:douzenの作品
生息地:宇宙(フォーマルハウト)
巨大な燃える塊のように見える神で、炎の精の吸血鬼を伴って顕現します。旧支配者で炎を司る存在であり、ニャルラトテップの天敵と言われており、地球上にあるニャルラトテップの拠点を丸焼きにしています。また、地球に封印された旧支配者を解放するためにアフーム=ザーを生み出しています。クトゥグアの招来に失敗した場合、別の炎神であるヤマンソ(イォマグヌット)を招いてしまうこともあります。
クトゥグア

大いなるクトゥルフ

生息地:地球(太平洋の深海に沈んだルルイエ)
外宇宙からやってきた侵略者であり、旧支配者で水を司ります。同じヨグ=ソトースの子である風の象徴ハスターと対立しています。頭足類に似た六眼の頭部、顎髭のように触腕を無数に生やし、巨大な鉤爪のある手足、水かきを備えた二足歩行の姿、ぬらぬらした鱗かゴム状の瘤に覆われた数百メートルもある山のように大きな緑色の身体、背にはドラゴンのようなコウモリに似た細い翼を持った姿とされています。人間に恐ろしい夢を送り込み狂気にすることもあります。

グラーキ

生息地:地球(イングランドのセヴァン谷の湖の底)
隕石(宇宙船か)に乗って地球に飛来し、墜落時のクレーターから出来た湖の底に棲んでいる神です。外見はナメクジに似ており、顔から伸びた3本の茎状組織の先端に目があり、体はピラミッド状の突起で覆われて背中からは金属の刺が伸びています。夢引きという強制的な催眠術を使い、人を湖へ呼び寄せグラーキの従者にしています。

グロス=ゴルカ

生息地:南極大陸の地下
一本足に一つ目の巨大な水鳥の姿をしているムノムクアの兄弟神であり、シャンタク鳥の支配者です。シャンタク鳥の長であるクームヤーガは、この神に仕えています。

シアエガ

生息地:地球(ドイツ西部、フライハウスガルテンの町外れの「暗黒の丘」の地下)
丸い緑色の一つ目を持つ巨大な黒い塊で身体中を長い触肢で覆われています。ニョグタの兄弟であり、人間や旧神への復讐にのみ興味を持っています。ヴァク=ヴィラの呪文を苦手としているものの、ヴァク=ヴィラ呪文を逆に唱えればシアエガを解き放つことができます。

シュド=メル

生息地:地球(地下)
巨大で不死身に近い神になった最大最古のクトーニアンです。人間の対邪神組織に捕らわれたクトーニアンの幼体を救いに一族と共に向かい、幼体に仕掛けられた核爆弾で一族は皆殺しにされたものの、シュド=メル自身は傷を負ったものの生存しています。自分1人の力で局所的な強い地震を引き起こすことができ、他のクトーニアンと一緒にやれば地球全体に及ぶ大きな地震を引き起こすこともできます。

ズ=チェ=クォン

生息地:地球(地底)
ムツネ族のシャーマンが呪いをかけたサン・ザヴィエル伝道本部が鋳造した3つの鐘が鳴ると地球上に現れる旧支配者。顕現の前兆として、気温の低下や地鳴りが発生します。ズ=チェ=クォンが顕現すると闇に覆われ、生活する人間等の動物は、眼球に耐え難い苦痛に襲われ、それから逃れたい余りに自ら眼球を潰す、もしくは抉ってしまう行為に出てしまいます。

ゾス=オムモグ

生息地:地球(太平洋の深海に沈んだルルイエ)
クトゥルフの子供たちであるゾス三神の末弟で頭部はトカゲのようであり蛇のような無数の触手が生えています。体はとうもろこしのような円錐形で首の両側から太い触手が4本ずつ出ています。

父なるダゴンと母なるハイドラ

生息地:地球(深海)
クトゥルフの従者であり深きものの統率者です。ダゴンは鱗や水かきのついた手足、魚類然とした面貌を持つ、人間に似た姿をしているもののその大きさは6メートル以上と言われています。ハイドラはダゴンの妻とされています。なお、神格としては扱わず上級の奉仕種族として扱うこともあります。

チャウグナー・フォーン

生息地:地球(アジアの山岳地帯)
チョー=チョー人が崇めている吸血の象の神です。石のような肌を持ち、先がラッパ状に広がった長い鼻、水掻き状で触手のついた大きな耳、水晶に似た半透明の牙を持っており、外見は象を思わせるものとなっています。また日中は台座に鎮座しているため石像のように見え、夜になると人を襲い生き血を吸っています。空腹では無い時は血は吸わず、ただ嬲ったりコンパニオンにすることもあります。

ツァトゥグァ

生息地:地球(地底世界クン=ヤンの地下であるンカイの黒い入江)
土星からやってきて地下洞窟にいた神で毛皮に覆われた巨大な体とヒキガエルに似た頭部を持ち、蝙蝠のような耳を持ち、口からは舌を突き出し、半ばまぶたが閉じられた眠たげな目をしています。空腹かどうかで襲うかそのまま眠るか変わってきます。ヨグ=ソトースの子であり、クトゥルフ、ハスター、ヴルトゥームの異母兄弟です。

ディタラ(ディサアラ)

「トカゲの支配者」の異名を持つ通りに爬虫類の支配者。容姿は巨大な爬虫類の姿をしており、触手を生やしています。ディタラは陸の蜥蜴と言われる通り陸上に住んでおり、カルティストに崇められています。このカルトは同様の姿を持ち沼地に暮らす水の蜥蜴ボクルグを崇めるカルトと仲が悪いとされています。ただ、ディタラがボクルグに敵意を持っているかは不明です。

ナグとイェブ

生息地:外宇宙
古代ムー大陸でシュブ=ニグラスと共に崇拝されていた双子の旧支配者。 肉体は「蒸気のガスと固形物」で構成されているが、外観は「身悶え腐り果てた肉塊」と、直視を躊躇う程おぞましいものと言われています。この存在は「赤と黒の竜」とされ、ヨグ=ソトース等の異形の神々が地球に顕現せんとする時、黒い炎を用いて人類や地球を浄化するとされています。ヨグ=ソトースとシュブ=ニグラスの子でクトゥルフの父であるナグを「食屍鬼の祖父」、ツァトゥグァの父であるイェブを「蠢く霧のイェブ」と表しています。

ナラトゥース(ナラトース)

生息地:外宇宙
旧支配者たちの下僕を勤める存在。現在は主であり仲間であるクトゥルフたちが目覚めて世界を再び支配する日を夢見ながら、外宇宙の闇の中で眠っています。ざらついた鱗に覆われた白い巨体、三つに割れた燃え上がる単眼がある膨れ上がった頭部、涎を垂らす分厚い唇と描写され、“時間と空間の繊維”から万物を創り出す驚異的な力、旧支配者に関する豊富な知識、流暢な人語の使用という豊富な能力を備えています。『ネクロノミコン』に記述されている儀式を通してナラトゥースを使役している間は術者はナラトゥースに害されることないと言われています。

ニョグタ

生息地:地球(地下)
巨大な黒の様な霞状の影、若しく漆黒の臭いアメーバ状の体をしており、そこから自在に黒い触手や擬足を伸ばしています。魔女やドリームランドの食屍鬼に崇拝されています。バーチ=ビラージの呪文、ティックン万能液、そして十字架を組み合わせた儀式を組み合わせた術式で元いた次元へ追い返すことができるとされています。シアエガと兄弟です。

ハスター

生息地:宇宙(牡牛座アルデバラン付近)
旧支配者で風を司ります。同じヨグ=ソトースの子である水の象徴クトゥルフと対立しています。外見は様々で流動体であったり、タコに似ているとも言われています。イタクァや双子神ロイガーとツァールを眷属に持ちます。敵対関係からクトゥルフに襲われる人間を助けることもあり、ハスターを讃える呪文を唱えるとビヤーキーを遣わすこともします。

黄衣の王ハスターの化身

ハスターの化身
出典:JamesRymanによる作品
ハスターが人型を成して地球上に現れた姿です。黄色のボロを纏っているとされており、また「蒼白の仮面」で素顔を隠していることになっている。実際は黄衣は衣装ではなく身体の一部であり、仮面の下に触手が隠れています。身長は成人の2倍ほどの高さがあります。
黄衣の王ハスターの化身の詳細

ハスターリク(ハスタリク)

生息地:宇宙または異次元
「感染するもの」と知られ、疫病の原因となる微生物のような旧支配者。宇宙や異次元に存在する微生物の集合体であり、病原体とくっつくことで混沌と影響を広げる存在です。14世紀に流行したペストや20世紀前半に流行したインフルエンザはハスタリクが原因とされています。遺伝子の研究者たちに崇拝されており、ある時にゲリラ化した勢力を鎮圧するためにハスタリクを召喚しようと試みられたことがあります。

ボクルグ

生息地:ドリームランドのムナールの近くのサルナスの廃墟
ドリームランドに顕現する神で、その姿は緑がかった青い体色を持つ3.5メートルあるイグアナに似ています。性格は、比較的に温厚だが、一度怒らせるとその怒りは何世紀も続くと言われています。

ムナガラー

生息地:地球
クトゥルーの右腕、あるいは片腕、または永遠なるムナガラーとも呼ばれる旧支配者。触手が生えた肉塊で、露出している内臓と目玉が膨れ上がっているという悍ましい容姿をしているとされています。ゴンドワナ大陸しかなかった太古の地球のただ1つの海であるテティス海の支配者であり、クトゥルフの名代として君臨していました。人間には崇拝されていないものの召喚されることはあり、その前触れとなるシューシュー、ブツブツ、という音、あるいは水気を含んだ何かが身もだえているかのような音とともに現れるといわれています。

ムノムクア

生息地:ドリームランドの月の中
グロス=ゴルカの兄弟であり、現在は月の中に封印されています。もともと月の下にある大きな湖である ウボス湖を支配しているため、ブラックレイクの主と呼ばれており、ボクルグの上位神とされています。外見は巨大な爬虫類の姿をしており、目の部分は身もだえするような触手で囲まれ、中央が空のソケットのようになっています。

モルディギアン

生息地:未来大陸ゾティーク(未来の地球)
食屍鬼たちが崇拝する神ですが、クトゥルフ神話とは関係ない作品から旧支配者に組み込まれています。黒色の芋虫の様な円柱型で目を開けられない程の眩しさを放っており、顔には目が無く、手足も無い姿をしているとされていますが、実際には姿かたちは定まっておらず、自由自在に変更できます。 本来は未来の時間軸の存在であるが、現代の時間軸にも現れることがあるので現代の食屍鬼が崇拝にしていてもおかしくありません。

ヤマンソ(イォマグヌット)

生息地:外なる次元
クトゥグアの召喚に失敗すると呼び出してしまう危険な存在。召喚は簡単で五芒星の魔法陣を用いたクトゥグアの召喚時にクトゥグアの通り道となる外の次元に潜んでおり、地球へ至る道が開くとそこから出て来ようとする。クトゥグァと同格の力があるとされている。中に三枚の花弁状の炎が見える環状の炎の姿で現れますが、本体ではありません。

ラーン=テゴス

生息地:地球(北極圏アラスカ)
300万年前にユゴスからやってきた存在で、無数の吸入管が備わった丸い胴体、蟹の様な鋏がついた六本の触腕、長さ1フィート程の鼻を持ちます。悲鳴をあげて逃げる獲物を捕えては全身の吸入管から吸血します。「無窮にして無敵の存在」であり、この神が死ねば他の旧支配者は復活できなくなるという話はあるものの、それは信者だけが言いい、またそれを示すものが一切残っていないため真偽はわかりません。

ルリム・シャイコース

生息地:地球(北極圏アラスカ)
ゾウアザラシほどもある巨大な蛆虫に似た異形の邪神。アフーム=ザーの従僕で、氷の要塞イイーキルスに乗ってハイパーボリアを滅ぼしています。その外見は円盤のような顔の端から端にかけて舌の無い青白い色の口が開いており、鼻腔の間に寄り合った二つの眼窩からは常に目玉の形をした血の色の球体がしたたり落ち、彼が身を置く台座の床に赤紫色の石筍のように堆積しています。また、新月の間は休眠状態になるという生態を持っています。

ロイガーとツァール

生息地:地球(中国のスン高原の地下にある死滅した都市)
うしかい座のアルクトゥルスから地球にきたとされる双子の神です。ハスターを父(または主)とし、ロイガーの姿は長い触手を持った巨大な緑の肉塊とされています。旧神との戦いで地球に封印されています。自身の身体を分子以下の大きさに分解し、また全く元通りにすることが出来るとされています。

外なる神の神格の一覧

外なる神
外なる神は旧支配者であり、ケイオシアム社のTRPG『クトゥルフの呼び声』にて用いられ始めたものです。魔王アザトース、副王ヨグ=ソトース、使者ニャルラトテップなどをダーレスらによって体系化された旧支配者カテゴリから、上位の神格として再びカテゴライズしたものです。ウボ=サスラが地球に来る以前で分類された、または外宇宙や次元の彼方まど別次元生息するため分類されたのかは定かではありません。

アザトース

アザトース
出典:pinterest
生息地:時空の彼方
神々の総帥であり宇宙が始まる時からの存在する神格です。呼び名には「魔皇」「万物の王」「白痴の魔王」があります。時空の彼方でフルートの音に合わせて蠢いています。旧神に刃向かって戦った旧支配者の総帥とされており、反逆した罰として意思と知性を剥奪されています(INT0)。アザトースの意向はニャルラトテップによってすぐに満たされています。
アザトースとは

アブホース

生息地:地球(地下)
ハイパーボリアの神で巨大な灰色の水溜まりのような姿をしています。絶えず分裂体である落とし子を産み出していますが、その落とし子をすぐ触手で捕まえて貪り食っています。知性を持っており食べることができる獲物を見つけては落とし子を生み出して襲い掛からせます。

イブ=ツトゥル(イブ=スティトル)

生息地:地球(ドリームランドのクレド密林)または外宇宙の混沌の領域
緑色の衣をまとった巨大な神として顕現し、腐り爛れた頭部の表面で目玉が動き回っています。その身体には多数の乳房があり、自らに仕えるナイトゴーント(夜鬼)に乳を与えています。ヨグ=ソトースを主としています。

イドラ(イー・ト・ラー)

生息地:地球
地球の全ての命の母と呼ばれる豊饒の女神で、姿を現す時は魅力的な少女の姿をとります。信者には豊作と健康な家畜の恩恵を与え、信者になるのを断ったりした者には恐ろしい報いを与えます。

ウボ=サスラ

生息地:地球(南極大陸の先の冷たいくジメジメした洞窟)
地球最古の旧支配者であり、地球上の全ての生物の源と言われるいます。ウボ=サスラの異名である「自存する源」とは、他から産まれた生命体ではないという意味を持ちます。古のものがショゴスを作り出したのがウボ=サラスの組織からとされており、ウボ=サラスも無定形であり多数の擬足を形成して、分裂を繰り返し新たな生物を生み出しています。

グロース(グロス)

生息地:宇宙
移動天体にして邪神。赤く輝く彗星として現れ、錆びた鉄でできた球体のような姿をしています。体は普通の惑星のように星間ガスと塵の混合物と鉄分で構成されており、表面に巨大で真っ赤な一つ目があり、普段は閉じられています。シャッガイ星を滅ぼした

サクサクルース

生息地:時空の彼方
自発的な核分裂によって誕生したアザトースの息子でツァトゥグァ。アザトースとウボ=サスラを混ぜ合わせたような姿をしており、常に無定形でのたうちまわる泡立つ塊であるゲル状の物質として現われます。雌雄同体であるため子供を産むことができますが、産んだ子供は自分で食べています。

シュブ=ニグラス

シュブ=ニグラス
出典:The H. P. Lovecraft Wiki
生息地:宇宙(惑星ヤディスまたはアザトースの宮廷)
豊穣の女神・母神という性格を持ち、地を象徴する神です。巨大な雲状に塊であり、時々一部を融合して索状の黒い触手や短く捩れ先端が黒い蹄となったり、粘液を垂らす口になったりします。現れる時に黒い仔山羊を産むことでも知られています。男性格も持っており、女神マイノグーラと交わりティンダロスの猟犬たちを産ませています。
シュブ=ニグラスとは

ダオロス

生息地:異次元(彼方の領域)
奇妙な幾何学の存在であり、世界の真理、叡智を授ける神であり人間界に災厄をもたらすと言われています。その外見は脳で処理できないほどの情報量を持ち、見たものを狂気へ誘います。魔術的な障壁で囲まなければ体は膨張を続けます。常に3次元以上の世界に存在し、過去、未来、物質を透過し異なる次元に移動することもできます。

トゥールスチャ

生息地:時空の彼方
燃え上がる炎の球としてアザトースの前で踊っている神です。招来によって現れる時はガス状の形を取り地球に入り込み、地下から緑の炎の柱として出現します。出現地点から動くことができません。死・腐敗・衰退といった退廃的なものを糧にしています。

トルネンブラ

生息地:時空の彼方
姿形を持たない音だけの存在であり、生きた「音」そのものです。1度耳にすると決して忘れ去れらない恐怖に満ちた音楽だとされ、アザトースの宮廷ではトルネンブラ自身が楽器となって音楽を奏でていると伝われています。トルネンブラに取り憑かれに魅了された音楽家は音楽の力量と知識を得る代償として、次第に狂気に取り憑かれて正気を失います。

ニャルラトホテプ(ニャルラトテップ)

ニャルラトホテプ
出典:rddit
生息地:さまざま
アザトースや他の神々の意志を体現する存在であり、人間に友好的に近づいては狂気をもたらします。1000種の姿を持ち、一番は暗黒のファラオの外見とされ、他の神話や伝承にも姿を変えて登場しています。人間だけではなく他の旧支配者を蔑んでいおり、天敵であり唯一恐れるものは火の精の旧支配者クトゥグアのみであり、旧神のノーデンスとも対立しています。シャンタク鳥や狩り立てる恐怖などを従者にしています。
ニャルラトホテプ(ニャルラトテップ)とは

バグ=シャース

生息地:宇宙(牡牛座アルデバラン付近)
ヨグ=ソトースに仕える神のひとり。旧神との戦いでイブ=ツトゥルとともに戦っています。さえずる様な音を出す多数の口と多数の目で覆われて、漆黒の暗闇の体を持ちます。アトランティスの時代から魔術師に知られており、よく召喚されています。ただし死者を操る力を持つため、召喚時には危害を及ぼさないように「力の五芒星形」で封じ込める必要があります。

ヒュドラ

生息地:外宇宙の深淵
微光を放つ広大な灰色の原形質状の流動体で、人間を含めあらゆる知的生物達の頭部が突き出しています。様々な世界の生物達から頭部を奪い、その脳から滋養分を吸収します。『魂の射出』の手順で幽体離脱を行った人物のアストラル体を手繰って地球上に顕現し、出会った人物の首を奪い取って元の次元に帰ります。

ヨグ=ソトース

ヨグ=ソトース
出典:A-I Graphics
生息地:次元間
時空そのもののとされる存在です。外見は定まった形を持っておらず、玉虫色の球の集合体として顕現します。多くの魔術師たちの神であり、他のどの空間、どの時間にも行くことができます。アザトースの産んだ無名の霧より誕生し、クトゥルフやハスターの親でもあり、地球生息の旧支配者はほとんどが血縁にあたります。
ヨグ=ソトースとは

旧神の神格の一覧

旧神
旧神は旧支配者と対立する神であり、善なる旧神と邪悪なる旧支配者の間で地球の支配権を賭けて戦いがあり、旧神が勝ったことで旧支配者を地底に封印したり地球外に追放したりしています。善なる位置付けが多いですが、旧支配者同様の振る舞いを取る神もいます。実在する各地域の神話に登場する神は大半が旧神として扱われます。

天照大神

生息地:地球
天照大神は太陽の女神であり、その姿は計り知れない美しさの輝かしい日本人女性の姿で、まばゆいばかりの白い着物を着ています。ムーの古代の島の文明では天照大神を崇拝していました。

ウルタール

元外なる神にして旧神。旧支配者と旧神の戦いの時に旧神側についた、アザトースの副従神であるソトースの子です。

ヴォルヴァドス

生息地:宇宙(ベテルギウスの先のベル=ヤルナク)
古代ムー大陸にてクトゥルフ、イグ、イオドと共に崇拝され、異次元からの侵入者を排除していた旧神です。人間の守護者としての側面が強くあるものの、いつでも人間に友好的という訳でもありません。

オリュクス

生息地:宇宙(オリオン座)
白と紫の炎を盲目にする巨大な柱として現れる神です。その表情は明るく目がくらむが、誰もその熱さを感じません。この神を数秒以上見ることはできません。一目見ただけで、目は激しく痛み涙ぐみます。

玉皇大帝

生息地:地球
玉皇大帝または玉帝(ぎょくてい)は、中国道教における事実上の最高神です。

クタニド(サニド)

クトゥルフの従兄弟、もしくはクトゥルフに極めて近い存在で容姿はクトゥルフに瓜二つです。慈愛に満ちており人間たちを守りたいと願う強く優しい旧神です。

ノーデンス

ノーデンス
出典:ElioSoSavage
生息地:地球
イルカの引く貝殻の戦車に乗った白髪で灰色の髭を生やした人間の姿を持つ地球本来の神であり、してドリームランドの暗黒世界の地下を治めています。人間に対して友好的な神であり、グレート・オールド・ワンやニャルラトテップに苦しめられている者を助けます。特にニャルラトテップと激しく対立していますが、ドリームランドにいる地球の神々の保護については協力しています。
ノーデンスとは

バースト

生息地:地球
エジプト神話において猫の頭をした女性として登場し、クトゥルフ神話でも同様の姿で顕現します。生贄を要求する血なまぐさい女神であり、神としての力は地球とドリームランドに限定されると考えられています。

ヒュプノス

生息地:目覚めの世界とドリームランドの間
基本的には美しい青年の姿していますが、本当の姿は最悪の悪夢のように歪んで怖ろしい旧神です。人が寝た時に見る夢とはヒュプノスの領域で、夢の中でヒュプノスの注意を引いてしまった者は、ヒュプノスが考えるもっと相応しい姿に変えられてしまうことがあり、その者は永久的にヒュプノスと一緒に住まなければならなくなります。

まとめ

いかがでしたか?クトゥルフ神話生物の中で神格は圧倒的存在であり、最強の存在が探索者と戦うにはあまりにもバランスが悪い存在です。ただし、直接対峙しなくとも探索者と敵対する神話生物の眷属やカルトが崇める旧支配者、それらと敵対する神話生物や探索者を助けてくれるかもしれない旧神など知っておくことでシナリオに深みも出てきます。是非とも神話生物の理解を深めておきましょう。

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